「う・・・うわっ!人間くさいっ!」  
「こ・・・これはたまらんでござるなあ・・・。」  
 
美神除霊事務所に居候中の、タマモとシロはT県S市の駅で電車を待っていた。  
仕事依頼があり5人一緒に車に乗ってここまで来たのだが、除霊中に悪霊に車を破壊されてしまったのだ。  
美神のポケットマネーで新車を買うこともできたのだが、美神がそれを断固拒否したので 一番安上がりな電車で帰る事になった。  
ところが、ちょうど夕方の帰宅時間に重なってしまったため、駅に不慣れな・  
というか初めてのタマモとシロはあっさりとはぐれてしまい、2人だけで駅に残されてしまった。  
 
しかし、電車を待っている間にも自宅に帰らんと電車を待つ人間たちがどんどん2人のまわりに増え続け、  
2人はその人ごみと人間くささに辟易しているのだ。  
 
乗るべき電車が定刻に駅に着き、2人は電車に乗ろうとした。いや、乗ることには乗れたのだ。  
しかし、人間の濁流に押され流され、いつのまにか昇降口からは最も遠い、電車の隅に追いやられてしまった。  
タマモははぐれないようにシロのしっぽをつかんでいたため、2人がはぐれなかったのは不幸中の幸いだったといえる。  
結果、シロは窓とタマモにはさまれる形になり、タマモはシロの背中と密着することになった。  
 
「まったく、憂鬱だわ・・・」  
 
匂いというのはなれるものだが、満員電車の熱気はそうもいかない。  
2人は早くここから抜け出したい一心で、この不快な空間を我慢していた。  
 
そうやって何分かたったころ、タマモはひとつの異変に気がついた。シロの様子が変なのだ。  
息が荒くなっていて、肩が呼吸に合わせて上下している。窓枠を掴んでいるのは、脚に力がはいらないためであろうか。  
この様子を見ていたタマモはある予想をたて、確かめるためにひとつの行動に出た。  
シロの耳にふうっと息を吹きかけてみる。  
するとシロは、びくっと体を震わせて反応した。もう間違いない。  
「あうぅぅっ・・・!な、なにするでござるかっ!」  
「シロ・・・あんた・・・」  
発情だ。そういえばここ一ヶ月ほど交わってないので、時期的にはそろそろかもしれない。でも・・・  
どうして?タマモにはひとつの疑問があった。  
発情は人狼の霊力がもっとも高まる真夜中にはじまる。  
しかし今は夕方だ。日も落ちきっていないのに、なぜ発情が始まるのか?  
ひとつの答えを思いついたタマモは、シロの肩越しに外の風景を見て納得した。  
群青色の空には、満月が浮かんでいたのだ。  
 
満月は人狼の霊力に多大な影響を与える。発情の時期と満月の時期が重なって、夕刻から発情がはじまったのだ。  
(うっ・・・拙者、耐えられそうにない・・・でござるっ・・・!)  
シロは、津波のように押し寄せる体のうずきをなんとかおさえようと必死で耐えていた。  
その状況下では、人間たちの熱気も、電車の振動も、全ての感覚が媚薬のように感じられる。  
肌が敏感になり、目の奥が熱い。すでにシロの秘部は濡れはじめていた。  
「シロ・・・大丈夫なの?」  
シロの苦しそうな様子に、心配になったタマモは声をかけてみた。しかし、  
「タマモぉ・・・無理でござるよぉ・・・」  
シロは振り返りながら、息も荒くこう答えた。切なそうな、しっとり潤んだ瞳でタマモを見て。  
その表情があまりにも扇情的でかわいかったので、ついタマモのスイッチが入ってしまった。  
なんというか、シロは結果的にタマモの嗜虐心をそそることになってしまったのだ。  
「ひゃんっ!」  
シロがつい声を上げてしまった。タマモがシロの腰のくびれをつーーっと指でなぞったからである。  
「タっ・・・タマモっ!?なにを・・・」  
抗議の声を上げようとすると、タマモはシロの耳もとでこう言った。  
「静かに。あまり声だすと、人間に気づかれるよ・・・」  
そのあとで耳の中に舌をねじこむ。それだけの刺激でシロは息をいっそう荒くした。  
 
タマモはまず右手でシロの腰のくびれを、そして左手で太ももを触り始めた。  
シロのジーンズは左足の部分がざっくり切り取られているため、その肌に簡単に触れることが出来る。  
シロの太ももの感触を確かめるように、タマモの左手は優しく撫でるように動いた。  
「ひあっ!こッ、こんなところで・・・!」  
「そうね、こんなところだから、あんまり声出したらダメだからね」  
こういう言葉でシロを辱めるのは、美神除霊事務所の屋根裏でいつもやっていることだが、  
さすがにこういう状況だとこの言葉は真実味を帯びる。  
そしてシロはこういう言葉責めと状況に弱いということを、タマモはよく知っていた。  
サムライとしての誇りと快楽の板ばさみ。その間でゆれるシロは言葉で虐める甲斐がある。  
「ふふ・・・いやがらなくてもいいじゃない。この状況、楽しんだら?」  
「せっ・・・拙者サムライでござる・・・あううっ!!」  
抵抗の言葉を紡ぐシロは、その反応こそがタマモを楽しませることを理解していない。  
「ふぁっ!ああっ!・・・こんな、こんなの人に見られたら・・・んんッ!」  
恥ずかしくて死んでしまう・シロはそう続けようと思ったが、タマモの右手が自分の胸に伸びてきて言葉が続けられなかった。  
服の下で、タマモが控えめな乳房を撫で回す。  
シロは基本的にノーブラなので、簡単に乳首に触れることができた。  
 
シロの乳首は、すでに硬くとがっていた。  
しかしあえて触れることはせず、タマモはシロの乳房を撫で、触り、揉みつづけた。  
服の下で、シロの胸が不規則に形をかえる。  
もはやシロは窓枠につかまっていないとたっていることすら危うく、脚がガクガクと震え始めた。  
「あ・ああっ!だめっ!やああっ!」  
ついにタマモは乳首をつまみ、押しつぶすなどして刺激を与え始めた。  
今まで声を出すことをなんとか我慢してきたシロだったが、さすがにこれには声を出してしまう。  
しまった・と、シロは周りをみたが人間たちはまだ気づいていないらしい。  
・・・今のうちに、なんとかやめさせないと・・・  
そう思うのだが、発情とタマモがもたらす快感は溶けそうなほどに気持ちよく、拒むことができない。  
このときシロは気がつかなかったが、実は電車に乗っている人間全員がタマモの幻術にかかっていたのだった。  
そのために、電車に乗っている人間にはタマモとシロを認知することができない。  
この状況を存分に楽しむためにタマモが考えた結果である。  
「・・・ッ!?あ・・・ッあああっ!!」  
つい大きな声が漏れ、あわててシロはくちをおさえた。  
タマモが太ももの愛撫をやめ、ジーンズの切れ端から手をいれてきたのだ。  
尻肉を激しく揉み、後の割れ目に指をいれて菊門を嬲る。  
「―――――――ッッッ!!んん・・・あくぅッ!!」  
もはや自分で口をおさえてないと声がおさえきれない。  
「ねえ、シロ。あんた本当にエッチなのね。まわりに人間がいるのにこんなにしちゃって・・・」  
 
「違ッ!せ・・・拙者は・・・うあぅ!」  
「違うって?ここ、こんなに溢れてるのに?」  
これまでの愛撫で、シロの秘部はもはや愛液をとどめきれず、ふとももを伝って電車の床に雫を落とした。  
その様子をみて、タマモは胸の愛撫をやめて、右手を前からジーンズの中へ浸入させた。  
すでにシロのショーツは役に立たないほどぐっしょりと濡れている。  
それを自分で感じて、シロはますます恥ずかしさで頭が火照った。  
「シロは前と後、どっちが好き?」  
そういうとタマモは、右手で前を、左手で後を嬲り始めた。  
前後からの快感はたまらない刺激で、シロはここが電車であるにもかかわらず悶えた。  
「ふあっ!ああんっ!!やめっ!!くっ・・・ん!後は・・・後ろはああッ!!」  
「シロって、後のほうが好みなの?」  
菊門を嬲られることには、全然なれていないため、恥ずかしいからやめてくれ・とシロは言おうとした。  
タマモだってそんなことは知っているが、この際なので徹底的にシロをいじめることにした。  
「だから、あまり声を立てたらだめ。」  
そういうと、タマモは自分の指をシロの秘裂に挿入した。  
「くあっ!やあああぁぁぁ!!」  
奥に入ってくる指に、シロの腰がびくびくと痙攣する。  
あまりの快感に、もう声をおさえることはできない。  
タマモの指が往復を繰り返すたびに、愛液が指をつたって床に染みを作る。  
 
ふとあることを思いついたタマモは、シロに聞えるように、耳もとでこうつぶやいた。  
「変化」  
するとその瞬間、律動を繰り返していたタマモの指が何倍も太くなり、男の肉棒を形づくった。  
「―――――――――ふあっ!?あああっ!!」  
この突然の奇襲、そしてそのまま続けられる動きに、シロは目を硬くつぶり、睫毛をふるふると震わせた。  
「あっ!やああぅ!だめっ!だめえっ!」  
この密着状態ではいつものように挿入できないので、指にその代わりをさせたのだ。  
満員電車内での淫らな交わりは、シロをどんどん高みに押し上げていった。  
指に合わせてシロの腰がくねる。さらなる快感をもとめていやらしい動きをしてしまう。  
「結局、シロって最後には自分から動くよね。あんた分かってる?」  
「くあっ・・・!!そんなぁ・・・タマモ、いじわるでござるよぅ・・・!」  
あまりにもかわいいシロの返答に、タマモは指の動きを大きく早くしてやる。  
官能の痺れが腰から背中をかけめぐり、シロは背中、そして喉を思いっきりそらして嬌声をあげる。  
「あぅぅうう!拙者、もう・・・もうっ!!」  
絶頂がちかいことを感じたタマモは、指の律動をさらにはやく、シロの中をかき回すように動かした。  
左手は菊門を虐めるのをやめ、胸にまわして乳首を摘む。  
「シロ!もうイってもいいよ!」  
シロは自分が電車の中にいる・という事実をとうとう忘れて乱れた。  
「くぅぅぅん!ああああっ!!やあっ、あああぁぁぁぁんぅッ!!」  
タマモの指にたえきれず、体が跳ね上がる。シロはついに絶頂に達してしまった。  
窓に寄りかかって果てたシロを見つめ、タマモは満足そうにこういった。  
「満員電車も悪くないじゃない?」  
 
その夜、満月による発情はなかなか収まらず、  
美神とおキヌは一晩中シロの嬌声に眠れないのであった。  
 
 

Gポイントポイ活 Amazon Yahoo 楽天

無料ホームページ 楽天モバイル[UNLIMITが今なら1円] 海外格安航空券 海外旅行保険が無料!