シチュ:仕事でミスをして、横島に怪我をさせる。そのお詫びとして。
「……舐めろ」
「…………え――?」
眼前に跪いたタマモ。その目の前に、俺の規格外の大きさを持ったイチモツが垂れ下がる。
特に比較した事はないから、規格がどのくらいかは知らんけど、多分……いや、確実に標準以上のサイズだろう。その点、煩悩魔人で名を売った俺にとっての密かなプライドであるかも知れない。
「え……舐めろって……コレ……を?」
タマモにとっては、それは恐怖以外の何者でもないのだろう。ややつり上がり気味の瞳は不安に曇り、形の良い唇が明らかにヒクついている。
「そうだ。お詫びなんだろ? 早くしろ」
「う…………」
恐る恐る、ソレにタマモが舌先を伸ばす。眼を固く閉じ、身を震わせながらもゆっくりと……
舌先から垂れた涎が、布団の上に落ちた。
ピンク色にぬめる舌。亀頭に、熱い吐息が掛かった。
――その感触。
俺の……童貞の俺のイチモツを瞬時に臨戦体制にするには充分なものだった。物理的な感触さえ伴って、血液が瞬時に股間に集中するのが感じられる……!
既に先走りで濡れはじめたソレに、タマモの舌先が触れる―― 触るか触らないか、ホンの数ミリのライトキス。
「何――? 何か、何コレ――?」
「く……」
もう、限界だ。
「タマモ……ッ!!」
「え……!? ちょ、ちょっと……」
無我夢中だった。
タマモの顔に、亀頭を擦りつける。
「ヤ……ヤダ! 何か、ヌルヌルしてるよ……!!」
タマモの調った眉、閉じた瞼、形のいい鼻、そして――可憐な、淡いピンク色の唇。
正に『美』そのものといっていいタマモの顔。その上を、グロテスクな亀頭が這い回る。
先走りの粘液を擦りつけ、擦り込む。タマモの顔を、俺の雄が犯して行く――
限界は近かった。
「ちょ……、ヤダ! 横島、やめて! やめ――んぐッ!?」
その唇に、雄を捻りこんだ。柔かい唇の感触と、その奥のぬめる舌。口内の粘膜の柔かさ―― 暴発寸前のイチモツにとどめを刺すには、タマモの口内は贅沢に過ぎた。
「タマモ……タマモ……! タマモッ!!」
「ん……ぐぅ……!? ん、んんんんんんんッ!?」
びゅっ びゅっ びゅっ …………
――事が終わり、イチモツを抜く。
「……っ、ごほっ……えほっ……うぇあああ…………」
精液を吐き出して咽るタマモを眺め、しばし待つ。落ち着くのを待つ。
「……どうだった?」
率直に。
精液だらけの口元を拭い、タマモは一瞬、恨みがましい眼で俺を見つめた。――すぐに、嘆息と共に視線を緩める。
「……にがかった」