『冷たい…。体中が痛い。どうしてだろう』  
おキヌは朦朧とした意識の中で呟いた。  
『そういえば私、弓さんや一文字さんと、霊能の特訓してて…』  
そう思った瞬間おキヌは悲鳴を上げた。  
「きゃあああっ」  
自分が全裸である事に気付いたのだ。  
しかも体はどす黒い縄状の物体で拘束されている。  
「どっ、どうして…!」  
「気付いたのか?!」  
一文字の声だった。  
「目覚めなければ良かったのに」  
何故か一文字は吐き捨てる様に言う。  
次に苦し気な弓の声が聞こえた。  
「あああっ。くぅ…っ」  
「弓さん?どうしたのッ」  
 
おキヌは必死で顔を背け弓の方に目をやった。  
「やめてッ!見ないでぇ…」  
おキヌは絶句した。  
弓がえたいの知れない生き物になぶられている。  
形良い乳房には黒い触手がからみつき  
淡く色づいた乳首を、こねくり回す節くれだった黒い指先。  
長く白い足は、引き裂かれんばかりに大きく開かれ  
弓の桃色の秘肉を、異様な形の触手様なものが  
何度も撫で上げている。  
「お願いッ見ないでぇっ」  
弓は頬を赤く染め何度も頭を振る。  
「あぁあっんッ!いやあ…、もぉ許して…」  
初心なおキヌにも判る。  
 
甘い声であえぐ弓。  
明らかに弓は感じていた。  
触手に股間を撫で上げられる度に、身をよじり吐息を漏らす。  
やがておキヌにもそれとはっきり判る濡れた音が響き始めた。  
―くちゅっ、くちゅっ…、ぬちゅ…  
「やぁああ…」  
弓の股間をなぶっていた触手の先端が真ッ二つに割れ  
その中から細い舌の様なものが大量に現れた。  
その舌は、蜜を滴らし始めた弓の秘肉を音を立てて  
舐め出す。  
―ぴちゃっ、ぴちゃっ、ぴちゃっ  
「あっ、駄目ぇぇっ、やめてッ、あふぅっ」  
弓はのけぞって体を震わした。  
 
おキヌは、目を閉じた。  
だが余計に淫らな音はおキヌの耳を刺激した。  
「いやっいやっいやぁっ」  
弓の肉襞が濡れそぼち、あふれる蜜が床に大きな染みを作る。  
「あっ、どぉしてぇッ!嫌なのに気持ちいいのぉ…」  
弓の体が快感のあまり痙攣する。  
舌が弓の肉襞を掻き分けた。  
長い愛撫のためか、ぷっくりふくらんだクリ○リスが  
蜜をふくんでぬらぬらと光る。  
「はぁぁっ、お願い…、私の中に入って来てぇぇ」  
掻き分けられた唇の間の、濡れた蜜壺がひくひくとうごめく。  
 
得体の知れない化け物は、弓の願いを聞き届けたのだろうか  
一際太い触手が弓の、裂目をなぞり始めた。  
触手は、明らかに男性器そのものであった。  
その先端からは白濁した粘液が滴り糸を引いている。  
「弓さん!駄目ェッ!」  
おキヌは叫んだ。  
「もう我慢出来ないのっ早くぅぅっ」  
弓が叫んだ。  
その瞬間、巨大な触手は弓のぱっくりと開かれた膣の中へと侵入していった。  
「ひぁああああああんっ!」  
弓が歓喜の声を上げた。  
―ぬちゅううっ!ぐちゅっ!ずるっ  
触手はペニスの如く抽送を開始した。  
 
「はっあっハァっんん…っ」  
普段の弓とは思えぬ淫らなあえぎ。  
太い触手をすんなり受け入れた膣壁は意思とは関係なく  
ぴくぴくと痙攣し、腰がより深い快感を求めて浅ましくうごめく。  
唇からは唾液が透明な糸となってこぼれ  
まるで盛のついた雌犬のようだった。  
「いいっ!いいのぉ…」  
一文字は顔をそむけうめいた。  
「あいつ、さっきからもうずっとあのまま…」  
おキヌは改めて弓を見た。  
弓の体は汗と白濁した体液にまみれぬめっている。  
弓の花芯を犯す触手すら、弓の愛液でべとべとになっていた。  
 
「はああっ!もぉたまらないのぉぉーっ」  
弓は足りないとばかりに、自らの手で乳房を揉みしだき  
乳首をひねり腰を激しく振りたくった。  
―じゅぶっ、じゅぶっ、ぷしゃあっ  
大量の愛液が弓の肉襞から溢れ出した。  
「ああっいくぅっ、いっちゃうぅぅっ」  
弓は叫んだ。触手は信じられない程太くなり  
弓の膣が限界まで拡張される。  
―ぐちゃっ、ぐちゅううっうっ  
バリッ  
「弓さぁんっ!」  
異様な音と共に弓の膣は裂けていた。  
「ひああああっ」  
弓が白眼を向く。  
「あああっ、オカシクなっちゃうぅ…」  
 
しかし、おキヌの心配は無用だったらしい。  
弓は痛みなど感じていなかった。  
不気味な触手が分泌する謎の液体が快感を増進し  
痛みや恐怖を麻痺させていたのだ。  
弓にあるのはただの悦楽。  
「あああっ。いくぅーっっ!!」  
弓は狂った様に腰をひくつかせ、激しく震えた。  
魂を砕くほどの絶頂。  
その瞬間  
―ぶちゅるるるるぅっ。びしゃああっ。  
脈打つ触手から、弓の胎内に汚液が大量に吐き出される。  
化け物の精を受け入れ痴れ狂った弓は歓喜の笑みを浮かべた。  
「弓さんッ!」  
おキヌは悲鳴を上げた。  
 
「あぁ…熱いぃ、ここが熱いのぉ…」  
壊れたように呟くと弓はがくりと気を失った。  
「いやぁーっ!弓さんっ!しっかりしてっ!」  
「弓っ!大丈夫かよっ」  
叫ぶおキヌと一文字の前に、弓を犯し壊し狂わせた  
不気味な化け物が姿を見せた。  
声も上げられず震える二人の餌食を見て  
化け物は、まるで笑ったかの様に見えたのだった。  
 
 
「くそっ!近付くんじゃねぇよっ!」  
嘲り笑いを浮かべた化け物はじわじわと一文字に近付きつつあった。  
「化け物っ!弓を元に戻しやがれっ!」  
一文字に怒りの声に化け物はニヤリと笑う。  
「化け物か…。我をそんな下等な生き物と一緒にされては困る」  
「じゃあアナタは一体何者なの!?何故こんな事をするの?」  
おキヌの問いに化け物が答える。  
「我は魔界72の悪魔の一柱、バイモンだ」  
「魔界…。あしゅたろすの仲間…」  
「よく知っているな。だが私はアシュタロスの様な愚者ではない」  
 
「神界魔界の緊張緩和を破壊して、この様な楽しみを放棄はせぬ」  
「ああっ!」  
バイモンの触手が一文字の全身にからみつき、絞め上げた。  
「ぐぅ…っ」  
息が詰まり顔を歪める一文字。  
「一文字さん!」  
「ぐっ。畜…生」  
「先程の娘はあっけなく堕ちた。お前は抵抗して楽しませてくれ」  
「あぐぅ」  
一文字のハッとする程滑らかな肌に、赤黒い触手が食い込む。  
露になった乳房をバイモンの黒い手が強く掴んだ。  
「あうっ」  
苦痛のあまり目尻に涙をにじませる一文字。  
 
可愛らしい乳房が捻られ異様な形に変形する。  
「くっそぉ、こん悪魔が。絶対にぶっ倒してやる…」  
「ふっ、まずはその口を塞ぐか」  
悪魔の触手が一文字の唇に殺到した。  
必死で口を閉じようとする一文字。  
だが触手は力ずくで一文字の唇をこじあけ口腔内に侵入してきた。  
「くはっ」  
異様な臭気が口の中に満ち一文字は目を見開いた。  
触手は一文字の口の中を糅躙する。  
逃れようとする一文字の口の中で触手は一斉に大量の汚汁を吐き出した。  
「うっがはっ」  
吐き出そうする一文字。  
だが吐き切れずに咽下してしまう。  
 
「なん…。これっ」  
ぬめった汁を無理矢理飲まされ、一文字はうめく。  
「まさかっ毒?」  
不安気なおキヌを見下ろしバイモンは言い放つ。  
「獲物を殺しはせぬ」  
大量の触手が口の中から引き抜かれ、一文字はようやく  
呼吸がまともに出きる様になった。だが  
「なっ、なんだこれっ」  
体が震え下腹部が熱い。力が入らない。  
「くぅっ」  
熱に浮かされた様な一文字の体を触手が捕えた。  
体を大きく開かれ一文字は甲走った声を上げた。  
「いっ、いやっ」  
「良い声だ」  
「離せっこのぉ」  
 
「お前の乳房も脇も、いやらしいその穴もすべて見えるぞ」  
「やめろっやめてくれっ」  
「お前の襞からは、すでに蜜が溢れている」  
そういうと、悪魔は指を一文字の花芯に潜り込ませた。  
―くちゅっ  
「いやああっ」  
淫らな音が一文字を追い詰める。  
悪魔の指が一文字の肉襞を柔々と撫で、快楽を導く。  
「あっ、あ…っ」  
悪魔は濡れた指を引き抜き、一文字の顔に突き付けた。  
「こんなに濡れている。所詮は未熟なGS。いや、ただの小娘か」  
「くっ馬鹿にする…ああ?!」  
 
ぬめる触手が一文字の体中を這いずり始めたのだ。  
柔らかい乳房に、固く尖った乳首に、細いウェストに、  
尻に  
そして敏感な裂目にも…。  
「ああ、やめろっやめて…」  
必死で抵抗する一文字の声が切な気に乱れ始める。  
「やめ…っ。っぁあ…。はぁっ」  
―ちゅぶっ、ぬちゅうっ、じゅるぅっ  
ある触手は生き物の様に、一文字の滴る蜜をすする。  
他の触手は淡い花びらを割って、敏感な肉の芽を攻めた。  
乳房を揉み続ける触手。  
乳首にからみつき声を上げさせる触手。  
 
一文字は触手が与える快楽に溺れかけていた。  
「一文字さんっ!お願いっ!しっかりしてっ!」  
「あ…。おキヌ…。ああぁあっんんっ。駄目っ」  
意識を保とうとするものの、押し寄せる快楽が  
一文字の意識を吹き飛ばす。  
恥ずかしい程に体がうずき、意思とは関係なく声が漏れる。  
「駄目っ駄目ッ、あっはぁ…」  
「この娘にもうお前の声は聞こえん。あるのは肉の快楽だけだ」  
「ああっあんっ。ああ…。ぃいよぉ…」  
一文字の目は虚ろだった。  
「お願いぃっもっとぉ…」  
 
―くちゅっ、くちゅっ、くちゅうっ  
「もっとぉ…。もっとクリ×××いじめてぇっ。気持ちいいのぉ…」  
触手は激しく一文字の体を刺激する。  
「やめてッ!一文字さんを助けて!」  
おキヌの目から涙かこぼれる。  
「あぁっ、もぉっ耐えられないよぉ」  
頬を染めて一文字があえぐ。  
「助けてぇ…」  
「どうして欲しいのか言ってみろ」  
「アタシのお××こに太いの入れてぇっ、掻き回して…」  
息も絶え絶えに一文字が言った。  
その顔は淫らな雌だ。  
うごめく腰がブルブルと震える。  
 
淫らに濡れた襞はそこだけ別の生き物のようにひくついている。  
「それが、お前の求める(助け)…か」  
先ほど弓を犯した巨大な触手が、蛇の様に鎌首をもたげ  
一文字に膣周辺をまさぐる。  
「あっあああっ。早くぅ」  
自らペニスの様な触手に腰を押し付け振りたくる。  
一文字とは思えぬ痴態であった。  
一文字の花びらから溢れる蜜で太い触手がぬらぬらと光る。  
「お願いっ。もう、気が狂いそうなのぉ…」  
―づぷりっ  
触手が一文字の膣穴へと頭を埋めた。  
「はああああんっ!」  
それだけで一文字は喜びの声を放つ。  
 
「もっと奥にっ。お願ぁ…い」  
触手は襞を撫で回すと、一文字の奥深くへと潜り込んだ。  
「ああああああっ!アタシの中に、入ってくるぅっ」  
のけぞってあえぐ一文字の体から汗と触手が分泌する汁、そして愛液が  
混ざり合って飛び散る。  
「おっきくて、気持ちいいっ、いいよぉ…。あふぅっ」  
性の悦びに浸り悶え狂う一文字。  
「嘘、一文字さん、嘘ぉ…」  
おキヌはただ呆然と涙を流すしかなかった。  
触手が再び一文字の唇を撫でると、一文字は自ら口を開き受け入れ、  
舌で犬の様に触手を舐め回す。  
 
「はっはぁっ。アタシの中でお×ん×んが、暴れまわってるよぉ」  
触手に蜜溢れる壺を掻き回され、一文字は叫んだ。  
「駄目っ、もぉ我慢出来ないぃぃっ。」  
長い足が弧を描き、快楽に狂った一文字の顔がおキヌの目に映る。  
「いっ、イクうっっいっちゃうっっ!」  
めくれ上がった桃色の肉襞から驚くほど大量の蜜が溢れこぼれる。  
極太の触手が一際高く一文字の子宮を突き上げた。  
「っああああ!ひぁあああっッ!!」  
一文字の体が激しく震え、一文字は意識を手放した。  
 
ぐったりと倒れ意識のない一文字の体に這いずり回る触手。  
未だ一文字を犯し続けていた、太い触手が倍に膨れ上がり  
一文字の膣と子宮に大量の汚液を放った。  
意識のない一文字の体がびくりと震える。  
触手を膣から引き抜くと、大きく広げられ剥き出しになった  
一文字の膣口から、一筋の血とどろりとした汚液がこぼれた。  
「ひどいっ、一文字さん…」  
おキヌはすすりないた。  
「…こんなのって、こんなのってない!」  
「我にかかれば、魔導をかじった程度の小娘など、玩具に過ぎん」  
 
一文字を解放した、悪魔はおキヌににじり寄る。  
「いやあっ、こないでっお願いっ!」  
おキヌは、恐怖に青ざめ悲鳴を上げた。  
「誰かッ!お願いっ!た、助けてッ」  
必死でもがくおキヌの耳元で悪魔は囁いた。  
「無駄だ。ここはすでに魔界。お前達が偶然にも書庫で見付けた本には  
魔界とこの世界をつなぐ魔法陣が刻まれていた。  
その魔法陣にお前達の霊能力が干渉しここは魔界と変わり果てたのだ」  
おキヌは死んだ様に動かない弓と一文字を見た。  
『早く助けないと…!』  
「誰かぁッ!美神さんっ!横島さんーっ!」  
 
「泣け、喚け、そして己の無力さを知れ」  
悪魔はおキヌを嘲った。  
「お前の手足を戒めているのも、我の体の一部だ」  
おキヌはゾッとして自分の手足を見た。  
赤黒い縄の様な物がズルリと動いておキヌの手足をきつく絞め上げる。  
「い…痛ッ」  
おキヌは小さくうめきながらも、キッと顔を上げた。  
「ゴーストスイーパーは悪魔の言いなりなんかならないわ!」  
おキヌはバイモンを睨み付ける。  
「早く私たちを解放して!」  
「面白い」  
悪魔は残忍極まりない微笑を浮かべ、舐める様におキヌを見下ろした。  
 
「その矜示がいつまで持つかな」  
悪魔の腕がゴムの様に伸び、意識を失った弓と一文字の  
首を掴んで持ち上げた。  
「一文字さんっ!弓さんっ!」  
「従わねば、この娘共の首をへし折るが?」  
「ひっ、ひどい…っ。悪魔っ」  
「その通りだ」  
おキヌはうなだれた。  
「お前は我の奴隷だ。判ったな」  
おキヌは屈辱に涙を浮かべ  
「…これ以上一文字さんや弓さんに触らないで」  
「良かろう」  
悪魔は高笑し言い放った。  
「跪け」  
おキヌは唇を噛み締めながら悪魔に従った。  
 
おキヌの前に巨大なペニスが突き出された。  
「ひっ」  
弓と一文字を壊したあの触手だった。  
それは今も粘液にまみれ不気味に動めいている。  
「しゃぶれ」  
「い、嫌…」  
「お前の仲間の首が胴体と別れる事になるが」  
「…」  
おキヌは涙をにじませながら、そのおぞましい男性器に口付けた。  
「う…っ」  
異様な味と臭いに吐きそうになりながら、おキヌは必死だった。  
汚液を分泌させる先端を舐め、巨大な亀頭の様な部分を  
口を開けて頬張る。  
おキヌに男性経験はなかったが、時々友達から話を聞かされる事があった。  
 
言わば聞きよう聞き真似で、悪魔の男根にフェラチオで奉仕しているのだ。  
羞恥と恐怖、怒りがおキヌの胸を支配していた。  
「うぐっ」  
巨大な触手が無理矢理おキヌの喉に入り込み蠕動を始めたのだ。  
「ぐう…。やめッ苦し…」  
おキヌの哀願も気にとめず、悪魔の男根は口の中を思う存分に糅躙した。  
息も絶え絶えに喘ぐおキヌ。  
触手が膨れ上がったかと思うと、おキヌの口の中、顔、胸、  
あらゆる所に悪魔の汚液がぶち撒けられた。  
体中から汁が滴りおキヌは悲鳴を上げた。  
 
悪魔の汚汁にまみれたおキヌの体を、細い触手が這い回り始めた。  
「きゃあああっ!」  
「案ずるな。我が液は中枢神経を犯し、性感を刺激して雌を狂わす」  
悪魔が獲物を仕留めた狩人の眼差しでおキヌを見た。  
「お前もすぐにそうなる」  
「そんなっ」  
おキヌは狂った様によがる弓や一文字の痴態を思いだし恐怖した。  
そして、その恐怖は現実となり始めていた。  
まるで骨がなくなった様に力が入らず、体中が熱い。  
「う…嘘…あ」  
自分の意思とは裏腹に、おキヌは感じ始めていた。  
 
「やっ、やだあ…。いや…」  
白い肌がしっとりと染まり、薔薇色の乳首が固く尖り赤く色付く。  
頬が紅潮し、知らず知らずに喘ぎ声が漏れる。  
美しい黒髪が乱れて広がる。  
「…っあ。あぁ…。はぁ…」  
「案外に脆いな」  
「くぅ…っ。負け…ない…わ」  
「そうか」  
触手が動きを強め、乳首に激しく吸い付く。  
「っっあああー!」  
触手が乳房の形を変形させる程にきつくからみついた。  
触手が激しく乳首を攻め、おキヌは泣き叫ぶ。  
「いやあ…っ」  
痛いだけではなく、熱い快感が胸から広がる。  
 
「抵抗せずに身を委ねた方が苦しまずに済むぞ」  
悪魔の囁きは波動となって、体を震わし下腹部を刺激する。  
「あっ。はぅぅ…」  
おキヌのピンク色の唇から漏れる声が次第に甘く、淫らな響きを帯びていく。  
「はあ…。はあ…ッ」  
悪魔の黒い手がおキヌの足首を掴み足を大きく開いた。  
おキヌの閉じた蕾が悪魔の目にさらされる。  
「いやあああ…っ!」  
蕾は露を含み濡れ光っていた。  
「濡れているな。ふっ」  
「やめて…!」  
恥ずかしさのあまり、おキヌは頬を深紅に染め涙をこぼす。  
 
触手がおキヌの蕾に群がった。  
「ひぃぃぃっ。いやあああっ!」  
―ぬちゅっ、ぬちゅっ、ぬちゅっ…  
「はああっ、あああっ」  
触手が閉じた蕾を押し開き、隠された部分をあらわにする。  
そこは濡れて淫らな汁をこぼれさせてていた。  
「ぃやあっ」  
おキヌは自分が感じ愛撫を求めている事を思い知らされた。  
「嘘。こんな…っ。ぁはあっ」  
触手は蕾の先端の薄皮に包まれた、肉の芽を攻め出す。  
「ぃあああーっ!」  
敏感な芽を攻められ、おキヌは太股を震わせた。  
 
「やめ…。駄目っああああっ!」  
―くちゃくちゅっ、くちゅくちゅっぬちゅっ  
乳首を吸い、乳房をなぶり、芽を弄び襞をまさぐり、  
触手はおキヌの理性を剥ぎ取っていく。  
「はははっ!良い格好だ」  
悪魔の笑いも耳に入らない。  
おキヌは必死で押し寄せる快楽と戦っていた。  
「かはっ、あっ、あああっ、ああっ」  
だがその戦いは一方的な敗北と化した。  
おキヌは喘ぎ、悶え、下半身から蜜を滴らす雌となっていた。  
「はあっあん、っふうっ、あああんっ」  
―ぴちゃっぴちゃっぴちゃっ  
 
「何が欲しいか言ってみろ。お前の望む物を与えてやる」  
悪魔はおキヌの両足の間に体をいれた。  
悪魔の股間から巨大な男根が首をもたげる。  
男根はおキヌの蕾をなぶり撫で上げた。  
「あはっ、きゃうんんっ」  
おキヌは悦びの声を上げた。  
瞳は熱く潤ませ、頬を染めて、悪魔の根を求める様に蜜を垂れ流す。  
飢えた獣が肉にむしゃぶりつく様に腰を動かし、秘部を男根にこすりつけた。  
「ああ…。駄目よぉ。でもぉ…っ」  
おキヌのすべてが悪魔を求めていた。  
「欲しい…」  
 
いや、むしろ一文字や弓の様に早く楽になりたいとすら、思った。  
「おねがぁ…い…」  
悪魔は勝ち誇った顔で、おキヌの襞にその巨大な根を挿入した。  
「っはあ!」  
―ズブッ、ズズズゥッ  
「いあああああっ!」  
巨大な男根に貫かれたのにも関わらず、破瓜の痛みは感じなかった。  
求めていた物、膣を満たす充足感。  
熱い悦楽。  
おキヌは狂った様に腰を振った。  
「ああああああっ!すごいっ!気持ちいいのぉ…  
こんなに大きいのが、私の中に入ってるぅ…」  
 
弄ばれた乳首は石の如く固くなり、赤紫に変色していた。  
乳房の間を悪魔の粘液が滑り落ち淡く翳る股間へと流れてゆく。  
『どうして…どうしてこんなに気持ちいいの?  
体が溶けてしまいそう…。ああ…』  
甘い吐息を漏らし、おキヌは子宮を支配する悦楽に身を委ねた。  
「ああ…ああ…」  
意思とは関係なく、蜜壺が触手を締め付ける。  
「まだ足りない様だな。淫らな小娘だ」  
「いやあ…。そんなあ…」  
「足りないならばこちらにも突っ込んでやろう」  
粘液を滴らす細い触手が寄り合わさってもう一つのペニスを産み出す。  
 
「あふぅ…っ。もう一本…の…?」  
その新たな怪しい触手が、おキヌの白い尻の割れ目を撫でた。  
「きゃあん…っ!やっはぁぁ…」  
おキヌが淫らな声を上げる。  
触手が愛液と悪魔の汚汁でびしょ濡れの、菊座に侵入した。  
―ズルッ、ぶちゅうぅッ!  
おキヌは背筋を反らして叫ぶ。  
あどけなさすら感じる唇から唾液がこぼれた。  
「ひあああっ!」  
腰を振るおキヌの動きに合わせて、触手はおキヌの直腸内を  
征服しようとしているのだ。  
膣と直腸を満たすペニスにおキヌの神経は焼き切れそうだった。  
 
肉襞と腸壁を激しく擦られおキヌは気が狂いそうになる。  
「ひああっ!ああううんっ!お尻がぁ…っお×××が気持ちいいのォ…  
ああ…っ!壊れそう…やめないで…もっとぉ、もっと擦ってェ…ッ!」  
耳を覆いたくなる様な淫らな言葉を連発するおキヌ。  
膣もアナルも限界まで押し広げられ、その中で触手が  
激しくピストンを繰り返す。  
「はっ…あぐぅ…っ、ふああっ」  
触手が暴れ回り、おキヌの下腹が、男根の形に膨れ上がる。  
「ひああっふあっ」  
おキヌの体がひきつけを起こしたかの様に跳ねる。  
 
もはやおキヌの神経は限界だった。  
目の前で親友が犯され、今その悪魔に処女を奪われ  
尻の穴まで犯されて狂った様に悶えているのだ。  
まともな精神状態でいられる筈がなかった。  
触手が、乳首に、乳房に、脇に、腰に、太股に  
髪に、顔に、唇に、首に、足に、クリトリスに、膣に、尻に  
あらゆる所を犯し、おキヌの性感をかき立てる。  
おキヌは粘液まみれで絶頂に達しようとしていた。  
「もぉ駄目ェっ壊れちゃうっっ!っうっうっ、イクッイクぅッ!」  
 
―ぐちゅぐちゅっぐちゅっ…ぬちゅぅッ  
ビキビキッ!!  
「ひああああああっアアアアアッ!」  
―ずぶずぶッ!  
幾本もの触手がヴァギナとアナルに一気に入り込み  
一斉に白濁した液体を放った。  
おキヌは壊れた。  
「ひあ…あは…んおま×こもお尻も精子でいっぱい…  
くちゅくちゅして気持ちいいのぉ…」  
大量の汚液と愛液、血を滴らせ、おキヌは乳房を揉み  
クリ×リスをこねくりまわして笑っていた。  
その唇の端からよだれが垂れる。  
「…もっとぉ…あああ…突いてぇ…」  
横たわるおキヌの体を触手がチロチロと這いずり回っていた。  
 
 
 
「う…」  
「気が付いた?おキヌちゃん」  
「美…神さん…」  
目を醒ますと美しい亜麻色のロングヘアの女が微笑んでいた。  
「私一体…?」  
「アナタは科学部の爆発実験に巻き込まれたの」  
「……え?」  
おキヌは叫んだ。  
「一文字さんと弓さんは?!」  
「とりあえず無事よ」  
「そうだおキヌちゃん。ゆっくり休んでくれたまえ」  
美神のとなりには何故か西条がいた。  
ここにオカルトGメンの西条がいる理由は判らなかったが  
眠気が襲ってくる。起きていられない。  
「眠って。おキヌちゃん」  
「…は…い」  
 
眠ったおキヌを見て美神は溜め息をついた。  
弓、一文字、おキヌは偶然が重なり呼び出された、下級悪魔になぶられ  
ひどい有り様だった。全員が廃人寸前だったのだ。  
異常に気付いた美神が駆け付けた時には、六道女学院は魔界と繋がり  
おキヌ達は悪魔の毒牙にかかっていた。  
口ばかりで大した悪魔ではなかったが、おキヌ達のダメージは深刻だった。  
そこで美神はGメンと協力、被害を受けた女生徒達の記憶を封じたのだ。  
「馬鹿横島を連れて来なくて良かった。  
おキヌちゃん。何もかも、忘れるのよ」  
美神は祈る様に呟いたのだった。  
 
 
FIN  
 

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