「ギザロフを倒してレイチェルも取り戻した。後はカオスを復活させるだけだ。  
村を追われてから色々とあった。我ながら、良くここまで来たものだ」  
 
ウィラー達を倒した夜、ランディウスは仮陣営の寝所で回想に浸っていた。  
 
「今の俺が本当に気になるのは……」  
 男  
 女  
→一括表示  
 
 シェルファニール  
 レイチェル  
 セレナ  
→次の選択肢へ  
 
「あの三人じゃなくて……」  
 ジェシカ  
 リスティル  
 フェラキア  
→次の選択肢へ  
 
「その三人でもなくて……」  
 ランフォード  
 ウィラー  
 バルク  
→次の選択肢へ  
 
「野郎は放っておいて……」  
 ボーゼル  
 ナール(オロチVer)  
 アイヴァー  
→次の選択肢へ  
 
「それは論外で……」  
 フレデリック  
 ブラー  
 ブルーノ  
→次の選択肢へ  
 
「俺は何を考えてるんだ……」  
 リッキー&マクレーン  
 ローゼンシル  
 エミリー  
→次の選択肢へ  
 
「やはり、彼女しかないな」  
→アンジェリナ  
 最初の選択肢へ行かない  
 最初の選択肢へ戻れない  
 次の選択肢は存在しない  
 
「身分違いかもしれないが、彼女とは運命的な物を感じる。  
あの日から、俺はあの女の子が、アンジェリナの事で頭が一杯なんだ」  
 
ランディウスの(バリスタ)は告白相手が居ない為、発射する相手を空想の中へ定めた。  
 
カオスの復活から数日後、ヴェルゼリア軍は数に物を言わせて  
カコンシス軍を討ち破り、ランディウス達は王の間へと急いだ。  
 
「お逃げ下さい。姫様!」  
「ロットシュタイン!」  
「ぐわぁ!」  
 
最後の近衛兵が息絶え、生き残った戦力は双子の姫だけだった。  
 
「勝負は付いた。これ以上の流血は無意味だ」  
「剣を置いて下さい。シェルファニール姫。貴女を切りたくありません」  
「……分かりましたわ。投降します。他の皆の命を保障して下さい」  
「姉さん!?」  
「堪えてアンジェリナ。この部屋で戦ったらお母様達が……」  
 
侍女を始め、多くの非戦闘員が王妃の後ろで肩を寄せ合っていた。  
 
「アンジェリナはどうする?」  
「姉さんと同じよ。他の皆を傷つけたら絶対許さないから!」  
「分かってるよ。ナール、皆を安全な所へ誘導してくれ」  
「付イテ来イ」  
 
レッサーデーモンの護衛を付けて、ナールと王妃達は退室して行った。  
 
「さ、二人とも来てくれ。勝ち鬨を上げるからな」  
「「……」」  
「分かってるとは思うが、変なマネをすれば王妃達は…」  
「それだけは止めて」  
「何でもするって言うんなら、その隠し武器を棄てな」  
 
床に棄てたナイフを見て、二人は抵抗する術が無いと悟った。  
 
「ダーハッハッハ! 天才魔軍師アイヴァー只今登場!」  
(暫くお待ち下さい)  
 
「笑いだぁ?」  
「そうだ。破壊の後、再生を生み出す力となるのが笑い。  
それを引き出す為にも、お前達も笑いを学んでおくと良い」  
「アタイ達は破壊が専門でそう言うのは……」  
 
ランディウスが休んでいる頃、別室ではカオスの復活後の行動指針について、リッキー  
達がリスティルを介してボーゼルと会議を行っていたが、思わぬ難題に行き詰っていた。  
 
「役に立たないのなら消えてもらうぞ、リスティル?」  
「うぅ」  
「リスティルは貴重な戦力なんだ。そうホイホイ消さないでくれよ」  
「そうですとも。それに、そこまで言うからには手本の一つも見せて頂きたい」  
「まぁ良かろう。しかと聞け。これが、嘗てヴェルゼリアが誇った真のジョーク」  
 
『『『(ゴクリ……)』』』  
 
「ウィラー提督は」  
『『『ウィラー提督は?』』』  
「ウィラー提督は……WINNER提督だ」  
 
爆発音が響いた。  
 
「確かに私達が破るまでは勝ち続けた人ですからな」  
「やるじゃねぇか。ならこちらは……  
セレナ将軍の朝錬の相手は、セ(グ)レナディーア」  
「ナール程、セレナ将軍が強かった訳だ」  
「ま、待っておくれよ! アタイも……  
エミリー、エミリー……副官エミリーはアタイ達のエネミーだ」  
「「エと長音しか合ってないぞ。それは」」  
「封印を解くのは双子が揃ってかラーナ」  
 
爆笑する一同は既に当初の目的を忘れていた。  
 
コンコン!  
 
「ど、どうした?」  
「読者も俺も楽しみタイムなんだ。伏せネタはもう良いだろう」  
「すまねぇ大将。ちぃっと調子に乗り過ぎたみてぇだ」  
「まったく……」  
 
後世の歴史文献によると、この時のランディウスは  
鉄アレイとワセリンを装備していたと言われている。  
 
「さて、イメトレを続けるか」  
『ランディウス』  
「アンジェリナ。今行く『ランディウスの……』え?」  
『ランディウスの本当の姉さんは……ランでぃーす』(?2)  
 
爆発音が響いた。  
 
「アンジェリナ。君もか……」  
 
無論、どの歴史書にも後のカコンシス王・ランディウス  
が夫婦漫才を嗜んだと言う記録は……全く存在しない。  
(暫くお待ち下さい)  
 
「……なんて夢だ。とりあえず、アイヴァーを殴っとこう」  
 
翌日、訳も判らず血達磨にされた天才魔軍師の悲鳴が仮陣営一帯に響き渡った。  
 
 
 
カコンシス陥落から数日後、ランディウスはアンジェリナと  
挙式する為に一室を設け、式の前に花嫁に挨拶をしていた。  
 
「やぁ、元気にしてたかい」  
「……元気な訳無いでしょ。第一、この衣装は何よ、バカにしてるの!?」  
「バカになんてするものか。これから式を挙げるのにぴったりの衣装じゃないか」  
 
アンジェリナはメ(ピー音)ソードを取り上げられ、女神のドレス・  
光のヴェールを装備し、誰が如何見ても立派な花嫁衣裳をしていた。  
 
「よく似合ってるよ。アンジェリナ」  
「あなたに言われても嬉しくないわ」  
「そうかい? じゃあ……用は無いな!」  
 
ランディウスは没収した剣に頼る事なく力任せにドレスを引き裂いた。  
 
「何よ。最初からこうする気だったんじゃない」  
「まぁ、ね。でも気に入ったのなら、もう少しの間着てても良かったんだよ」  
「知ってる? こう言う衣装はね、本当に好きな男が出来た時に着る物よ」  
「もちろん知ってるさ。でもね、王族の女ってのは時には国の為に自分の愛や恋を棄てる  
事も必要なんだ。君の態度次第で大切な故郷が灰になるって事、忘れてないかい?」  
 
人質と国質を取られ、反抗する術無く歯軋りしながら睨む  
アンジェリナの眼光がランディウスの獣欲に火を付けた。  
 
「アンジェリナの言う好きな男に俺がなるよ。これからじっくり、確実にね」  
 
「それで、挙式前に何をしようって言うの?  
何時もみたいに抱きたいのならさっさとしなさいよ」  
「そう焦るなよ。いつも俺ばかり楽しませて貰っ  
てるし、たまにはアンジェリナが楽しんでくれ」  
「どうして欲しいの?」  
「俺達はこれから夫婦になる訳だが、隠し事は良くないと思わないか?」  
 
#ナ〜♪しろ  
 
「冗談「じゃないよ。早く早く」」  
「ぐ……」  
「俺に良く見える様にやってくれよ」  
「分かったわよ。やればいいんでしょ」  
 
観念したアンジェリナは、ランディウスの気が変わらない内に自分を慰め始めた。  
 
「……(姉さんや、国の為よ)」  
 
「ハァ、ハァ…ん」  
「綺麗だよアンジェリナ。もっとよく見せて」  
 
硬くなった?首をしゃぶり、襤褸切れ同然のドレスの裏で潤滑液を出し始めた(ここがアン  
ジェリナ攻略一番の難所、エドベリー渓谷だ。アークエンジェルが雇えるまでは転落事故が  
多発したらしい)を無防備に座るランディウスの目の前で開いて見せ、嫌々ながら、しかし  
それと気取られぬ様に演技力の全てを動員して気持ち良さそうに振舞う。  
 
ランディウスは只見てるだけで何もしなかったが、十数分後にはアンジェリナの  
息は荒くなり、身体が理性の制御から脱し始め、演技が演技でなくなりつつあった。  
 
「一国の姫君ともあろう人が見られて感じてるのか?」  
「……そ、そんな「在り来りな事は訊かないよ」」  
 
アンジェリナの動揺を堪能しつつ遮り、本当に尋ねたのは別の事だった。  
 
「シェルファニール達が見たら、何て思うかな?」  
「そんなの嫌!」  
 
皆を守る為とは言え、自分は世界を混沌に陥れた裏切り者に股を開き、気持ち良さ  
そうに喘いでいる。母や姉と言わず、世に存在する全ての者に見られたくなかった。  
 
「だったらもっと楽しませてくれよ。奥さん」  
「〜っ(誰が奥さんよ!)」  
 
(十分後)  
「……そろそろイキそうか?  
手伝うとしたら、どうして欲しい?」  
「黙って見てて」  
 
甘く切なげに乱れながらもキッパリと断られると、ランディウスは  
残念に思いつつ悪戯心を働かせ、少しからかってやろうと考えた。  
 
 (バリスタ)を使う  
→口を使う  
 指を使う  
 邪魔をする  
 
「……(ペロッ)」  
「ひゃう!?」  
「これがアンジェリナの味か」  
 
わざと音を立て、味わいながら(エドベリー渓谷)を舐め、(画面上方のソーサラーが  
いる辺り)を避けながら左右に焦らす様に舌を走らせる。驚いたアンジェリナの指が目  
や鼻にぶつかったのは愛嬌と考えた。  
 
「いてて、少し離れてくれ」  
 
残った理性と嫌悪感によって、アンジェリナは素直に離れた。  
 
「おっと、止めて良いとは言ってないぞ。そのまま続けて」  
 
アンジェルナは普通に立つだけの力も抜けていた。これ以上余計な手出しをされ  
ない内に、ランディウスの手で達する事の無い様にラストスパートをかけた。  
 
無論、ランディウスがそれを許す筈も無く、(エドベリー渓谷)  
への悪戯を警戒して蹲るアンジェリナに……  
 
 (バリスタ)を使う  
→指を使う  
 繰り返しつつ様子を見る  
 
「……(スーっ)」  
「きゃん!?」  
 
後ろに回り、うなじを指で撫でた。  
 
「ランディウスー!」  
「まだイキたくなさそうだったんで、息抜きにどうかなーと……」  
「余計な事しないで!」  
 
後一歩の所で水を差され、状況を忘れて憤る  
アンジェリナを『可愛いなぁ』と眺めていた。  
 
その後も達しそうになれば執拗な妨害を続け、手を止めれば叱責し、壁を背にすれば  
耳に息を吹きかけ、耳を塞げば(エドベリー渓谷)を撫で、両手を使って部屋の隅で  
守りを固めれば乳?を突付いた。  
 
「いい加減にしてよ。イカせたいの? イカせたくないの?」  
「どうしようかな?」  
 
 (バリスタ)を使う  
→繰り返しつつ様子を見る  
 
「まぁ、アンジェリナに任せるよ。好きにしてくれ」  
「だったら邪魔しないで……ひん!?」  
「おおっと、すまない。手が滑った」  
 
既にアンジェリナの思考はイク事にのみ集中していたが、潤んだ瞳が恨めし  
そうに、救いを求める様に変わるまで、ランディウスは悪戯を止めなかった。  
 
「……そろそろかな?」  
「何が…っ!」  
 
「悪戯を止めるのがさ」  
 
ランディウスは邪魔が無くなった事に安堵したアンジェリナを後ろへ向かせ、  
強引に(バリスタ)を突き刺した。  
 
「ぅ…あ、あっ……」  
「コレが欲しかったんだろ? ちゃんとご褒美を上げるからね」  
 
腰を鷲掴みされて逃れる術も無く達し、涎を垂れ流す上の口を自分の口で塞ぎ、(エド  
ベリー渓谷)の中に行動量が限界を超えてストックされた(バリスタ)を放り込む。  
 
広げて見せながら、本当は突破を防ぐべき役割を持った手は  
最初の一撃で退けられ、押し寄せる快感が全身を駆け回った。  
 
「ぷはっ、…嫌、放して!」  
「ダメだな」  
 
(バリスタ)が出入りを繰り返し、無力な抵抗が一蹴される度にアンジェリナ  
から抗う気力が消えて諦めと快感の為に何もかも棄てる気持ちが強くなって行く。  
 
「お願い、もう止めて。これ以上されたら普通に戻れなくなる」  
「それは好都合だな。俺無しじゃ生きられない様にしてやるよ」  
 
僅かに残った理性の最後の頼みは開放された欲望によって霧散し、  
ランディウスの子種が母体に新たな生命を宿そうと全力で走ったが、  
アンジェリナはそれを防ぐ手段を持ち得なかった。  
 
「元気な子を身篭ってくれよ。子供と三人で行きたいんだ。俺達の出会ったあの森に」  
 
主が快楽を受け入れ、良心が悔し涙と一緒に出て行く  
頃、ランディウスはマイホームパパと化していた。  
 
 
(現実世界)  
「もうすぐ行くから待っててくれ。アンジェリナ」  
 
今、ランディウスは幸せな妄想と希望に胸を膨ら  
ませた夢を見ている。明日の敗北を知らずに……  
 
 
FIN  
 

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