ジュワール国 モノポリス社本社ビル最上階 総帥室
「何て卑怯で卑劣で卑猥なのですか!!」
「何とでも言うがいいわ。貴様が言う通りにしなければマクスウェルを殺すだけだ。」
拉致ってきた大地の巫女イリステレサの抗議を無視して総帥のブランドル(本名インフィニトー)が脅迫をする。
人質とされているマクスウェルは地下の特別牢に監禁されていて脱出は不可能だった。
「・・・分かりました。言う通りにしますから彼の命だけは。」
イリステレサはそう言うと着ていた服を脱ぎ始めた。ブランドルの要求とは”全裸になり奉仕しろ”であった。
服を脱いでいく彼女の姿を見ながらブランドルはほくそ笑んだ。彼は今までの経験から大地の巫女を自分の側に取り込もうとしたのだ。
だが使命感に燃える巫女が金銭や地位で靡かないと思い、快楽漬けにして身も心も自分に忠誠を誓わせようとしているのだ。
「脱ぎ・・・ました。」
全裸になったイリステレサが割れ目と胸を隠しながらブランドルの方を向く。
「隠すな、手を広げて全てをみせろ。」
ブランドルの命令に一瞬拒絶しそうになるイリステレサだが人質の事を思い出し、仕方なく指示通りにする。
「ふむ、中々見事な身体だな。」
イリステレサの身体を暫らく観察するブランドル。すると・・・。
「その胸で我のペニスを挟め。」
イリステレサにパイズリ奉仕を命じた。彼女は悔しそうに唇を歪めながらブランドルの股間に近づきペニスを胸で挟んだ。
ふにっ・・むにゅむにゅっ・・・
ブランドルのペニスをイリステレサの胸が包む。弾力があり、尚且つ柔らかな感触に彼はイリステレサの頭を撫でながら次の指示をする。
「先端を口に含んで舐めろ。」
「はい。」
自分でも良く分からないが彼女は素直に返事をして胸からはみ出している先端部を口に含んで舐め始めた。
じゅぷっ、じゅぷっ・・・・ぴちゃ、ぴちゃ、ちゅっ
音を立てながらペニスをしゃぶるイリステレサ。その表情はとても熱心なもので最初の頃の嫌悪さはまったくなかった。
「(ふふふふふ、効いて来たようだな。)」
実はブランドル、事前に無味無臭で女性のみに効く媚薬効果の有る香(自社製品)を部屋中に充満させておいたのである。
更に微弱で気付かれない程度ではあるが自分に愛情を注ぎ、忠誠を誓うように仕向ける精神波を送っていたのだ。
もうよいぞ。次は机の上で仰向けになり股間を広げろ。」
「何を・・ああっ!!っ・・・・・はい。」
いよいよ犯される。そう感じたイリステレサは逆らおうとするが理性や感情よりも身体に刻まれた快楽が勝ったようで意に反して言う通りにしてしまう。
準備の整った彼女を見てブランドルは先程の行為で更に硬度を増し、勃起したペニスを割れ目にあてがい一気に挿入した。
ずぶずぶずぶ!!ずにゅにゅ・・・プチッ
「あああ!!痛っ・・痛い、止めて下さいっ」
「ふむ、処女だったのか。」
一気に奥まで挿入され、一瞬にして処女膜を破られたイリステレサは止める様に懇願する。
しかし代々自分を封印し続けた憎き大地の巫女を犯し、処女を奪った事で興奮気味なブランドルは聞く耳を持たずに腰を動かし続ける。
「痛い、止め・・・ああん、何故なの・・・気持ち良くなりたくなんか・・・あああ〜ん!!」
淫らにさせる措置のせいなのか元々淫乱の素質があったのかイリステレサは戸惑いながらも徐々に感じ始める。
「漸く感じ始めたか。まあよい、十分に快楽を味わうと良い。」
「は・・はい、ブランドルさ・・・・・インフィニトー様。」
この星のエネルギーを全て持ち去ろうとするモノポリス社総帥ブランドルの正体である侵略者インフィニトー。
全人類の敵である侵略者の本名を叫びながら腰を振るイリステレサ。それは彼女が快楽に屈し始めた証であった。
「今はこれ位にしておいてやろう。まだ時間はあるからな。」
ブランドルはそう呟くとペニスをイリステレサの胎内深くに突き刺した。そして・・・・・。
どぴゅ!!どくどくどくどくどく!!
「ああ・・、精が・・・インフィニトー様の精が胎内を満たして・・・ああんっ、もうイクゥーーーー。」
無警告で大量の精液を胎内に放たれたイリステレサ。彼女は己を満たしていくブランドルの精液による快楽に溺れながら絶頂を迎えた。
「ああ・・・、私は何て事を」
まだ措置による効果が薄かったせいか行為の後、正気に戻ったイリステレサは非常に後悔していた。
人類の敵による快楽を受け入れ、その名を叫びながら腰を振り続けた自分を・・・。
「まだ始まったばかりだ。」
そんな彼女にブランドルは冷酷に告げるのであった。
それから約数ヵ月後〜
「龍穴塔の設計・船の位置の探索に我を封印した仕組みの解明・・・良くやったな。」
「ありがとうございます、インフィニトー様。」
総帥室でイリステレサの功績を褒め称えるブランドル。
あれから連日調教を受け、更に精神波などの影響も受けたイリステレサは深層心理に彼に対する愛情と忠誠を植えつけられていた。
それは大地の巫女としての使命感などよりも遥かに勝り、最早彼女はブランドル無しではいられなくなっていた。
調教が完了したと見るや、ブランドルは様々な命令を下し彼女は見事に遂行していた。
普段は総帥直属軍上級指揮官の制服を着てブランドルの身辺警護を行い夜は愛人として彼の性欲解消に努めていた。
彼女の事は息子のシュバイツァーや重役のシャイアーにすら知らされていなかったのだ。
「早速だが情報が入っている。例の男が明日の晩に本社ビルに忍び込み、お前とマクスウェルを救出しようとしている。」
自分の救出計画があると聞いたイリステレサは嫌そうな表情になった。
「そこでお前はワザと救出されるのだ。」
要するにスパイをやれということである。だがそれは長期になるとそれだけブランドルに抱かれる機会が無くなってしまう。
「隙を見て報告に来ると良い。認証システムに登録しておいたからフリーパスで通れる。」
その言葉にイリステレサは安堵の表情を浮かべる。
「それに明日の夜まで時間はたっぷりある。」
ブランドルは喋りながら彼女に近づく。
「たっぷりと抱いてやろう。」
「インフィニトー様・・・嬉しいです!」
愛しき主の聞いたイリステレサは感極まって抱きつく。そして自らの唇をブランドルの唇に合わせていくのだった。
その翌日の夜、予定通りイリステレサは”救出”された。だが人々は知らなかった・・・。
大地の巫女である彼女がその使命を放棄し敵であるはずのインフィニトーに忠誠を誓ってたことを。
「インフィニトー様、私イリステレサは無事に任務を果たし、貴方様の下へ戻ります。」
救出した一行と夜の道を走りながら、誰にも聞こえないようにイリステレサは呟いた。
これが後に人々から”背徳の巫女”と呼ばれることになる彼女が行動を開始した瞬間であった。
おわり