「フム・・・この身体と容姿はそんなに魅力があるものなのか。」  
 
現在、コムスプリングスの歓楽街を歩いているアリエータに憑依中のゲーヴァス様。便宜上”アリゲータ”といった状態である。  
実は彼女、少し前に自分にしつこく言い寄って来たり身体を触ってくるなどしたナンパ男達を血の海に沈めたばかりだった。  
人間の性生活に興味津々中のアリゲータはそんな事を考えながら尚も歩いていた。すると・・・。  
 
「また会ったね君、僕と一緒に素敵な夜を過さないかい?」  
 
また一人アリゲータをナンパしようとする男が現れた。以前彼女(アリエータ時)にナンパを仕掛けて断られて以来何度もアタックしている男だった。  
 
「(これは都合が良いな。)」  
 
アリゲータは瞬時に判断し、男のナンパを受け入れる事にする。  
 
「貴様が私を気持ち良く出来るのなら一晩共に過してやっても良いぞ。」  
 
「その口調・・・クールで良いね。ふふふふっ、忘れられない夜にしてあげるよ。」  
 
以前とは違う口調に戸惑いはしたが念願の彼女を抱ける機会に男は早速行動に出た。  
 
「んっ!!はむっ!!んんんっ」  
 
道の真ん中にも関らずアリゲータを行き成り抱きしめると口を自分の口で塞ぎ、舌を絡ませる程のディープキスをした。  
周りの人間は無関心で通り過ぎていく。此処では日常的に似たような行為が起こっているからだ。  
 
ぴちゃっ・・ぴちゃっ・・ぴちゃっ・・・  
 
男が舌を絡ませる度に水が滴る様な音がする。アリゲータも目が潤んできて自分から男の舌に自分の舌を絡ませるようになっていく。  
 
「んんっ!んんんんん!!」  
 
突如アリゲータが小刻みに震え、力が抜けたように男の胸に倒れこんだ。どうやらキスだけで軽くイッた様だ。  
 
「可愛い声だったよ。今度はベッドの中でもっと可愛く鳴かせてあげるよ。」  
 
男はアリゲータを抱きかかえると予約してあるホテルへと向かっていった。  
 
 
アリゲータを抱きかかえながらホテルに到着した男は早速予約していた部屋に入った。・・・勿論完全防音である。  
 
「さあ、始めようか。」  
 
「ん・・・はぅうっ」  
 
男はアリゲータをベッドに降ろすと再び彼女を抱きしめキスをする。アリゲータもそれに応える様に男の首に腕を回す。  
 
「さあ、君の生まれたままの姿を見せてくれ。」  
 
暫らくキスが続いた後、男は突如そう言った。  
アリゲータは言葉の意味を理解すると笑みを浮かべながら着ている服を脱ぎ始めた。  
 
「これで・・・良いのか?」  
 
少し恥らう表情を見せながら全裸になったアリゲータ。  
 
「凄い・・・何という美しさだ。」  
 
彼女の生まれたままの姿を見た男は絶句した。美しいまでの肌に蒼く長い髪が掛かった姿はとても幻想的であった。  
そして服を着てた時にはその姿すら感じさせなかった大きく豊かな胸。ゲーヴァスパワーで成長したその胸は100cmを超えていた。  
 
「その胸・・・かなりの着痩せだったんだね。」  
 
 
つづく  
 
 

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