「ああっ、お兄ちゃん…っ、好き、大好きだよぉっ」  
フォルスマイヤー邸、二階にある一室。  
淫乱な牝の声が響き、室内に反響していた。  
「ルイセ、少し黙ったらどうだ?俺は逃げないから」  
「んんっ、だってぇ…お兄ちゃんへの想い、口にしたいんだもんっ…  
あはぁ、い…いい…っ」  
指を秘所に突き入れ、自慰をする少女に、其れを見詰める青年。  
少女の方がルイセ、青年の方がカーマインという。  
兄と妹ではあるが、実際には血は繋がってない。  
カーマインは幼い頃に、この家の主、そしてルイセの実母で  
あるサンドラに拾われ、この家の子となり今まで育てられてきたのだ。  
「あ、はぁんっ、見て…私のここ、こんなに広がるようになっちゃったんだよ」  
厭らしい蜜を零す穴を指で、くぱあっと広げてカーマインに見せつける。  
指三本は楽に咥え込めるだろうか、ピンク色の肉壁が覗く。  
愛液がとぷとぷと流れ、カーペットの生地を汚していった。  
「やらしいな、立派だよ、お前は」  
義理の妹の痴態をにやりと口端を吊り上げながら、見下ろす。  
「ふあっ、は…あ、ああッ。もっと褒めてぇ、ご褒美頂戴ぃっ」  
ひくっひくっと蠢く膣壁、ごりごりと擦りつける物が欲しい。  
自分の指だけでは物足りない。ルイセは桃色の髪を振り乱し、  
体をくねらせ、欲望を口に乗せた。  
「前言撤回、かな。強請る時の言い方は教えた筈だ」  
ベッドの淵に腰を落ち着けながら、冷ややかな目線をくれてやる。  
「あぅ、お…お兄ちゃんのご慈悲を下さい…ませ」  
金と銀の瞳に見つめられ、自分の失態に気付き慌てて言い直す。  
「取り敢えず、合格点…でもそれじゃこれぐらいだな」  
すらりとした足を伸ばし、足の爪先で秘所をぐっと押し付けた。  
ぐりぐりぐり、と足の指で肉芽や膣の入り口を苛める。  
「あ、あああっ、や、やああああっ…そんなのじゃ嫌ぁっ!!  
お兄ちゃんっ、お兄ちゃんを入れて欲しいのっ!!」  
願う、秘所を貫く熱い肉棒を。入れて、滅茶苦茶にして欲しい。  
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「こんな話はどうだろうか?」  
「……お前の妄想力には毎度驚かされる……」  
「はは、まあいいだろ?ティピが居ない今がチャンスなんだ」  
「ああ、お前の周りを飛び回っていた妖精か……」  
「いや、正確にはホムンクルスなんだけどな。  
お目付け役だからって、何かと煩いんだ」  
「そうか……」  
繰り広げられる猥談はとあるアパートの中の一室で。  
元インペリアルナイトのアーネストと光の救世主のカーマイン。  
元居た世界の過去へと仲間何人かと共に召還され、そこで生活をしている。  
最初は幾分か戸惑ったが、慣れれば割と快適に過ごせるようになり、  
男二人、集まれば自然とこういう話しになってくるもの。  
之に偶に、ゼノスやヒューイ、ウェイン等も参加する。  
その時は収集がつかなくなり、翌日には皆が皆、睡眠不足を訴え、  
女性陣の頭には軒並みハテナマークが浮かぶんだとかなんだとか。  
 

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