じゅぽっじゅぽっじゅぽっ・・・
深夜のバーンシュタイン城謁見の間、誰も居ないはずのこの空間から卑猥な音が聞こえてくる。
「ちゅるっ!じゅぽっ・・・陛下、気持ちいいですか?」
「ええ、とても良いですよジュリア。」
なんとインペリアルナイトのジュリアが玉座に座る国王エリオットのペニスをしゃぶっていたのだ。
しかも着ているはずのナイトの礼服や下着は傍らに脱ぎ捨てられていて彼女は今全裸なのである。
見つかったら大変な事態になるが幸いにも国王命令で深夜の立ち入りは禁止されているのでその危険性は無かった。
何故二人がこのような関係にあるかというと二人ともある失恋が原因だった。
エリオットはルイセを、ジュリアはカーマインをそれぞれ好きになっていた。この二人は義理の兄妹である。
しかしこの二人が結ばれてしまった為に2人とも失恋してしまったのである。
その事を知った2人はお互い慰めあった。だがお互い多感な時期である。
慰めあいがより親密になりそれが肉体関係に発展するまでそう時間は掛からなかった。
「ジュリア、もう持ちません。出しますよ。」
「はい陛下、口の中に下さい。」
どぴゅどぴゅどぴゅっ!
「んくっ!ごくごくごくっ。」
口内に発射されたエリオットの精液を飲み干していくジュリア。
「陛下・・・美味しかったです。」
精液を飲み干し、ペニスにこびりついていた部分も舐め取ったジュリアはエリオットに言った。
「ではジュリア、そろそろ行きますよ。」
ジュリアを玉座に座らせて股を開かせて体勢を整えさせる。
「お願いします。私の秘部に陛下のペニスを挿入してください。」
エリオットはジュリアの言葉を聞くとペニスを彼女の秘部に挿入した。
にゅぷっ!ぬぷぬぷぬぷっ!
「ああ〜!陛下のペニス、とても気持ち良いです。」
待ち望んでいた快楽の到来に全身を震わせて悦ぶジュリア。
「ああ陛下・・・陛下・・・ふぁぁ・・ひゃあっ!」
「ジュリア・・・こうして2人きりの時は名前で呼ぶように言ったはずですよ。」
「分かりました陛か・・・エリオット・・・あひィ。」
名前で呼び合うほど主従の関係を超えて親密になっていた2人。
お互いの名を呼び合いながら身体を貪りあっていたがそれも終わりに近づいてきていた。
「エリオット!!私もう駄目です。イクのを我慢できません。」
「分かりましたジュリア。このまま胎内に出しますよ。」
ジュリアの訴えにエリオットは彼女の奥までペニスを突き刺した。そして・・・
どぴゅっ!どくどくどくどくっ!
「ああっエリオットの精液が私の胎内に・・もうイク・・イクぅ・・ああああ〜〜。」
エリオットの精液で胎内を満たされ絶頂に達するジュリア。その後も2人は暫らくの間抱き合ったまま互いの温もりを感じていた。
その後も2人は機会を見つけては抱き合っていた。
エリオットが変装してお忍びで外出するときは必ず彼女も変装して同行する。
名目は警護とはなっていたが実態はデ−トそのものだった。
だがそれを繰り返すうちに2人は互いに感情の変化に気付いていた。
最初は慰めあいそれが肉体関係となり親密さを増して・・・今では恋愛感情になっていた。
ある晩、行為を終えた2人はベッドの中で互いに抱き合いながら休んでいた。
ジュリア・・・これを受け取ってください。」
エリオットが唐突に枕元から箱を取り出してジュリアに渡した。彼女が中を確認すると・・・それは婚約指輪だった。
「僕と・・・一緒になってくれませんか。」
エリオットからのプロポーズ。それに対してジュリアは・・・
「ああエリオット・・・私でよければ・・喜んで!」
その数日後、国王エリオットとジュリア・ダグラスの婚約が正式発表された。
正式に婚約し、晴れて公認の中となったエリオットとジュリア。そのお陰で堂々と同衾できるようになった。
勤務を終え国王エリオットの部屋に”帰宅”するジュリア。食事も風呂もベッドの中も勿論共に過していく。
公式行事や外国訪問も共に参加しその親密さ(バカップルぶり)を大陸中に広めていく。
そしてその数ヵ月後・・・・・
「ようやくこのときが来ましたね。」
「はい。」
盛大に彩られた王都の教会。そこにエリオットとジュリアは居た。
礼装を着たエリオットと純白のウェディングドレスに身を包んだジュリア。
各国要人や市民の見守る中結婚式は順調に進んで行く。
そして指輪交換も終わりいよいよ誓いのキスをする時が来た。
「エリオット・・・これからも私を愛してください。」
「勿論ですよジュリア・・・貴女が嫌になるくらいにね。」
抱き合い熱く深いキスをする二人。その時ジュリアのお腹には新たな生命が宿っていた。
おわり