行軍を再開し数日たったある日、フレアは父が討ち漏らした砦を発見した。  
あまり重要な場所ではなかったようで主力部隊はあえて攻撃していなかったようだ。  
だがフレアは残敵掃討と補給路確保の為には攻略が必要と判断し攻撃を開始した。  
 
 
 
攻略自体は呆気なく終了した。砦を率いていたのが士官学校も出ておらず親の政治力だけで上級将校になった貴族の息子だった為、短時間で全滅した。  
フレアは砦や周囲の地形を把握させると共に交代で兵を休ませることにした。  
久しぶりの屋内での休息は士気の向上にも繋がるからだ。  
指示を終えると彼女も休むべく守備体長の貴族が使っていた部屋に向かった。  
 
 
「いいな、今夜決行するから手筈通りにしろよ。」  
「・・・はい。」  
 
フレアが部屋に向かっていくのを物陰から見ていた例の兵士達が護衛の女騎士に話しかける。  
女騎士・・・アリアはあの自慰をネタに脅されて輪姦されてから今日まで隙を見ては呼び出され犯されていた。  
今も休もうとした所を連れ出され犯されたばかりだった。しかも装備を着けたまま犯られた為に鎧等に精液がびっしり付着していた。  
幸いなのは彼等5人の内2人が砦を攻めた際に戦死した事であろう。  
兵士達はアリアが今夜の護衛の当番であることを知り、実行することに決めたのだ。  
 
「しっかりやれよ。」  
 
兵士達はそう言うと、いくつかの物を彼女に手渡して去っていった。  
 
 
「ん・・・アリア、これ味付けがいつもと違うわね。」  
「えっ・・・調理係りによると食材から調味料まですべて地元の品を使用しているとの事です。」  
 
食事をしていたフレアは味付けが違うのに気が付いて護衛のため共に食事をしていたアリアに尋ねた。  
アリアは一瞬ドキッとしながらも地元の食材を使っていることを伝える。  
 
「そう・・・たまにはいいわね。」  
 
フレアはそう答えると食事を再開した。  
味が変わっているのは確かに地元の食材を使ってはいるが原因は食事に兵士達の精液が混ぜられているからである。  
あの時手渡された物の中に精液の入ったビンと「姫の食事に混ぜろ」と書かれた紙が入っていたからだ。  
調理場から食事を運ぶ際に彼女は隙を見て混ぜていたのだった。  
 
「(んっ・・・これ精液の味よね。)」  
 
食べていくうちにフレアは味付けが変わった原因を察知した。だがアリアに分からぬように口には出さなかった。  
 
「(最近アリアの様子もおかしいし・・・何かあるのかしら。)]  
 
フレアは昨日の行軍中の休息の際に数人の兵士に囲まれ茂みの中に入っていくのを目撃していた  
その時の彼女はとても悲しそうな顔をしていたのを覚えている。しかも行軍再開後、彼女からカスかに精液の匂いが漂っていたのだ。  
 
「アリアっ」  
 
フレアはある事を思いつき、彼女に話しかけた。  
 
 
 
「げへへへ、しっかり寝てるぜ。」  
 
3人の兵士達が下品に笑う。彼等の目の前にはベッドの上で眠るフレアの姿があった。  
彼等は精液入りのビンと共に睡眠薬も渡していて隙を見て使うように指示していた。  
そして夜になってから姫の護衛であるアリアを見張りとして扉の前に立たせてフレアの部屋に侵入したのだ。  
 
「では犯るまえにまず・・・」  
 
兵士の一人が眠るフレアの顔に自分の顔を近づけてキスをする。  
 
「んんっ。」  
「ちょっと反応したな、それにしても柔らかいぜ。」  
 
寝ているフレアが少し反応したが兵士は構わず彼女の唇の感触を味わう。  
他の二人は彼が唇を味わっている間に薄い夜着の上から胸を揉む。  
 
「でかいな、本当に15歳かよ。」  
 
フレアの胸の大きさに驚嘆しつつ2人は更に揉んで行く。  
 
「あん・・・あふぅ。」  
「寝ているくせに感じているのかよ。」  
 
寝ているフレアが甘い声を上げる。それに興奮した兵士達は更に行為を続けていく。  
 
 
「これだけ身体を弄っても起きないとは・・・薬が効きすぎたか?」  
 
一通りフレアの身体を弄った兵士達は中々起きない彼女に対し、睡眠薬が効き過ぎたのかと思い始めた。  
 
「だがせっかくの機会だ。このまま犯ろうぜ。」  
 
一人がそう言うと、彼等はフレアの夜着を脱がして全裸にさせると再びその身体を貪り始めた。  
キスをし胸を揉み乳首をしゃぶりまんこを舐める。暫らく寝ているフレアを弄んでいた兵士達は彼女の身体から離れた。  
 
「どうする、このまま入れちまうか?」  
 
兵士の一人がそう切り出した。  
 
「寝ているときに入れても反応してくれないと面白くないな。絶好の機会なんだが。」  
「数日はここに留まるみたいだぜ。それに明日の護衛当番もアリアだからお楽しみは翌日だな。」  
 
相談の結果、お楽しみの挿入は明日にすることにした兵士達。  
今彼等の頭の中にあるのはフレアが自分達のペニスを挿入されて喘ぎまくる姿だった。  
フレアを犯して性奴隷にすれば出世や俸給増額も思いのままだ。何より彼女の見事な身体が手に入るのだ。  
そう思うと兵士達は興奮を隠しきれなかった。  
そして彼等は寝ているフレアの前に立つとペニスを出してしごき始めた。  
 
「取り合えずぶっかけておこうぜ。収まりがつかねえや。」  
 
一人がそう言うと他の2人も頷く。そして・・・  
 
どぴゅどぴゅどぴゅどぴゅっ!  
 
兵士達のペニスから出た精液がフレアの裸身を汚していく。  
顔を含めて身体全体に精液がかかったフレア。それでもなお彼女は眠っているように見えた。  
 
射精を終えた兵士達は精液塗れのまま寝ているフレアを見て満足するような表情をする。だがイマイチ収まりがつかなかったようだ。  
 
「仕方ねえ、口直しにアリアを犯るか。」  
「あの後始末もやらせればいいな。」  
「おいっ、入って来い。」  
 
兵士達は口々に叫ぶ。すると護衛任務のため完全武装している彼女が入ってきた。だが様子が変なようだ。  
 
「収まりがつかねえ、さっさと脱げ。」  
 
兵士の一人が彼女に全裸になるように命じる。しかし彼女は服を脱ぐどころか剣を抜いて構えた。  
 
「おいっ、何のつもりだ・・・・ぎゃあああっ!」  
 
問いただそうとした一人をアリアは無言で斬り捨てた。しかも切断面が凍りつき血が辺りに撒き散らされなかった。  
彼女の持つ剣は護衛隊用にフレアから直接渡された魔法剣で氷属性の魔力が付加されていた。  
 
食事中にフレアに話しかけられた彼女は全てを告白し責任を取り自害すると申し出た。  
しかしフレアは優しく慰めてくれたばかりか全てを不問にしてくれた。  
しかも兵士達を始末する機会をつくってくれた・・・すなわち自分を囮にして無防備になった彼等を始末する。  
兵士達が他の同僚に脅迫や計画を話していないことはすでに分かっていたので戦死した連中を除いたこの3人を始末すればよかった。  
 
「やめろっ。」  「助けてくれ。」  
 
残された2人の兵士達は泣き叫んで助けを求める。今の自分達は武器も携帯してなければ頼みの脅迫も使用できる状況ではなかった。  
もっとも武装していても彼女には勝てないだろうが・・・・。  
 
「死ね、外道共めっ。」  
「ぎゃあああああ。」   「ぐあああああ。」  
 
残りの2人も切り捨てたアリア。そして魔法を唱えると兵士達の死体を焼き払い証拠を消した。  
 
「良くやったわアリア。」  
 
不意に彼女に声がかかる。振り返ると今まで寝たふりをしていたフレアが未だ精液塗れのまま笑みを浮かべて彼女を見ていた。  
 
「姫様、このような事態になり真に申し訳ありません。  
 
アリアは改めてフレアに謝罪する。するとフレアは彼女の近くに寄ってきた。  
 
「仕方ないわ、元はと言えば私の色気に触発されたんだし。でも今度から自慰は誰も居ない所でするのよ。」  
「はいっ・・・ありがとうございます。」  
 
自分を労わるフレアの言葉に彼女は涙を流す。  
 
「アリア、今からお風呂に入るから身体を流してくれないかしら。」  
 
フレアの言葉に彼女は無言で頷いた。  
 
 
 
「身体も綺麗になったわ。ありがとうアリア。」  
「いえ・・・そんな。」  
 
あれから2人は部屋に備え付けてある大きめの風呂で身体を洗っていた。  
全裸のままのフレアはアリアにも全裸になるように言いそのまま二人で入浴していた。  
だがアリアはフレアを直視できなかった。自分より年下ながら遥かに良い身体。  
見詰めているとまた性欲が湧いてきた。  
 
「アリアっ、乳首がたってるわよ。」  
「ああっ姫様。」  
 
突如フレアに乳首を吸われ、アリアは甘い声を上げた。  
 
「姫様・・・あああ〜良いです!ふああっ。」  
 
更に胸を揉まれたアリアは快感のあまり。フレアに身を任せて喘いで行く。  
暫らくこの状態が続いていたがフレアは動作を止めると彼女の片足を持ち上げて割れ目と自分の割れ目を合わせた。  
 
「行くわよ。」  
 
フレアは掛け声と共に腰を動かす。  
 
「ああんっ!姫様ぁ、そんなっ・・・もっとぉ。」  
 
割れ目と割れ目が擦れ合う感触にアリアは至福の快楽を味わっていた。  
自分が仕える主人であり憧れでもあるフレア姫とレズ行為に及んでいるという現実が彼女を興奮させていた。  
 
「姫様っ、私もう駄目です。イきそうです。」  
「ああっ!もうイくのね、なら2人で一緒にいきましょっ。」  
「はいっ。」  
 
2人はタイミングを計りながら腰を動かす。そして・・・  
 
「「ああああああ〜〜〜!!」」  
 
感極まった声が部屋中に響く。  
2人は絶頂を迎えた後、そのまま風呂の床に倒れこんだ。  
 
「アリア・・・良かったわよ。」  
「姫様も・・。」  
 
2人は見詰め合った後お互い抱き合い熱いキスを交わしていった。  
 
 
 
「全軍出発。」  
 
準備を終えた隊列にフレアの声が響き渡る。  
彼女は昨夜の事が無かったようにいつもの大胆な鎧を着て進軍命令をだした。  
そして傍らに控えるアリアに微笑んだ後、先頭に立ち歩を進めていった。  
 
第2章  完  
 

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