「ふふっ、帰ってくる時が待ち遠しいわ。」  
 
婚約者であるインペリアルナイトのウェインの事を思い、アリエータは呟いた。  
今ウェインは長期任務で留守にしていて家には彼女一人である。  
 
 ”トントントン”  
 
突如ドアをノックする音が聞こえてきた。  
 
「は〜い」  
 
応対するべく扉を開けるアリエータ。しかし突如扉は乱暴に開けられ彼女は突き飛ばされてしまった。  
 
「痛た・・・あ・・貴方は。」  
 
侵入者を見たアリエータは固まった。ウェインの元上官である元バーンシュタイン第2師団長のバイロンだったからである。  
バイロンは扉を閉め、鍵をかけると彼女に向かって言い放った。  
 
「奴のお陰で俺は師団長を解任されたんだ!お前にはその報いを受けてもらう」  
 
実はバイロン、平民出身のウェインを快く思っていなかった。  
部下であった時代に策謀によりウェインを陥れることをたくらんでいたが結局失敗し、挙句の果てに出世され自分より上位になってしまった。  
しかも自分は指揮の不手際や不正の発覚などで解任・降格されその事でウェインを逆恨みしていたのである。  
だが報復しようにも実力・人望・人脈等で劣っている彼は直接の行動は取らず、恋人を汚す事で果たそうとしたのだ。  
 
「いやあああ〜」  
 
バイロンに押し倒され、組み敷かれるアリエータ。  
 
「大人しくしろ、騒げば近所に聞こえるぞ。」  
 
そう言いつつ自分の口でアリエータの口を塞ぐバイロン。  
突如として口内に入ってきたバイロンの舌。押し退け様にも力では敵わずもがくほど舌は絡まりあう。  
暫くアリエータの口内を味わっていたバイロンは彼女に馬乗りになり、乱暴に胸を揉み始めた。  
 
「いやあっ!痛い、やめてぇ。」  
「意外とでかいな、ウェインに揉まれて育ったのか?淫乱女め。」  
 
相手の感覚を無視して一方的に愛撫するバイロン。アリエータはただ耐えるしかなかった。  
するとバイロンは片方の手で愛撫を続けつつ、もう片方の手を彼女の下着の中にいれ秘部を直接弄くった。  
 
「へっ、無理やり犯られている癖にこんなに濡れやがって。」  
「違います!私は感じてなんか・・・ああっ!」  
 
否定しつつも濡れだしていた事を自覚していた彼女はバイロンに秘部をいじられ思わず甘い声を上げてしまった。  
それを見たバイロンは怪しげな笑みを浮かべると彼女の下着を乱暴に破り、秘部を露にさせた。  
 
「今はお前を感じさせるために犯っている訳じゃないからな、じゃあいくぜ。」  
 
バイロンは濡れてはいるものの、まだ十分ではないアリエータの秘部に自分のペニスを挿入した。  
 
ズニュ!ヌプヌプヌプヌプッ!  
 
「いやあああああっ、痛い・・・抜いてぇ!」  
 
十分に濡れきっていない状態で勃起したバイロンのペニスを入れられ痛みに泣き叫ぶアリエータ。  
バイロンはそんな彼女の姿を満足げに見つつ、腰の動きを加速させる。  
 
「へへへ、お前が穢れるほど奴への復讐が完遂できるのだぁ」  
 
勝ち誇ったようにアリエータを犯し続けるバイロン。  
一方のアリエータは泣き叫んで近所に発覚するのを恐れて歯を食いしばりながら耐えていた。  
女性の快楽を無視したこの一方的な復讐の為のレイプ・・・そしてバイロンは最後の仕上げにかかった。  
 
「そろそろ中で出してやるぞ。」  
「それだけは止めてください。今日は・・・今日は危険日なんです。」  
 
バイロンの宣言に危険日であることを訴えて中で出す事を止めるように言うアリエータ。  
しかしそれはバイロンにとって好都合であった。  
 
「それは良い、俺様の子供を孕みやがれっ!。」  
 どぴゅどぴゅどぴゅどぴゅ!  
「やだあああああ!妊娠したくないぃ!いやああああ。」  
 
バイロンの叫びと共にアリエータの胎内に精液がぶちまけられる。  
好きでもない中年男に無理やり犯され妊娠の危険があるにも関らず中に出される・・・。  
この救いようも無い事実に彼女の意識は闇に沈んでいった。  
 
 
1時間後、意識を取り戻したアリエータにバイロンは話しかけた。  
 
「誰にも言うなよ。最もウェインにばれたら婚約解消になるかもしれんがな。」  
 
にやけた顔で言い放つバイロンにアリエータは俯いたまま首を縦に振る。  
それに満足したバイロンは更に彼女を地獄へと突き落とすような事を言った。  
 
「これからお前は俺様の性奴隷だ、良いな。断ったらどうなるか・・・分かるな?」  
 
承諾すれば完全にウェインを裏切る事になる。しかし彼女に断る術は無かった。  
 
 
 
それからウェインが帰ってくるまでの間、彼女にとっての地獄の日々が始まった。  
バイロンの屋敷に連れて行かれたアリエータは常に全裸でいる事を命じられた。  
朝、バイロンを起こす時はフェラチオで起こし、そのまま犯られる。  
バイロンが朝食中は常に足元でフェラかパイズリをさせられ、彼の出勤時にはディープキスを強要される。  
彼が出勤している時が唯一の安らぎだったが強要されて自画像(ヌード)を書かされていた。  
やがてバイロンが帰ってくると、出勤時と同じようにディープキスをし出迎える。  
夕食は常に女体盛りで風呂では自分の身体スポンジのように使ってバイロンを洗い流す。  
夜は当然バイロンが満足するまで何度も犯られる。因みにバイロンは危険日などお構い無しにセックスは全て中に出していた。  
しかもウェインの任務期間が更に延び、それだけバイロンに犯される日々が増えてしまった。  
 
バイロンに無理やり犯されてから3ヵ月後、彼女はやっと解放された。  
延びに延びていた任務が終り、ウェインが1週間後に帰ってくる事が決まったからだ。  
 
「これ以上犯りまくって発覚したら俺様がヤバイからな。お前にはもう手を出さんよ。」  
 
そう抜け抜けと言いながらバイロンはアリエータを送り出した。  
バイロンの屋敷からの家に戻る途中、不安になったアリエータはグランシルにあるカレンの診療所に向かった。そして・・・  
 
「おめでとう!アリエータさん。妊娠してますよ。」  
 
当然である。危険日を無視して中に出されれば妊娠するのは当たり前だ。  
ウェインとの婚約を知っているカレンは素直に祝福の言葉を送る。  
アリエータは奈落のそこに突き落とされたような絶望を感じたが、その場で作り笑いを浮かべると礼を言って外に出た。  
カレンの診療所を出て、家への道を歩きながらアリエータはすすり泣いていた。  
バイロンに犯され性奴隷になるよう強要され、長期間彼の屋敷で奉仕生活を送らされた。  
その挙句の果てにバイロンの子供を妊娠してしまったのである。  
家に着いたアリエータは扉を閉めるとその場で泣き崩れた。  
 
「うっうっうっ・・・ごめんなさい・・・ウェインごいめんなさい・・・。」  
 
その翌日アリエータは姿を消した。近所の目撃によると荷物を纏め、悲しそうな顔をしながらテレポ−トして行ったらしい。  
それ以来、彼女の姿を目撃した者は誰もいなかった・・・。  
 
 
〜終り〜  
 

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