「貴様ら皆殺しだ。」  
深夜の研究塔にカ−マインの怒号が響く。  
王都の西で盗賊を退治した後、帰ろうとした彼を突然頭痛が襲ったのだ。  
ティピが人を呼びに行っている間に気力で頭痛を振り切った彼は胸騒ぎがして母である宮廷魔術師サンドラのいる研究塔に向かった。  
そこで彼が見たのは不審な工作員に襲われているサンドラだった。  
魔法を封じられ縛られた彼女に対して拷問のつもりなのか工作員たちは胸を揉んだり無理矢理キスをするなどしていた。  
これにブチ切れたカ−マインは有無を言わせず工作員たちを瞬時に斬殺した。  
「母さん大丈夫?」  
「ええ、貴方のお陰で助かりました。」  
縄を解きながら尋ねるカ-マインに対してサンドラは答える。  
この後二人は兵士に通報して簡単な聴取の後帰宅した。  
 
 
帰宅した頃には深夜になっていた。  
通報が空振りに終わったティピは文句を言った後ルイセの部屋で一緒に寝ている。  
そしてカ-マインとサンドラは1階にあるサンドラの寝室にいた。  
「母さん、ちゃんと身体を清めないと。特に無理矢理キスされた唇は。」  
暴行されかけた義母を励まそうとするカ-マイン。その言葉に洗面所に向かおうとしたサンドラは突然カ-マインに抱きしめられた。  
「んんぅ・・・むふっ。」  
サンドラを抱きしめたカ-マインはその唇に優しくキスをしながら背中を撫でる。  
彼女も義理の息子の突然の行為に驚きながらも心が癒される感じがしてキスを受け入れる。  
そのまま暫く抱き合いキスをした後カ-マインは唇を離すとこう言った。  
「これで綺麗になったかな。」  
いまだカ-マインの胸に抱かれたまま顔を赤くするサンドラにさらに話す。  
「許せなかったんだ。母さんを・・・憧れの女性が汚されるのが。」  
「カ-マイン・・・あなたは。」  
突然の告白に戸惑うサンドラ。  
「こんなときに卑怯かもしれないけど・・・母さんの事が好きなんだ。魅力的な一人の女性として。」  
その言葉に更に顔を赤くするが何とか理性を働かせて倫理を盾に拒絶しようとするが発した言葉は反対だった。  
「私は義理とはいえ母親ですしあまり若くはありません。それでもいいんですか?」  
半分受け入れるような返事にカ-マインは満足する。  
「そんなの関係ない。俺は母さん自体が好きなんだ。」  
自分を一人の女性として愛してくれる・・・カ-マインの言葉にサンドラは目に薄らと涙を浮かべながら・・・  
「ありがとうカ-マイン。」  
そして二人は再び抱き合い熱いキスを交わした。  
 
キスを終え、ベッドに腰を下ろしたカ-マインの目の前でサンドラは服を脱いでいく。  
義理の息子・・・愛する男性の目の前で裸になるという行為にサンドラは次第に興奮していく。  
服を脱ぎ、その裸身を晒すサンドラをカ-マインはじっと見つめる。  
20代前半でも通じるような綺麗な肌、手に余るような豊満な胸。それらが年齢に似合わない美しい  
顔立ちと合わさってとても幻想的な雰囲気を作り出していた。  
サンドラが全裸になったのを確認したカ-マインは己も全裸になり、サンドラを抱き上げてベッドに運んだ。  
そして軽くキスをすると両手で豊満な胸を揉み始めた。  
「あっあっあっ!気持ち良いです・・・もっとお願い・・・ああっ。」  
十数年ぶりに味わう快楽に涙を流しながら悶えるサンドラ。  
カ-マインもサンドラが母ではなく女として自分に抱かれて感じているのに満足し、乳首を舐めたり秘部を弄るなど愛撫を強めていく。  
 
「ああんっ!もっと激しくぅ!ひゃあああ〜ん。」  
激しく感じるサンドラ。さらにカ−マインに秘部を舐められた彼女は久方ぶりの絶頂を味わった。  
「可愛いよ母さん。」  
横たわり荒く息を吐くサンドラの頬をやさしく撫でるカ−マイン。そして落ち着いたサンドラはベッドに座るカ−マインの足元に移動する。  
「私ばかり気持ちよくなるわけには行きませんからね。今度は私の番よ。」  
そういって勃起しているカ−マインのペニスを己の胸で包み込む。  
「とてもふわふわして柔かくて・・・気持ち良いよ母さん。」  
サンドラの胸の感触に顔を歪めるカ−マイン。サンドラも愛する男に奉仕している自分に酔いしれる。  
この状態がしばらく続く。そしてカ−マインはサンドラをそっと引き離してベッドに寝かせる。  
「もう我慢できそうにない。入れるよ母さん。」  
「はい、来てください。」  
その言葉を聴き、カ−マインはサンドラの秘部にペニスを突き刺した。  
「ああああ〜っ!」  
十数年ぶりに秘部に突き刺さるペニスの感触に歓喜の声を上げて悶える。  
「凄い・・・少し気を抜いただけで出してしまいそうだ。」  
カ−マインは子供を生んだとは思えない程の秘部の感触にうなる。  
「ふああっ!こんなに気持ち良いのは・・はっ始めてです・・・ああ!カ−マインっ。」  
自分の名前を叫びながら悶えるサンドラをもっと感じさせようとカ−マインも動きを複雑にしていく。  
そして・・・・・  
「カ−マイン、私もう駄目です・・ああっ・・・お願い一緒にぃっ!」  
その言葉でサンドラがイク寸前なのを悟ったカ−マインは深くペニスを突き刺す。  
「いくよ母さん、中に出すね。」  
どぴゅどぴゅどぴゅっ  
「はあああっ!こんなの・・・私・・・もう駄目ぇぇぇぇ〜」  
愛する男性の精液に秘部を満たされてサンドラはこの上ない幸福感を味わいながら絶頂を迎えた。  
 
 
「これでは母親失格ですね。」  
行為が終わりベッドの上でカ−マインに抱きつきながらサンドラは呟く。  
「でも女としてなら十分すぎるほど合格だけどね。」  
サンドラに言葉を返しながら頬を撫上げる。  
そしてサンドラは意を決して尋ねる。  
「あ・・・あのカ−マイン、これから2人きりのときは名前で呼んでもらえますか?」  
その言葉に一瞬だけ驚くがサンドラの気持ちを悟ってこう返事をする。  
「そうだね、もう俺たちは単なる義理の親子じゃなくて愛し合う恋人同士なんだからね。」  
「うれしい・・・。」  
涙を浮かべるサンドラにカ−マインは再び覆いかぶさる。  
「皆熟睡してるし夜はまだ長いんだからまだできるよね母さ・・・サンドラ。」  
「はい・・・カ−マイン。」  
そして二人は再び繋がりあい明け方まで止まることはなかった。  
 
 
 
〜それから約2年後〜  
「とうとうこの日が来ましたね。」  
「そうだねサンドラ。」  
カ−マインとサンドラは大陸の辺境にある名も無き村の教会に来ていた。  
いつもと違うのはカ−マインは珍しく白いタキシ−ドを着ておりサンドラは純白のウェディングドレスだった。  
二人は結婚式を挙げるために自分たちの名前すら知らない遠い辺境の地の教会まで来たのだった。  
あれからも2人の関係は続き、それはカ−マインがルイセと結ばれて結婚してからも変わらなかった。  
もっともこの関係はすぐにルイセにバレてしまっていたが・・・・・。  
ルイセもカ−マインの事を妹ではなく女として好きになっていたがずっと家族一緒にいられる事もあり以外にあっさり黙認したのだった。  
この件は表ざたに出来ない事もあり知っているのはこの3人だけだった。この結婚式も2人だけの小さなものなのである。  
出発前にカ−マインはルイセに  
「お母さんばっかりに構っちゃ駄目だからね。」  
としっかり釘を刺されていたのであった。  
そして式は進み指輪交換も終わった。  
「汝カ−マインはサンドラを妻として生涯愛する事を誓いますか?」  
神父の言葉にカ−マインは肯定の返事をする。  
そしてサンドラも神父の言葉に 「誓います。」  と返事をする。  
誓いの言葉を交わしあい二人は抱き合う。  
「ようやくだね・・・・愛してるよサンドラ。」  
「私もですか−マイン。」  
二人は満面の笑みを浮かべながら誓いのキスをした。  
 
完。  
 
 
 

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