「ひゃあっ!いいよぉゴルドリー、もっと突いてぇ。」  
壁に手を着き、背後からゴルドリ−に激しく突かれている女性が喘ぐ。  
「魔族の女といってもアソコの具合はまったく変わらんな。」  
その言葉の通り、彼が抱いている女性は頭部に角がある等明らかかに人ではなかった。  
彼女の名前はリスティルといい新たに魔族を統べる存在(ボ−ゼル)となった者であった。  
 
混沌の神カオスは現ボ−ゼル(パウル)のあまりのへたれぶりにとうとうぶち切れて転生させることなく存在を抹消してしまった。  
そして目を付けたのはギザロフを倒すのに協力した後、1人旅に出たリスティルである。  
彼女はへタレのパウルから解放されたせいか能力が著しく上昇していった。  
また自ら行った修行によりその力は過去に存在したどの魔族よりも圧倒的になっていきそれをカオスに見初められる事となった。  
その後の話し合いによりボ−ゼルの地位を受け継ぐ事となったリスティル。こうして闇の皇子ならぬ闇の皇女リスティルが誕生した。  
そして人間側から呼びかけられた話し合いの為に連邦王城を訪れ、こうしてゴルドリ−に抱かれているのだ。  
 
「ああんっ!も・・もう駄目ぇ。激しすぎるよぉ。」  
いつになく激しいゴルドリ−の攻めにただ喘ぐ事しか出来ないリスティル。  
「お前はもう俺様のモノだ。俺なしじゃいられない身体にしてやるぜ。」  
彼も興奮していた。混沌の神に認められ、新たに魔族を統べる存在となった女性が自分に抱かれて喘いでいるのだから。  
「ゴルドリ−、あたいもうイキそうだよぉ〜。いっしょにいってぇ。」  
リスティルの懇願にゴルドリ−は意地悪そうに答える。  
「俺以外の男には抱かれないと誓うんならいいぜ。」  
「誓うからぁ・・・早くイカしてぇ。」  
もはや逆らう気力が無くなるほど快楽の虜となっていた彼女はあっさりと要求を聞き入れる。  
「じゃあ行くぜ、お前の中にびちまけてやるっ。」  
どぴゅどぴゅどぴゅっ・・・・どくどくどくっ  
「ゴッゴルドリ−!あたいイッちゃうよぉぉぉぉぉぉ〜。」  
勢いよく彼のペニスから放たれた精液がリスティルの中を満たしていく。  
その衝撃に彼女は今までに無い快感を味わいながら気を失った。  
 
 
「まったく激しすぎるんだよ。」  
行為の後、ベッドに寝そべるゴルドリ−の胸板に顔を埋めながらリスティルは言う。  
「気持ちよかったんだからいいだろ。」  
ゴルドリ−も彼女の頭を撫でながら答える。  
「ねえゴルドリ−これであたいはもうあんたのモノなんだよねえ。」  
「そうだな。」  
その答えにリスティルは真剣な顔をして再び話しかける。  
「だったらあたいをあんたの妻にして。もうあんた無しじゃいられなくなっちまったんだよ。」  
薄らと涙を浮かべながらゴルドリ−を見つめるリスティル。それに対してゴルドリ−は行き成り彼女にキスをした。  
「んふっ!ああ・・・。」  
突然のキスに驚くがすぐに侵入してきた舌に自分の舌を絡ませる。  
しばらくして口を放した後、ゴルドリ−は彼女の耳元に向かって喋りかけた。  
「四人目になっちまうが・・・それでもいいのか?」  
ゴルドリ−の問いかけにリスティルは  
「あんたの妻に・・・あんたと一緒にいられるなら何だっていいよ。」  
そう言うとリスティルは今度は自分からゴルドリ−に熱いキスをしていった。  
 
こうして闇の皇女(ボ−ゼル)を妻にしたゴルドリ−は神界に続き、魔族をも支配する存在となっていった。  
 
外伝その3 完  
 

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