「おやおや。その熱くて硬いものは、なにかな?」  
「な、なんでもありません!」  
「これがなんでもないって言うのかい?」  
 
マギーは妖しい微笑みを浮かべ、ちらりとレムスの下腹部を見おろした。  
硬くなったペニスが突っ張り、ズボンの布地を持ちあげている。  
 
「……せっかくだから、私がいただいてしまおうかな?」  
 
悪戯っぼくペロリと舌をのぞかせると、マギーがレムスに対して意味深な視線を送ってくる。  
その表情が、年上の女性にしては意外なほど可愛くて、レムスはますますうろたえる。  
 
「いただいちゃう……って、なにを取るつもりなんですか……」  
「そうだな………、レムスの……童貞、かな?」  
 
マギーはお尻をずらすと、ジッパーの上に手を置いた。  
 
「私が……筆下ろししてあげようか?」  
 
パンツのなかで身動きが取れないペニスが、ズボンの生地越しになでられた。  
的確に裏筋をとらえられたレムスの体に、痛いほどの電撃が走る。  
 
レムスは、現状をこのまま受け入れたくなる気持ちを一生懸命振り払った。  
 
 

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