XXXX年  XX月 XX日 ローランディア王国 王都ローザリア  
 
 
「こっちよ。」  
 
偽装された隠し通路から聞こえた若い少女の声。  
 
「わかった。」  
 
その声に導かれながら男は通路に消えて行った。  
 
 
同年同日   王城  レティシア姫私室  
 
 
「ゼノス、会いたかったわ。」  
 
少女・・・ローランディア王国の王女であるレティシアは男の名前を叫んで抱きついた。  
ゼノスと呼ばれた男・・・グランシル市の闘技場の覇者である剣闘王ゼノスは  
抱きついてきたレティシアを抱きしめ返した。  
 
「俺もだぜレティシア」  
 
「ええ・・・んんっ!!」  
 
返事を返そうとしたレティシアの唇をゼノスは自分の唇で塞ぐ。  
2人は長い間ディープキスを繰り返した。  
 
「さあ、早く扉を閉めなくちゃ。」  
 
キスの後、我に帰ったレティシアは自分の部屋へと直接通じる隠し通路の扉を閉めた。  
 
「お腹空いたでしょう。」  
 
「ああ、かなりな。」  
 
「じゃあ、ステーキでも作るからお酒でも飲んで待っててね。」  
 
レティシアはそう言うと私室に備え付けてある・・・調理練習に父に頼んで設置した・・・キッチンへと向かって行った。  
 
ゼノスは酒を飲みながらレティシアの調理を見ていた。  
いま彼女は素肌を晒し・・・俗に言う全裸という王女としては有り得ない破廉恥な格好で調理をしていた。  
無論ニコライのリクエストである。  
彼女が動く度に成長途中の胸が弾みゼノスの欲情を誘う。  
やがてステーキが出来上がり、レティシアが皿に移した所でゼノスは彼女の背後に近付いて行った。  
 
「だめよ、ゼノス。テーブルに運べないわ。」  
 
ゼノスは後ろから、レティシアを左手で抱きしめ、右手で股間を弄る。  
 
「いいんだ、そんなものは。」  
 
ゼノスは左手でレティシア胸を揉みつつ右手の指を割れ目に侵入させる。  
 
「ああんっ!!」  
 
割れ目に侵入し、胎内をかき回すゼノスの指が生み出す快感にレティシアは歓喜の声を上げる。  
 
「あまり大きな声を出すと城内人間に聞こえるぜ。」  
 
レティシアの胸を揉み、胎内を掻き回しつつ耳元で囁くゼノス。  
 
「ああっ・・・大丈夫・・・よ、人払いはして・・あひィっ!!・・あるし・・この部屋は完全防音・・・よ。」  
 
快感に悶えながらも問いに答えるレティシア。  
 
「ほお・・・それじゃあ思いっきりレティシアを犯せるな。」  
 
ゼノスはそう言うとレティシアをベッドまで運び押し倒す。そして股を開かせペニスを挿入する準備を整えた。  
 
「それじゃあ入れるぜ、ちゃんとおねだりするんだぞ。」  
 
「ええ・・・ゼノス、貴方のおちんちんを私の・・レティシアのお〇ンコにぶち込んでぇ。」  
 
ゼノスの要求に卑猥な言葉で求めるレティシア。そこには一国の王女としての姿はなく、ただ快楽を求めるオンナの姿しかなかった。  
 
ずぷっ!!ずぷずぷずぷっ!!  
 
「あっあっあっ……凄い…凄いのっ………あんっ、あんっ、あんっ…!」  
 
レティシアの言葉を合図にゼノスは正常位の状態で一気に割れ目にペニスを挿入した。  
待ちに待っていた快感にレティシアは顔を喜びに歪めながら盛大に喘ぐ。  
 
「いやらしい声を出して…そんなに気持ちいいのか?」  
 
「イイのっ……感じちゃうのっ…!、あんっ、んっ、んんっ!、壊れちゃうっ…レティシアのお○んこ壊れちゃうぅっ…!!」  
 
ゼノスの揶揄するような言葉もレティシアにとっては快感のスパイスに過ぎないのか口元から涎を垂らしながらひたすら求める。  
 
「ああぁっ!、もう……もう駄目ぇっ……イッちゃうっ、イッちゃうよっ!、イッちゃうのぉっ…!!」  
 
「好きなだけイっていいぜレティシア。何度でもイカせてやるよ。」  
 
「嬉しいっ………あんっ、あんっ、イクっ、イッちゃうっ、イクイクっ…!!」  
 
ベッドで激しく頭を振りながら、レティシアは絶頂へと一気に昇りつめていった。  
だがゼノスの抽送は終る事なく続き、絶頂の余韻に浸る間をレティシアに与えさせない。  
絶頂に全身を弛緩させているレティシアの腰を持ち上げるように抱え、ゼノスは更に深く貫いていった。  
 
どぴゅ!!どぴゅどぴゅどぴゅどぴゅどぴゅっ  
 
「イクぅっ…!、また…またイッちゃうっ……イクイクイクっ!、イッちゃうっ、イッちゃうのぉっ…!!!」  
 
余りの具合の良さにゼノスはレティシアに警告を与える暇もなく、その胎内に精液を注ぎ込んだ。  
レティシアも再び絶頂を迎え、その快楽に身を任せながら余韻に浸っていた。  
 
 
〜数時間後〜  
 
 
 レティシアは顔も髪も乳房も腹も尻も、全身をゼノスの精液で汚されながら恍惚とした表情を浮かべ、ベッドに横になっていた。  
その表情は完全に快楽に溺れてしまった雌の顔だった。  
 
「レティシア、後始末を頼む。」  
 
ベッドの端に腰かけていたゼノスがレティシアに話しかける。  
 
「わかったわ。」  
 
レティシアはそう言うとゼノスの股の間に身を入れると彼のペニスを口に含み、先の部分を舐めはじめた。  
 
自分の股間の間で奉仕するレティシアの頭を撫でながらゼノスは非常に満たされていた。  
それは当然であろう。王女という高貴な身分の少女が平民である自分の与える快楽の虜になっているのだから。   
   
切欠はお忍びで城下に出た彼女が町の不良に路地裏に連れ込まれ、媚薬を飲まされて犯されようとした所を助けた事だった。  
介抱の為、宿に着いた時点で彼女は知り合いでもあるゼノスに助けられたことに安心するが媚薬に耐え切れなくなった。  
ゼノスに抱きつき、自分を抱く様に迫るレティシア。身分差が激しくバレたら死刑は確実。  
だが服を脱いで淫らに誘うレティシアの姿に欲情し、とうとう彼女を抱いてしまったのである。  
 それ以来、様々な時、様々な場所でこの”秘密の関係”は続いて来た。  
 
   
〜更に数時間後〜  
 
 
「じゃあまた来るぜレティシア。」  
 
隠し通路でレティシアの見送りを受けながらゼノスは帰って行った。因みにレティシアは全裸のままである。  
 
「最近呼ばれる頻度が多くなってるな。それだけ溜ってるのか。」  
 
先程までの行為を思い出しながら呟くゼノス。  
一時的に叔父が王位に就いたとはいえ成人後は自分が即位しなければならない重圧がある。  
結婚相手も選べなければ高貴な身分故に”遊ぶ”事も出来ない。そんな彼女にとっての救いがゼノスとの”秘密の関係”だった。  
 
「がんばれよレティシア、俺も可能な限り”奉仕”してやるからな。」  
 
          完  
 
 

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