「ねぇ、フレーネ。あなたのリング=ウェポンって、オーブだよね?でも、そのオーブで敵を攻撃するのを見たこと無いんだけど・・・?」  
「ええ。みなさんが前線で戦ってくれているおかげで、私は魔法に専念してますから。」  
「と、いうことはオーブの形って何でも良いわけ?」  
「そういうことになりますね。頭の中でイメージを変えればこんな風に」  
 すると、2つのオーブが輝き出し、それぞれの色がオレンジとパープルになった。  
「うわ、綺麗。なんだか、宝石みたいね」  
「こんなこともできるんですよ」  
 とフレーネが言うと、今度はオーブの形状が変化し、牛とカエルの人形に変化した。  
「わ、すごい・・・・」  
 それを手にはめ、自分の胸元へと持って来て・・・。  
「じゃんっ。パペットマペット」  
「くすっ。何よ、いきなり」  
「あ。でも、笑ってもらえて嬉しかったです。」  
 照れながら今度はパンダに変化させる。  
 それで一体何をするのかしらイライザは思っていると・・・。  
「ちゅっ」  
 気が付けばイライザの唇にパンダの唇が触れていた。  
「うばっちゃった〜」  
 照れながら嬉しそうに言うフレーネ。  
 もちろん、イライザがフレーネの唇を奪い返したのは言うまでも無い。  
(Fin)  

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