小ネタ。
「今日さぁ学校でさ、」
ニヤニヤと小鼻を膨らませるヤンクミに、笑いをかくしながら続きを促した。
「うん、学校で?」
「聞きたいか?なんかさ、あたしが女優のなんとかって人に似てるって言われてさぁ、むふ」
「…そいつ目が悪いんだろな」
突っ込みをいれた俺にすかさず飛んできたこぶしをかわし。
「すげぇベッピンさんでさ、なんていったかなぁ、な、なか、仲間ゆきえだ!思い出した!むふ」
小鼻をふくらまして変顔するヤンクミに、いい加減元の空気に戻すべく、さりげなくキスを落として耳元で囁いた。
「そりゃ、俺が綺麗にするべく磨き上げてるもんなぁ?」
真っ赤な顔した彼女から、強烈なパンチをもらい、ギブしたのは不覚だった。
ちゃんと構えてたのに…