「私、銀ちゃんが好きネ」  
ソファーで背もたれにぐたりとしながらジャ●プを読んでいる銀時に何気なく、酢昆布を食べながら神楽は言った。  
「…へぇ。」  
銀時は聞いているのかいないのか、視線はジャ●プに向けたまま淡泊に素っ気なく相づちを打つ。  
そんな銀時の様子を横目で見ながら、唇に酢昆布を挟んで、少し考える素振りをすると再び神楽は口を開いた。  
「新八も好きヨ」  
くちゃくちゃと酢昆布を噛む音がはしたなく響いたが、誰も注意などしない。  
「…へぇ。」  
また同じ相づちを打つと、銀時はややあって視線を神楽に移した。  
「銀ちゃんは?」  
質問されることを予期した動きだったのかもしれない。  
パタン…と、ジャ●プが閉じる音がして神楽は自然とそちらに視線を送る。  
「さぁな」  
閉じたジャ●プから、銀時に視線を戻したときには、すでに銀時は立っていて、銀時の顔を見るために頭を上げなくてはならなかった。  
「どーせ酢昆布の次にとか言うオチだろ?」  
銀時は薄く笑みを洩らしてから、神楽の頭をくしゃりと撫でる。  
「好きに変わりは無いネ」  
否定などせずに、神楽は抱えた袋から酢昆布をまた取り出して口に含む。  
 
そう、好きに変わり無い。  
ただ銀時には、満足の行かぬ答えではあったが好きということが嘘ではない。  
「ついでに銀ちゃんのエッチも好きネ」  
唐突に言われた言葉に、銀時は呆れとも驚きともとれない視線で、酢昆布を食べ続ける神楽を見た。  
「おま……ジャ●プは小学生も読む、健全な漫画だぞ」  
「大丈夫ネ。コレ、2ちゃ●ねるの21禁アル」  
堂々と胸をはる神楽は、にっこりと笑みを零しながら銀時を見上げた。  
「だからイイでしょ?」  
銀時の腰に手を回して、立ち上がるとその勢いのままに唇をくっつけた。  
しかし、銀時は神楽を受け入れることもせず、ただ触れる唇を無関心そうに見つめた。  
反応を見せない銀時に飽きたのか、名残惜しげに神楽は彼の下唇を舐めて離れる。  
神楽が離れたことを確認してから、銀時はようやく口を開いた。  
「おいおい。今時、そんな安っぽいポルノ小説みたいな展開で喜ぶ男なんて」  
いねーよ…と、続くはずの言葉は、神楽の酢昆布臭い手で股間を触られたことで止まった。  
訝しげに眉を寄せた神楽が、そこの感触を確かめニヤリと嫌な笑いと目付きをする。  
表情に出なくても、そこが物語っていた。  
「安っぽいポルノ小説が何アルか?」  
ニマニマと顔を緩めた神楽に、銀時は目線をそらしてから負けたと小さく息をつく。  
「まぁ、なんだ…いいもんはいつまでたっても、いいよな」  
神楽の小さな体を引き寄せ、彼女の耳元でつぶやく銀時はチャイナ服のスリットから手を忍び込ませた。  
「男は成長しないネ」  
銀時のテンパの髪を両手で楽しみながら、神楽はクスクスと笑った。  
「永遠の少年なんだよ。男は夢見て生きてんだよ」  
喋りながらも確実に神楽の服を慣れた手つきで脱がしていく銀時は、チャイナ服を脱がせるとソファーに彼女を寝転ばせた。  
 
狭いソファーは神楽を寝かせるので一杯だったが、あまり気にする事無く銀時は彼女をまたがるように上半身をソファーの上に乗せた。  
ブラを外そうと、神楽の下に手を忍ばせると彼女もそれを手伝うように背を弓なりにしならせた。  
サラサラとした神楽の肌にそうように手をスライドさせブラをゆっくりと脱がせて、床に落とす。  
現われた乳房に唇を寄せると、わずかに神楽の体が反応を示し、握った銀時の服に皺を残した。  
鎖骨の辺りを吸い上げるように口付けして、少しずつ淡いピンクの突起まで唇を移していく。  
「ん‥ぁッ」  
突起に唇を寄せて、軽く挟むと焦れったそうに神楽は身をよじった。  
右手で、まだ幼いとすらいえる乳房を揉みながら空いた胸を舌で味わうと、ピクンッと体を震わせて甘い声をあげる。  
「んん、銀ちゃ‥っ、ァ」  
縋るように銀時の頭を抱いたり、服をひっぱる神楽は何か言いたげに銀時を見つめた。  
その視線に気付いた銀時は、動きを一旦止めて神楽の顔の位置まで身を起こし不機嫌そうに眉をひそめた。  
「んだよ?」  
銀時が面倒臭そうな顔をしているのはいつものことで、この時の声音もやはり中断するのも面倒だとありありと物語っていた。  
 
何に対してもやる気を見せない銀時に軽い苛立ちを覚えながら、神楽は大きな瞳で彼を見つめた。  
何か真剣なことを言うつもりなのかと、多少身を強ばらせた銀時は、それを神楽に気付かせまいと前髪をうざったそうに掻き上げた。  
「女ばっかり脱ぐなんておかしいネ」  
そう言うと銀時の襟首を掴むと、左肩に引っ掛けている着物ごとずらした。  
「ぅをっ!?ちょ‥馬鹿力でひっぱんな!肩はずれるッ」  
無理矢理脱がせようとする神楽から慌てて身を離すと、思っていたソレと違った神楽の言動と行動に安堵する。  
何を恐れたのかということには、あえて銀時自身触れずに、またそんな自分を誤魔化すように服を脱ぎ捨てた。  
「これで満足かよ?」  
もう一度、神楽の上に跨ぎのしかかり体重をかける。  
「満足ヨ」  
本当に満足気に笑みを浮かべた神楽は、銀時の素肌を確かめるように背中に手を回した。  
いくら普段ダラダラとしていても、やはりあの運動神経の持ち主だけあって、余分な部分のない体の銀時に神楽は少なからず尊敬に近い何かを感じた。  
そんな神楽の考えを知ってか知らずか、銀時は神楽の悦ぶ場所を探すようにキスをしたり、胸を揉んだ。  
 
「んゃ‥ッ」  
歯をたてて胸の飾りを嬲ってやれば、銀時に胸を突き出すように背を浮かせた。  
唾液で濡れて光る突起に指を這わせれば、ぬめぬめとしたソコは固く尖って真っ赤に熟れていた。  
「痛‥ッ、ん」  
突起を摘んで弾くと、神楽は眉をひそめて僅かに苦痛の色を示した。  
それでも銀時は動きを止める事無く、ピンっと主張するように立った突起に愛撫を続けた。  
痛みに勝る気持ち良さを感じることが神楽には出来ると分かっていたから。  
そうして、胸ばかりに気をとられている様に見せながら、銀時は次の行動をとるべく右手を神楽の体のラインに沿って下ろしていく。  
「ん、はぁっ」  
神楽が熱っぽく洩らす声に、銀時は己の欲望が疼くのを感じた。  
神楽を隠す最後の下着に手が触れ、そのままゆっくりと中心に向かわせる。  
愛液で湿った下着の上から、割れ目の辺りを指の腹で撫でると神楽の足が自然と閉じようとする。  
阻む足を片手で押さえながら、下着を脱がせると思った通り愛液に濡れた秘部が現われる。  
「銀ちゃ…は、やく」  
急かすように訴える神楽は、体を懸命に銀時に擦り付けた。  
それに答えるように銀時は右手の中指をノックするように秘部がに向けた。  
とろとろと流れるような愛液が指に絡んで、くちゃくちゃと卑猥な音を奏でる。  
「前戯を楽しもうって気はねーのかよ」  
「ひぁ…ン!」  
親指でひだの間に隠れた突起に刺激を与えると、ビクンっと神楽の体が大きく反応を示して、ソファーの背もたれにかけた腕を硬直させた。  
 
銀時の中指が熱くてねっとりと絡む襞に包まれ、抜き差しをすればそれに合わせて中も力を緩めたり強めたりする。  
途中、指を折り曲げて神楽の中を楽しむように動けば、彼女は息を荒くしてダメだと言う。  
「ンゃぁ‥イッちゃ、から…あんまり動かしちゃ‥んぅっ」  
神楽は、びくっと痙攣したように足を伸ばして銀時を受け入れられる程に濡れそぼったソコをきつく締め付けた。  
その感触を指だけで味わうことに満足できなくなった銀時は、指を抜くと代わりに十分に猛ったモノを取出し、先程まで指をくわえていたソコに当てがった。  
「ぁ、ぎんちゃ…ッ」  
当てられた銀時のモノに身を震わせて悦ぶ神楽の濡れたソコは、ぐぷ…ッぐぷ‥っと、押し込まれる質量に耐えながら確実に飲み込んでいく。  
絡む柔肉は銀時を逃すまいと、優しく締め付け奥へ奥へと誘い込む。  
ゆっくりとした侵略が止まったのは、神楽の肌と銀時とがぶつかった時だった。  
「は、ぁ…っ、ぁ、ふぅん‥ぅッやァ!?」  
息を整えようと神楽が目を瞑った瞬間、銀時は意地悪く腰を軽く振った。  
「銀ちゃ‥っひぅん、まだ駄目ッ‥ヨぉ」  
泣きそうな声をあげながら銀時を止めようとする神楽は、その言葉とは裏腹にもっと強い刺激を期待している自分に気付いていた。  
銀時が腰を揺らすたびに、奥が疼いてもっとしてと体が求めるのだ。  
「銀ちゃ…ん、ひぁあッ!!」  
甘えるような声音に銀時も気付いて、神楽の脚を抱えると中を思いっきり抉る。  
途端に、切羽詰まった神楽の喘ぎが始まり、打ち付けるたびに悲鳴のような声があがった。  
肌がぶつかるとパンっという音が、ぐちゃぐちゃという粘着質な水音とともに部屋に響いた。  
「アっ、あ‥アぁっ!ん、ァああっ」  
しばらくすると銀時のリズムに合わせるように、腰を緩く振る神楽の声が絶頂が近いことを教えた。  
銀時も限界に近い様で、眉をひそめて小さく声を洩らした。  
 
「イ、くぞっ」  
銀時の額から汗が滲んで頬を伝って顎に溜まると、律動に合わせて神楽の肢体まで落ちていった。  
「ぁ、あッ‥来るネ‥来ちゃうッ」  
小さな神楽の手が縋るように銀時の首に回り、次に来るであろう満たされる感覚に備えるため銀時を引き寄せた。  
神楽の唇が甘く誘ってキスを促す。  
銀時は誘われるままに神楽の唇に己のソレを触れさせて彼女を味わった。  
「んぅ…ンん‥っ、はぁ、んァあ‥ッ」  
唇が離れ目を合わせた瞬間、銀時は神楽の中に欲望を放った。  
断続的に注がれるソレを感じながら、神楽は力が抜けた腕を銀時の首から外した。  
乱れた息を整えつつ、神楽は霞みかかったようにボゥっとした頭でもう一度、銀時に尋ねた。  
「私は銀ちゃん好きネ。銀ちゃんは?」  
擦れてた声を聞きながら、銀時は始めと同じく「さぁな」と呟いた。  
ただ今度は、嫌いなヤツを抱けるほど俺は大人じゃない、と付け加えて。  
 

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