「陀絡さん このチャイナのガキから桂達のこと聞き出すんですかい?いっそ全員でマワして体に吐かせましょうや」  
宇宙海賊春雨を統括する船長、陀絡は、下っ端Aの提案に目を剥いた。  
「んだとコラ・・・オジサンはねぇ 不潔なヤツと女を肉便所としか思わねぇヤツは大嫌いなんだよ!!ケチらずに自白剤使いやがれ!!」  
「へ、ヘイ」  
下っ端はへっぴり腰で倒れたままの神楽の口元に粉末薬を吸い込ませた。  
「よし・・・まずはあの銀髪のことを聞き出せ」  
銀髪、という単語に、朦朧とした神楽の体が反応を示す。  
「銀・・・」  
何を口にするかと耳を欹てる海賊達の前で、神楽の表情が嬉しそうにニマ〜ッと緩んだ。  
「銀ちゃんのせーえき・・・おいしいネ〜・・・」  
シーンと静まり返ったデッキに、陀絡の血管が切れる音が響いた。  
「・・・オジサンはなぁ ロリコン男と尻軽女はもっと大嫌いなんだよ!!手前ら徹底的にヤっちまえ!!」  
 
 
ここはどこアルか・・・?頭がうまく回らないネ。  
何かヘンなもん吸わされた記憶はあるヨ。  
何かフワフワいいきもちネ。  
『オ〜イお嬢ちゃん、目ぇ覚めたかい?』  
ン、誰が呼んでるネ?銀ちゃん?銀ちゃんアルか?  
『いつまでも寝てないでイイコトしようぜ〜?』  
ああ、こんなヤらしいコト言うなんて銀ちゃんしかいないネ。  
いいヨ、銀ちゃんがシたいんだったら私はいつでもOKヨ。  
 
目の前の銀時の幻を見上げて、うっとりと目の前に差し出された陰茎を頬ばる。  
 
ん・・・なんかいつもの銀ちゃんのよりヘンな味ネ・・・それにちょっとちいさいヨ  
『お嬢ちゃん、こっちも握ってくれねぇかな?』  
んむ・・・あれ?こっちにも銀ちゃんがいるヨ?あっちにも銀ちゃん、銀ちゃんがいっぱいいるヨ?  
『ほらほら左手がお留守だぜ?』  
まぁいいヤ、銀ちゃんだったら何だってしてあげるヨ。  
 
両頬に擦りつけられる陰茎を、両手でしごいてやる。  
どれも明らかに銀時のブツより小さかったが、  
転生郷の幻覚作用で朦朧としていた神楽に、それに気付くほどの思考力は残っていなかった。  
 
後ろからいくつも手が伸びて、内股や尻が無遠慮に撫で回され揉まれる。  
ひゃわッ、人のケツはもっと丁寧にさわれヨっ。なんか今日の銀ちゃんヘタクソだヨ。  
『うぉ、出る・・・』  
え!?ちょいま ぶおッ!!  
口内で爆発した白濁に喉を突かれて思わずむせ返った、  
それと同時に両手に握っていた陰茎も暴発し、神楽の顔面に遠慮なくぶっかかった。  
う〜ゲホゲホ ちょっとは遠慮しろコノヤロー!  
『あ〜・・・たまんねぇや』  
『おい、次ぁ下の穴でやらせろよ』  
ぼんやりとした思考の中で、四つんばいにされて尻を抱えられた。  
同時に尻の穴に熱いナニかが押し付けられる感触。  
『兄貴ぃ、アナルのほうがお好みなんですかい?』  
『うるせぇな、おとなしく順番待ってやがれ』  
ぎ、銀ちゃんアンタいつのまにケツのアナ趣味になったネ!?お母さんは悲しいヨ、よよよ・・・  
じゃなくて!ちょっとまってヨ まだ心の準備が  
 
ずぶん  
 
ひゃわあああああっっっ!!!  
なんかアレね、ウンコが通過してく感触そのまんまネ!!  
無花果カンチョーなんてメじゃないヨ マジで!  
『おおう、キッツ・・・』  
 
すぶすぶずぶぶ  
 
あああああっ ウンコ逆流してるネ!!いつもおケツから排出してるブツが逆流してくるネ!!  
アレか ウンコの逆襲アルか!いつもひねり出されて流され続けてきたウンコの怨念アルか!?  
『っはぁ・・・オラ動くぞ』  
はいぃぃぃ!!!?マジでかオイコラ。  
っつーか切れるネ絶対!おケツのアナがヘンな方向に切れちゃうネ!!  
 
ずっちゃずっちゃずっちゃずっちゃ  
 
痛いヨ 痛いヨ 痛いヨ 痛いヨ  
コノヤローっ!!!!絶対後で目の前でウンコしてやっからなーッ!!!!  
とか思いつつも、尻の穴の圧迫感に次第に異様な感覚が生まれてくる。  
いつも厠で排泄している時、通過の時に感じる圧迫感。  
その時必ずやってくる奇妙な気持ちよさが、神楽を満たし始めていた。  
ああ、もういいヤ。銀ちゃんになら何されても許してやるネ。  
あっ何か速いヨ。銀ちゃんも限界アルか?  
私も何か あっ  
何かくるヨっ ひあっ  
あっ あぁーっ!!!  
 
『・・・ちゃ・・・ぐらちゃん・・・』  
何だろう、何か聞き覚えのある声がするヨ。  
『・・・神楽ちゃん!!』  
新八?なに真剣な声出してるネ?  
『神楽ちゃん!!神楽ちゃんを離せっ!!!』  
離せって、誰に言ってるネ?私は銀ちゃんと・・・  
 
バキッ  
 
げふッ!!?  
『オラぼーっとすんじゃねえよ!とっとと口開けな!!』  
・・・違う、こいつ銀ちゃんじゃないネ!  
銀ちゃんだったら絶対に私の顔を殴ったりしないヨ!!  
よくも・・・!!  
 
ぐちぃっ  
「ひえええええええ!?!?」  
下っ端の一人が情けない悲鳴とともにひっくり返る。  
神楽は噛み千切ったそいつの肉棒を、力いっぱい吐き捨てた。  
「ほわちゃあああああああ!!!」  
間髪入れず、現状が理解できない下っ端どもの睾丸を神楽の鉄拳が叩き潰す。  
「ひ・・・ひぎゃあああああ!?!?」  
「血祭りじゃああああああああっ!!!」  
怒りに燃える神楽の喉元に、次の瞬間陀絡の剣が突きつけられた。  
「おじさんねぇ、やかましいのは大嫌いなんだ・・・手前らは攘夷派の連中を誘き出す餌なんだよ」  
目の前には剣、後方はデッキの縁、逃げ場はなかった。  
「・・・足手まといになるのはゴメンヨ」  
一瞬、新八に笑いかけ、下の海へと身を翻した。  
「神楽ちゃ・・・」  
「バイバイ」  
ごめんネ新八。ごめんネ銀ちゃん。バイバイ  
耳元で風が唸って、体が落ちていく。  
それを受け止めたのは、冷たい海面ではなく  
 
「無粋に俺のモンに触ろーとするヤツは・・・ぶった切る!!」  
ああ、遅いよバカヒーロー。ヒロインがヤられちゃった後に来てんじゃねーヨ。  
・・・罰として 今夜はいっぱいシてヨ。  
今度こそ幻じゃない銀髪の香りに身をゆだねて、神楽は幸せそうに目を瞑った。  
 
 

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