「あの糞男…」
ほんの数分前まで万事屋に居たお妙だったが、今は半ばキレ気味で自宅に向かっている。
キレ気味の理由。
それは万事屋で出された茶に媚薬が入っていたからだ。
気分は高ぶり体は火照り、俗に言う性欲に体を支配されたが、銀時に襲われそうになり一瞬我に返ったお妙は、その場で銀時の股間を蹴り上げ万事屋を飛び出した。
「無理矢理やる気だったなんて、銀さんったら侍失格だわ!」
段々と媚薬の効果に体中を支配されていく。
イライラもいつの間にか消え、息が荒くなり、頭の中は"やりたい"の四文字のみ。
そんなお妙を電信柱の陰から見守る(ストーキングする)一人の男がいた。
「…はぁ…はぁ…」
体中が疼き、お妙は道端で膝をついた。
「お妙さん大丈夫ですかァァア!?」
一部始終を見守っていた近藤は、お妙が倒れたのだと勘違いしてすぐに駆け寄った。
「お妙さん、すぐに病院に連れてきますから!」
お妙は、抱え起こそうと手を伸ばした近藤の腕をグイと引っ張り、耳元で囁く。
「ゴリさん…私…。したい、…んだけど」
耳にお妙の息がかかり、近藤は赤くなった。
「したい…ですか?したい…え?それはアレですか?何を?え?え?」
困った様な顔でキョドる近藤にイライラして、お妙は近藤の耳を甘噛みした。
「ふぐぁっ」
「だから、したいっつってんだろーが!」
お妙は周りをキョロキョロと見回して人気がない事を確認すると、道の脇にある茂みまで近藤を引きずった。
草むらに寝転がらされ、最愛のお妙が自分の上に馬乗りになりベルトとズボンを解いている。
この光景だけで近藤は既にお腹いっぱいだった。
「お妙さん、何を…」
「黙っとけゴリラ」
お妙は近藤のズボンとトランクスをズリ下げると、反応し始めている近藤自身を右手で軽く擦った。
「うっ」
「ゴリさんの、デカ!」
何が何だかさっぱり分からない様子の近藤だが、お妙に自身を触られ、すぐにそこは太く固く変わった。
「お妙さん…?」
「あーダメ、もう我慢出来ない」
お妙は着物をたくし上げてショーツを脱ぎ近藤に馬乗りになると、既にグショグショに濡れている秘部に近藤自身をあてがい自ら腰を落とした。
「んっ…ぁぁあ!」
「うっ」
ズプッ
狭く小さな穴には大きすぎる近藤自身が、お妙を貫く。
お妙は一瞬苦痛そうな顔をしたが、すぐに腰を上下に揺らし始めた。
ヌプッ
ズプッ
卑猥な音が辺りに響きわたる。
まだ明るい時分に、いつ誰が通りかかるか分からない野外。
そのシチュエーションがよりお妙を興奮させる。
「ぁっ…ぁあんっ…ひぁっ…ぁっ」
目の前で大好きなお妙が。いつもの気品の漂った表情ではなく、淫らな表情をして喘いでいる。
近藤も限界に近づいていた。
自分が完全に理性の糸を切ってしまったら、お妙に何をしてしまうか分からない。
こんな時でも快楽に飲み込まれず、近藤はお妙を気遣っていた。
「ぁっ…ぁっぁっぁっぁっああ!!」
しばらく上下に腰を振っていたお妙だったが、その速度が増し声が大きくなった。
お妙はガクンと腰を折り、近藤の上に崩れた。
近藤は腹の上に大量の愛液が流れてきた事に気づき、お妙がイッたのだと悟った。
近藤自身もイキそうではあったが、避妊用具を使っていない為、何とか堪えた。
「お妙さん…」
近藤は愛おしそうにお妙の頭を撫で、今起きた事を頭の中で整理しようとした。
が、お妙に口を塞がれてそれは止められた。
「ゴリさんはイッてないでしょ…?」
そう言ってお妙は着物の帯を解き、近藤の前で全裸になった。
近藤はお妙の体を夢見心地に見つめた。綺麗だ、と。
お妙は近藤の耳元で「今度はゴリさんの番」と囁いた。
そこで近藤の理性の糸は切れた。
理性の糸が切れた、といっても近藤は紳士だ。
自分の隊服を草むらに敷きそこにお妙を優しく押し倒した。
「好きです、お妙さん」
近藤はお妙の首筋にキスを落とし、それを段々と下にズラしていく。
お妙の小さな膨らみの真ん中の突起にたどり着くと、愛でるように舌を這わせた。
「ぁっ…」
近藤は手で片方の乳房を揉み、もう片方は口に含むと思い切り吸い上げた。
「ひゃぁっんっ!」
お妙の腰がビクッと反り返る。
近藤は片方をそのまま吸い上げ、乳房を揉んでいた手を止めお妙の内太股をソッと撫でた。
「っぁ」
お妙の太股は愛液で湿っていた。
近藤はすくい取るように内太股を下から撫で上げ、お妙の秘部の割れ目を三回指でなぞった。
「…んぁっ」
それだけじゃ足りないと上目遣いの潤んだ瞳で見つめられ、近藤はすぐに指を一本お妙の小さな穴に滑り込ませた。
「…あぅっ…ぁっ…や…もっ…と…」
指を出し入れする度にお妙が腰を浮かし、指がキツく締め上げられる。
近藤は指を二本に増やし、お妙の内壁を擦った。
三本目の指を挿入しようとした所で、お妙が痛いと顔を歪ませた。
「す、すいませんお妙さん!痛かったですか?」
「近藤さんの指、太くてゴツゴツしてるから…」
近藤はお妙の足を開かせると、お妙の秘部に舌を這わせた。
「ひゃっ!?…や、やめ…恥ずか……んあぁっ!」
「痛くなくなりますから」
近藤は優しく強弱をつけてクリを刺激し、舌をつぼめて穴に出し入れする。
お妙の秘部から大量の愛液が流れ出たのを確認し、近藤は舌を止めた。
「お妙さん、あの、挿れても、いいですか…?」
「…聞かないで下さい」
お妙は恥ずかしそうに顔を赤らめ視線を泳がせ、足を大きく開いた。
近藤は固く反り返った自身をお妙の秘部にあてがい、少しづつ挿入していく。
「はぁ…ぁっ…ん!」
「くっ…!」
キツく締まるお妙の小さな穴に自身が全て収まった事を確認すると、近藤はゆっくりと腰を振り始めた。
「あぁっ!」
「お妙、さん」
徐々に速度を速め、近藤はお妙の奥を突き続ける。
「ぁっぁっぁっぁっあっん…ひぁ…あっあぁっ」
突き上げる度にお妙から洩れる喘ぎ声で、近藤の腰の振りは更に速くなる。
「も…ダ、メ…イ、イく…」
「俺、もイキ、ます」
近藤はすぐにお妙から自身を引き抜き、お妙の腹の上に白濁を吐き出した。
意識を失いピクピクと小さく痙攣を繰り返すお妙の髪を撫で、近藤は「大好きです」と呟いた。
お妙が目を覚ますと、いつもより高い視点で町が見えた。
心地よい揺れに下を向くと、近藤に背負われている事に気づいた。
お妙は先ほどの事を思い出して小さく笑い、媚薬のせいだし何も覚えていない事にしようと決めてまた目を閉じた。
終わり