「真似してみましたけど…なんだか気持ち悪くて…」  
「どんな事したの?」  
「指で…」  
「どこ触ったの?」  
「……ぁ…」  
「黙ってたら分からないよね、妙。指差してごらん」  
「……あな、です…」  
 
 
妙が恐る恐る指差した先は、間違いなく穴だった。ただし、後ろの方の。  
 
 
 
 
…………………知っててやってるのか、本当に知らないのかが分からねェ……。  
 
DVDとかキャバクラ時代に吹聴された知識以外は元々知識無い娘みたいだし、よく分からないでソッチに……ってのは考えられる。  
イヤイヤイヤ、でも初夜に電マ持ち出す娘だよ?何故か今もセーラー服だし…階段全速力で駆け上がったらソッチに行き着きましたってのも……そしたらもう俺完全に追い越されたんですけど…  
 
「……勲さん?」  
「え?!」  
「どうかしました…?」  
 
訝しげな視線に意識を戻す。  
 
「えと……気持ち悪かったんだ?」  
「はい…DVDのように突然現れた男性におねだりしちゃう感覚にはなりませんでした」  
「おねだりって…」  
 
妙があの(新八君の)DVDの女性のようにおねだりする姿を想像した。  
もしかして気持ちよくなったらおねだりしてくれんのかなァ…!  
 
「でも…勲さんに触られた場所は違うんです…」  
「違うって?」  
「……自分でした時と違って……もっと触って欲しいって思うの…」  
 
 
恥ずかしそうに、でも求めるような視線に思わず生唾を飲む。  
か、可愛い…どうしよう。  
 
「も、もっと触って欲しいの?」  
「はい……っぁン」  
 
静止していた指を再び動かす。  
先程より少し固くなった突起を円を描くように捏ね回すと、妙の口から甘ったるい吐息が漏れた。  
 
「妙、そろそろ脱がせていい?」  
 
紅潮した頬で俺の手元を見る妙の視線を意識しながらスカートを捲り上げる。  
 
「……あ…勲さん……」  
「こ、コレって…?」  
 
その中は、いつぞやの下着泥棒の件で見たベビーピンクのレースのパンツ。  
…などでは無く、どこで見つけて来たのか真っ白なパンツの正面に達筆な字で「御用」と書いてある。  
そりゃ確かに、確かに御用はありますけどォ…なんつうセンスの下着を…。  
 
「昼間、九ちゃんと買って来たんです…」  
「へ?」  
「九ちゃんが、勲さんならこういうのが好きだろうって…」  
 
一瞬にして背中にじわりと汗が滲む。  
脳裏にはあの娘の殺意を剥き出した表情が浮かんだ。  
だ、だよねェェェ…!そうなるよね!  
 
「…ダメでした?」  
 
妙の不安そうな顔ではっとする。  
フッ…こんな事で引き下がる俺じゃありません!!  
例えこんなパンツ付けてたって(本当は可愛いレースが良かったけど)俺の心は萎えません!だって一番大切なのは下着の下、中身だから!  
 
「俺に見られる事想像して買ったの?」  
 
問いかけながら割れ目を指でなぞると、じわりと湿り気を帯びる。  
 
「そ…です、」  
「やらしいなァ…妙の方が乗り気だもんね」  
「やっ…だって」  
「下着が濡れてますよ?下はどうなってるんだろうね」  
 
下着を横にずらすと、慌てて妙の手が俺の腕を掴む。  
その手を退かして視線を向けると、くすみも無い綺麗なピンク色がヌラヌラと艶めいていた。  
 
「やッ…勲さんっ…!…見ないで……」  
「どうして?綺麗ですよ。妙のココ」  
 
反対の親指でソコを拡げると、妙が耐えきれないとばかりにぎゅっと目を瞑る。  
 
「ぁ…や、です……勲さん」  
「DVDの娘は普通にしてましたよね。自分で拡げてる娘も居ましたし」  
「ひァ…っ…それは…そ、ですけど……」  
「歯切れが悪いなァ。妙は勉強したんでしょ?」  
「でも……やっぱり恥ずかしいです…」  
 
恐々と薄く目を開く妙の目尻には涙の粒が浮かぶ。  
あの普段の凛々しい妙の姿からは想像つかないような、オンナの顔。  
 
「大丈夫ですよ、妙のココは悦んでるみたいだし」  
 
蜜を掬うように割れ目を指先でなぞると、途端に妙の体が驚いたようにビクンと痙攣する。  
 
 
 

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