ある日鉄は副長の小姓として柳生邸に訪れた
「こっちかな…?」
副長に頼まれて九兵衛への手紙を届けに来たのだが中は意外と広くて鉄は迷ってしまった
丁度その頃お探しの九兵衛は道場の横にある自分専用の井戸で水浴びをする為汗で濡れた晒を解いていた
(ふぅ…、東城がいないと気楽で良い)
東城は今盛々の所に猿を連れて行ってここにはいない。だからこうして白昼堂々と乳房を露わにして水浴びが出来るのだった
残るは袴を脱いで下も脱いで丸裸になるだけだったがその時人の気配を感じて止めた
「何だ、鉄じゃないか」
視線に東城のような厭らしさが全く無いので身構える事はしなかった
「あ、あの…、申し訳ありません!」
「ん?何で謝るのだ?」
九兵衛にはCボーイである鉄の気持ちが理解出来ない
九兵衛のように若くて綺麗な娘が鉄に対してポール・美乳マンをしているのだ
鉄はそれをマジマジと見てしまった為中腰の姿勢を取るのは普通だった
「ああ!そうか僕のおっぱいを見て勃起したのか、それは済まなかったな」
二人しか男を知らないが九兵衛は男のそういう生理現象に詳しかった
「いえ、結構です!あ、あの…、手紙です」
まずは副長の用事を済ませなくてはいけないと鉄は思い中腰のまま渡した
「ありがとう」
そう礼を言うと乳房など幾らでも見ればよいという姿で手紙を読む。頬が赤くなると同時に一寸寂しそうな顔になった
仕事が詰まっていて暫くは会えないと手紙にはあって読み終わると丸めて捨てた
「なぁ鉄、一寸こっちに来い」
「ええっ!何ですか、九兵衛さん!」
言われるままに鉄は近寄った
すると九兵衛は鉄に抱き付いていきなり唇を合わせた
(ほがぁ!何するのですか!!)
これが鉄のファーストキスだった
しかも離そうとすればそれを許さず舌を出して唇を舐めて九兵衛は求めて来る。それには鉄も降参とばかりに唇を強く吸い返し激しいキスとなった
「流石にいつも副長に鍛えられているだけあってか、こういう場面でも良い度胸だな」
「まぁ修羅場には慣れていますからねぇ」
鉄は蒸気の上がった顔でサラリと言う
「それにしても鉄の分身は凄いな…」
ズボンの下で窮屈そうにしていたモノをいつの間にか九兵衛は露わにしていた
「僕の三本目に相応しい…」
鉄のそれは他の二人と負けぬ程大きかった
「鉄が見せてくれたのだから僕のも見せないと不公平だな」
言うなり九兵衛は袴を脱ぎ捨てる
身に付けているのは紐と言い切ってもおかしくはない程幅の狭い白い下着だった
「この紐の先を持ってくれ」
「こ、こうですか?」
鉄が九兵衛の腰にある蝶々結びの紐の一本を持たせる。そして身体を少し離すと紐は解けて九兵衛は丸裸になった
「えぇぇー!!」
目の前には丸裸の若くて綺麗な娘がいて更に自分に隠す事無く陰部を晒している
見ただけでバベルの塔が一階分高くなった
「感じてくれるのか、嬉しいよ」
Cボーイの鉄はいつの間にか隊服やズボンとかも脱がされ丸裸になっていた
「上が良いか、下が良いか、どっちだ?」
「ああ、上で」
「わかった、挿入するよ」
九兵衛は鉄を仰向けに寝かすとモノを掴んで自分の陰部に当てた。それから先端を秘裂に宛がいスリスリしてから外れないように胎内に入れた
「あぁ、あぁー!気持ち良い!」
「お、俺も堪りません!最高です」
九兵衛と繋がる事が出来た鉄が歓喜の声を上げた。これで見事にCボーイは卒業した
「九兵衛さんの胎内、暖かいです」
「僕も鉄のモノが熱くて、身体がどうにかなりそうだよ」
そう言うとありがとうの意味を込めて九兵衛がまた唇を重ねた
それから数十分後東城だけが帰って来た
九兵衛の姿が見えないので探しているうちにここに辿り着いて二人の姿を木の陰から覗く
(な、何をしているのですかぁぁ!若ぁぁ!)
井戸の柱にもたれ掛った九兵衛が後ろから鉄に責め立てられて善がっていた
「鉄のモノを下の口で味わっている」
グジュ、クニュ、ニュプ、ヌプ。
いやらしい水音を立てて鉄のモノは九兵衛の秘裂をトロトロにしてゆく
「ふぁ、あぁ、あん、あぁん!もっと!」
腰を振り鉄のモノを胎内でじっくり味わう
「きゅ、九兵衛さん!!」
「い、いっちゃうぅー!!」
鉄が二度目の放出を行う前に九兵衛が絶頂に達した
「うわっ、締まる!締まる!」
暫くしてから鉄も放出した
「二回戦は僕の負けだ。呑み込みが早いな」
「九兵衛さんの教え方が上手いからですよ」
(何てこったぁぁ…、若が三人目の男と、セ、セックスしてしまったぁぁー!)
呆然とするしかない東城だった
九兵衛の胎内から鉄のモノが抜かれる
それは東城が今まで見た事が無い程大きくて太いモノだった
「一皮も二皮も剥けて…」
ウットリとした顔の九兵衛が両手で愛しそうに撫でる。そして三回戦に向けての準備の為口に咥えようとする
「一寸待って下さい!若ぁぁ!!!」
慌てて木の陰から東城が飛び出して来る
「お、おい!何だ、お前は!!」
果敢にも鉄は九兵衛の前に立ち覗き見野郎の厭らしい目から守った。その隙を利用し脱ぎ捨てた道着や袴を九兵衛は身に付ける
「庇ってくれてありがとう、鉄。君も服を着たほうが良い」
そう言うと九兵衛は拾って埃を払った隊服を鉄に手渡した
「悪いが東城、僕はお前に抱かれる気は全く無い」
キッパリと告げた
「な、何故ですかぁぁー!!」
どうしても納得がいかない東城が食い下がる
「それは、だな…」
鉄が護身と訓練を兼ねて持ち歩いている木刀を一寸借りると断ってから九兵衛が振った
バサッ!
一瞬のうちに東城は下半身が丸出しとなって九兵衛と鉄に股間を見られた
「え?エノキ茸?!」
「僕の小指よりも小さいな…」
東城のモノは極めて小さかった。そのサイズでは満足出来ない身体になったと伝えた
「確かに風呂で副長の背中を流した事がありやしたが俺よりもデカかったっす!」
(な、何ですとぉぉぉー!!!)
「いやいや、鉄のほうがデカイ」
謙遜しなくても良い。自信を持てと言う
「まぁ何にせよ、ここではまた覗き見されそうで駄目だな。汗かいたから風呂でさっきの続きをするか?」
「はい!副長がお帰りになるまでの間九兵衛さんが退屈しない様務めさせて貰います」
「ふっ…、君は本当に可愛いな」
微笑みながら九兵衛は鉄にキスをした
「わ、若……」
どうやっても九兵衛とはセックス出来ないと知った東城はうずくまった
そして風呂場
「そう、そこを、もっと激しく前後に動かすのだ!あ!あぁ!いい!もっと、強く!」
「わかりました!!九兵衛さん!!三回戦も俺が勝たせて貰います!」
「そんなに簡単に勝てると思うなよ」
「あうっ!!凄い締め付けだ!」
湯船の中での戦いはまだ終わりそうにもない
〈おしまい〉