快援隊で艦長を務める陸奥は航海日誌ならぬ後悔日誌というものを付けていて今回はその一部ならぬ恥部を紹介したい
蓮蓬と同盟を結んでから数か月後の事だった
下着と見間違うような白い水着を着た蓮蓬の女性たちに誘われて“宇宙(そら)の湯”に休暇に来た陸奥は銀河が見渡せる展望風呂を一人で貸し切りの状態にして楽しんでいた
「ああ、気持ちがしょうえい」
長い髪を束ねる紐を外して湯に触れないようキャップを被っている陸奥のその裸は美しい
CいやDカップはある乳房の下には“キ”の字に割れた立派な腹と無駄な脂肪のない括れた腰があり更にその下には柔らかくて丸味のある尻がある
「あのバカ、どうしてるがかぇ」
陸奥はふとバカこと坂本を思い出して呟いた
この休暇を利用して坂本は地球に戻っている。おそらくはおりょうと共に遊んでいるだろうと思うと乳房の奥に隠れた女心が痛くなる
同時に湯の中でゆらゆらと揺れる陰毛の下にある女陰の奥も疼いてきて濡れた
「いけない! 汚してしもうた」
慌てて立ち上がり湯から出る。陸奥の若さの証として肌が湯を弾いて丸い粒になって床に落ちた
「へ〜綺麗な体をしているね、女の侍さん」
出入り口から若い男性の声がした
「何だ! おんしは!」
ここは混浴ではない、出て行けと叫んだ瞬間、
「やだなぁもう、お探しの男ですよ」
碧の瞳に赤味を帯びた長い髪の男性が大接近してきた。間近で見ると長い髪は波を打っていて三つ編みを解いたように思えた
それで陸奥の頭にある男性の事が浮かんだ
「あの春雨のバカ提督か、おんし!」
少し前に蓮蓬の女性たちとの話をした
宇宙海賊・春雨の新たな提督になった神威が蓮蓬の新たなリーダー・江蓮と会見し両者は同盟を結ぶ運びになりそうなのだ
そこで自ら神威を調べている最中だった
「当たり」
ニヤニヤと笑いながら神威は陸奥を床に押し倒して頭のキャップを外した
すると陸奥の長くてサラッとした髪が流れて床に広がった
「めっそに離してよ!」
男性経験のない陸奥でも神威が何をしに来たのか、それぐらいは解る
「俺の剣を交えたらね、離してあげるよ」
言うと神威は陸奥に勃起した陰茎を見せた
「ほがなモノを銜え込む気はない!」
生まれて初めて見る陰茎に頬を染めて抵抗をするが無駄だった
「わぁ、女でも侍さんだけあって力あるね」
並みの男性と違ってそこは夜兎族である
陸奥の怪力など神威には通用しなかった
 
「あしはおまさんと交わる気などてきない」
無駄だと解っていても陸奥は抵抗を続ける
「え〜、そうかな?」
ニコニコしながら神威が陸奥の両脚を持つと大きく左右に拡げた
「こっちのお口はモノ欲しそうだよ」
神威の目の前には陸奥の女陰がある
湯に入ったからなのか波打ち広がる陰毛の下には陸奥自身も目にした事がない豆粒ほどの陰核と開きかけた花みたいな陰唇がある
「ほら、こんなに濡れているし」
神威の右手が陰唇の真ん中に触れ膣口を指で伸ばすとそこからまた愛液が流れてきた
「やめて! つつくな!!」
必死に神威の陰茎が膣口の中に入る事を拒む陸奥なのだが次第に体が言う事を聞いてくれないのに気付く
「ふふ、そこまで俺の剣が欲しいのか?」
「ひゃっ、あっ!」
神威の人差し指が膣口の中に入る
「美味しそうに銜えているよ」
抵抗するのを諦め陸奥は全身で中を弄られる快感に酔い始めた
乳房をユサユサさせてその上に乗った乳首を硬くしてゆく
「鍛えているだけあって締め付けるね」
腹筋が割れると同時に膣口が人指し指を強く締め付けるので中指も入れてみる
「ダメっ! そこぉ」
どうやら陸奥の一番感じやすい場所を刺激したらしい。陸奥の頬が益々赤くなる
「さて、そろそろ…」
膣口を丹念に指で解したから挿入し易いだろうと思った神威は陸奥の脚を抱えて腰を掴む
「ちっくと待ってくれ!」
神威の陰茎が先程見た時よりも大きくて硬くなっているのに陸奥は躊躇するが、
「待てないね」
クスッと微笑むと膣口に陰茎を宛がって突き入れた
「うわぁぁぁ!!」
体を引き裂かれるような激しい痛みが陸奥を襲った。カッと目が見開いて涙が溢れてきた
結合した部分から生暖かい血がトロリと流れ陸奥の内股を汚し床にポタポタと落ちた
「い、痛い! …ぬ、ぬい……」
必死に腰を揺さぶって抜こうとするが力では神威に叶う筈もなく、
「そんなにもがくともっと痛くなるよ」
陸奥の必死さを面白がるように神威は陰茎を根元までグッと差し込んだ
「あぁぁ…、ぐぅふ!」
子宮の先まで届いたらしく苦しそうな陸奥を見て何を思ったのか神威が左の耳たぶを舐め舌の先で耳の穴を突く
「ふぁ、あぁあん…」
今までとは違う甘い声が陸奥の口から出た
 
「君って耳も感じ易いね」
そういう所が可愛いなと思い、もうこれ以上は泣くものかという顔をする陸奥に軽く唇を重ねた
「もぐぁあ!」
下の口に続いて上の口まで神威に奪われただけでなく舌で口内を丹念に撫でられ、
「や、はぁ、くぅ…」
息苦しくて顔を背けると甘い声ばかりが出てくるので自分でも驚く陸奥だった
「陸奥の中って気持ちが良いね」
優しい言葉とは裏腹に神威は強く激しく腰を動かす。慣れてきたのか結合部からは透明な愛液がまた溢れてきた
「そ、…げな…、はぁん、あっ…」
何度も何度も子宮の入り口を陰茎に突かれて陸奥は痛みよりも快感に変わってくる自分に驚きの色を隠せなかった
乳房をユサユサさせ乳首が躍る
いつしか陸奥の両脚が神威の腰を挟む
「ふ…」
男性の味を知って喜びに悶える陸奥に神威は本気を出して更に腰を激しく打ち付ける
「や、は…、ああん、あ! あん、やぁ!」
挿入してからかれこれ数十分が過ぎた
床に流れる陸奥の長い髪は激し過ぎる結合によって妖しく乱れる
「あぁっあぁ!!」
陸奥がイク。脚の指をグッと握り締めそしてフゥと開いた
「もうイッタの?」
まだ物足りないなと神威は思ったのだが初めてなのを思い出してそろそろ自分もイク事にした
「あ!あぁはぁぁん!!」
散々弄ばれた子宮の口が観念したのか神威の精液が注ぎ込まれるのを飲み干す為その口を開けた
「く! ふぅ…」
ようやく神威が動くのを止めた
「げにおんしゃぁ」
神威に乗られたままの陸奥が声をかけた
「ん?」
碧の瞳だけ動かして陸奥を見つめる
「何時までこうしてるつもりだ」
未だに二人は結合しているのだった
「やるべき事がやまったら離れてよ」
こういう形で処女でなくなるのは陸奥として不本意だったが仕方がないと諦めたのだった
「ん〜、最初はそのつもりだったけど…」
神威はアホみたいに立った前髪を右手で弄りながら返事に詰まったのだが、
「ひゃあっ!!」
結合したまま寝返りをして、それから陸奥の体をしっかり抱いて立ち上がって所謂駅弁と呼ばれる体位に変えた
「おんしゃぁ何をする気だ」
 
「このまま二回戦をしようよ」
「気は確かか、おんし」
神威は少しも悪ぶれた顔をせずに言った
「だって陸奥の中は気持ち良いし」
戸惑いを隠せない陸奥に対しニッコリと笑いながら神威は抜けかけた陰茎を差し込んだ
夜兎族だけあって精力の回復も早いらしい
「え〜、止めろ、こらえてくれ!」
こんな化け物相手では体が持たない
陸奥は必死で訴えたが神威は聞いてくれない
「それに蓮蓬の女たちはさ…」
神威が出入り口の向こう側の脱衣室をチラリと見たので陸奥もそちらを見ると、
「!!」
蓮蓬の女性たちが全員裸のまま床に寝ていた
しかも女陰からは精液が垂れている
どうやら先に神威と全員したらしい
「陸奥みたいに頑丈じゃないんだよな」
そう言いながら腰を上下に激しく動かし始め陸奥の体を弄んだ
「あはぁ、あぁ、ふぅあぁん!」
先程絶頂に達したばかりの敏感な体は貪欲に神威の陰茎をまた欲した
「こんなになっても抜いて欲しいの?」
意地悪く陸奥に質問してみる
「ダメっ! ああん!」
首を振って更に神威にしがみ付いた
「俺も抜きたくないや」
一度精液を放った所為だろうか陰茎を動かし易い。それに抵抗しなくなった陸奥を見ているとやはり楽しい
陸奥の背中を壁に押し付けて乳首を吸った
「も、もっと…」
蕩けるような顔した陸奥が神威を見つめる
「そう言うからには覚悟しなよ」
汗一つ掻かずに神威は腰を激しく動かした
こうして二回戦が始まった
 
結局陸奥は神威と展望風呂で二回、それから場所を変えて個室でも一回やった
 
「はや休暇は終わりだ」
蓮蓬の女性たちとも別れ快援隊に戻った陸奥は依然と何も変わらない
ただ後悔日誌と書かれた鍵の付いた日誌帳に休暇中にあった事が全部書かれた
 
「ご機嫌ですね、提督」
宇宙海賊・春雨の総本部では阿伏兎の嫌味が休暇明けの神威を待っていた
「ふふ、まあね」
陸奥が髪を束ねていた紐を戦利品として勝手に貰ってきた神威はそれを見ながら返事した
(またやりたいね、女の侍さん)
窓の外に広がる宇宙を見つめて呟いた
 
 
〈おしまい〉
 

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