今回ほど自分のドジを悔やんだ事は無いと彼女は思った。
「高杉さん、このくノ一はいったいどうしますか?」
腕と足を縄に縛られ、口には猿轡。さすがの始末屋さっちゃんにもこれは何の抵抗も出来ない。回りには腰に刀を差した男達、そして彼女が松平に暗殺を依頼された男、高杉晋助がいた。
「さて……どうするかねェ……」
粘っこい口調な高杉の無感情な眼に、彼女はとてつもない恐怖を感じた。
「殺すのはもったい無いですなァ……」
誰かの言葉に男達が不適な笑いをこぼした。
「まァ、決まってるだろう。お前等、コイツをあの部屋に運べ」
高杉の言葉に、二人の男がさっちゃんを抱えてその部屋に運び始めた。彼女は何も出来ないままだった
彼女はその部屋に入れられると、二人の男に外から鍵を掛けられ閉じ込められた。
灯りをつけていない上に、窓が無い部屋のため真っ暗だ。時間が静かに流れる……
(あそこでミスらなければ……)
またも失敗を悔やんだ、彼女は屋根裏で高杉が隙を見せる時を待ち、見せた瞬間に背後から抹殺する手筈だった。
彼女も眼鏡をかけていれば超一流の始末屋だ、高杉達の潜伏先に難無く侵入すると半日の間、機会を伺った。
しかし高杉もかなりの使い手である、隙を見せる事は全く無かったため、暗殺は長期戦にもつれ込んだ。そしてそれが彼女にとって仇となってしまった。
季節は梅雨、特に狭い屋根裏は蒸し暑くなっていた、流石のさっちゃんも汗が流れる。
半日も蒸し暑い屋根裏にいれば脱水症状になってもおかしくは無い、結局は屋根裏に倒れてしまった。
腰を屈めた状態から倒れたために音を出してしう。
「――ドサッ……」
その音は下にいた高杉の耳に入った
「ん?オレの真上に隠れるなんざァ〜何奴だァ」
高杉が屋根裏を鞘にで叩く。
さっちゃんの体重の重みと、高杉が叩いたために脆くなった天井は遂に抜けてしまった。
落下してからは記憶が無い。が、敵に介抱をされたために脱水症状は回復していた。
(生かして貰えたという事は……誰に頼まれたか、口を割らせられるのだろうか……
いや、言わずとも分かっているだろう、高杉自身も真選組に追われている事位は百も承知のはずだ。
わざわざ聞く必要も無いはずだ……という事はいったい?)
これ以上は、考えない事にした。
だいたいは理解できているが、それを認めたくは無い。
それだけは嫌だ……
しかし、今の彼女に拒否する力は無い。
『ガチャ』
鍵が外されて、三人の男が入って来た。
暗いので顔が分からない、誰かが電気を付けた。
「ようこそ、この口割らせ部屋に。」
高杉だ、他の二人は誰だか知らない。
部屋を見渡すと、高い天井から太めの縄が垂れ下がっている。その縄には赤黒い、血の染みが出来ている。
床は畳だが、異常に擦れている。棚には、妙な顔をした首振りのコケシや、血で赤く光る畳針や針の無い注射器などが置いてある
(絶対に嫌……)
「おい弥七、この女の腕を天井からの縄に縛れ。」
高杉が右にいる男に命令する。
「分かりやした」
弥七は腕を縛り替える「流石にそそりますなァ……」
もうひとりの男が言った。
「こうすれば、もっとそそるんだなァ……」
高杉は、真剣をさっちゃんの喉元に向けた
眼には殺意が浮かんでいた。
「んん!!!!はぁっ……んぁ!!!」
さっちゃんの声にならない叫びが迫る殺意を前に溢れた
瞳には涙が浮かぶ、それを見て高杉は一層の興奮を得た。
「高杉先生、この女を殺される気で?」
あの片方の男がもったいなさ気に尋ねた。
「あぁ…殺す……」
その言葉と共に高杉の刀が走った。
高杉の剣が走った。
「んァァァァ!!!!!!!!(嫌ァァァァ!!!!!!!)」
高杉の剣がさっちゃんに対して縦に斬り込まれた。
『ファサッ……』
刀はさっちゃんの体を貫かず、上に着ていた忍装束と口を塞いでいた猿轡を見事に斬り裂いた。
「あっ……ふっ……ふァ……」
下着姿のさっちゃんは猿轡を外されたが、迫った死の恐怖のためか言葉を発せ無い。
今までさっちゃんは、いつでも死ねるつもりでいた、死は怖くないと思って来た。
しかし本物の死を前にしては、遂に本心を見せてしまった。
「見たかお前等、こいつァ自分から死ねるタマじゃあねェ。」
高杉が下げすむような視線をさっちゃんに向ける。
「オレ達が壊さねェ限りはこの女は死ぬ勇気が無いからな永久的な玩具なんだよ。」
高杉は遂にさっちゃんの死にたく無いという本心を捕えた。
「さて、遊びを始めようかねェと……お前等、今からは無礼講だからなァ。好きにして良いぞ?」
と言うと高杉は縛られたさっちゃんの唇を奪う。
「ん……」
さっちゃんは顔を動かしそれを拒む。
「……死ぬか?」
高杉が冷たく言い放つと、さっちゃんは拒むのをやめた。
彼女は自分が情けないのか、心に決めた人間以外に唇を奪われたためなのか涙を流す
「興奮させてくれるよなァ、泣いたらオレを歓ばすだけだぜ?」
高杉は手を豊満な胸へと忍ばす。
他の二人は、いくら無礼講と言えども高杉に遠慮して、部屋を出て行った。高杉は別に咎める事も無く、さっちゃんの体をもて遊ぶ。
ブラジャーを外せば、胸が全てさらけ出る。高杉は唇を放して、可愛らしい乳首に口をあてがる。
高杉の妙技に反応するさっちゃん、自らの哀しい性にまた悲しみが打ち寄せる。
高杉はシツコイ責めで、彼女を侮辱する。
高杉は乳首を舌て責めながら、さっちゃんの顔をチラリと見た
(おゥおゥ、声も上げずに耐えてやがらァ)顔を赤らめながらも必死で声を抑えている。
滴る汗がまた艶っぽい、長い髪が乱れ始めた。
「もう限界かァ?」
高杉が口に乳首をくわえながら言う。
「な…んァっ……でも……話す…から……もォ…ヤメ……てぇ…」息を上げて許しを乞った。
「テメェが誰から頼まれたなんざァ興味はねぇよ。」
高杉が脇差しを抜き、さっちゃんの秘所を隠す下着を斬り裂く。
執拗な愛撫で隠部は悲鳴を上げていた。
「お願い……だか……あァァァっ」
話す間に高杉が中に舌を入れた。
高杉の舌が、さっちゃんの秘所に快楽の味を植え付けた。
「あァァァっ!!!」
快感の衝撃がさっちゃんに走る。
先程の涙は屈辱だったが、今や快感による物となった。
高杉の愛撫によって、さっちゃんの中に変化が現れた。
彼女自身が、快楽に溺れて来ていた。
高杉の舌が秘所から抜かれた。
さっちゃんも限界なのだろう、体が小刻に震えていた。
「もう……良いでしょ?」
と、言いながらも、さっちゃんの体は愛液を流しながら、快感を求めていた。
拒否するのは、心だけだった。
それを知ってか知らずか、高杉が耳元で囁いた。
「早く、イカせて欲しいんだろゥ?」
さっちゃんが、顔を赤らめて下を向いた。
「ヒャハハハハ、当たりって事かァ!!!」
高杉はそう言うと、自らの肉棒をさらけ出した。
それをさっちゃんの顔に近付ける。
「舐めろ。」
さっちゃんは、顔を背ける。
「斬るぞ?」
さっちゃんは、泣きそうな顔でそれを口にした。
『ずゅぶ……じゅる……じゅる……くちゃ……』
非猥な音を出しながら、高杉の肉棒はさっちゃんの口の中で更に巨大化する。
高杉の肉棒は、完全に充填された。
『ジュボっ……』
高杉はさっちゃんの口からそれを抜くと、さっちゃんの秘所へ挿れがった。
が、やはり高杉である。そう一本縄で終わる男で無い。高杉は挿れたまま仰向けになりさっちゃんを上に股がらせた。
「さァ、オメェの好きにしなァ。」
高杉は挿れたまま動かない。
「フ…フフ……、そっちが我慢できる訳が無あァっ!!!」
さっちゃんが反論すると、高杉が腰を動かした。
「誰が我慢できないだァ?」
高杉がバカにしたように笑う。
さっちゃんは泣きたくなった、こんな屈辱を受けた事は今まで無いだろう。
そんな所をまたも高杉が腰を動かす
「ふァ……」
またも声が出た。
一度動かしただけで愛液は激しく流れる。
体はやはり欲しがっていた。腰を振って、快感を得たい気持ちとそれを拒否する気持ちで葛藤する。
さっちゃんは高杉に侮辱され続けたためか、いつの間にか拒否する理由が分からなくなり始めた。
もう一度、高杉が腰を振った。
「んっ……」
さっちゃんは遂に、快楽に溺れた。
『ずゅぶ、ずゅぶ、ずゅぶ……じゅっ、じゅっ、じゅっ』
遂に自ら腰を振った。
「ヒャハハハ、もう限界かァ?淫乱女が」
高杉の屈辱も、さっちゃんの耳には届きはしない。
只、快感を求めるだけだった……