両手を束縛され 膝を付かされ  
私の服は肌蹴られて 私の胸は月の光にさらされている  
あまり大きくない胸で  
私だって 大きな胸に憧てたんだけど  
「はッ なかなか良い顔してくれるじゃねェか」  
高杉という名のその男を見つけても、決して手を出してはいけないと警告されたのに  
薄笑いを浮かべたその男の体から神楽ちゃんの香りを感じた時、私は怒りを抑えられなかった。  
そして今  
私の小さな胸は、彼の掌に握り潰さんばかりに捏ね上げられている  
「・・・何で・・・神楽ちゃんに あんなことをしたの・・・!!」  
胸に食い込む指が痛くて かすれ声で噛み付く。  
「へェ・・・」  
背後から乗り出すように覗き込んでくる  
鋭い隻眼の、ぞっとするほど精悍な笑顔。  
一瞬胸元の指がするりと離れ  
思わず息を付いたのも束の間  
胸の先端が強く引っ張られる  
「やあっ!!」  
痛い 痛い 痛い  
引きちぎられると思った瞬間、指の力は弱まり  
今まで痛かったところが あやすようにこねくり回された  
「ひ んん・・・」  
「ナマ言ってんじゃねェよ」  
心底楽しそうな声  
この高杉という男の事を、私は、かつて銀さんの戦友であったこと以外何一つ知らない。  
ただ、今一つ、理解できた。  
彼は銀さんとは正反対の 愛ではなく狂気で人を抱く男  
戦争のなかで狂ってしまった男。  
 
「あのガキはなァ 白夜叉を堕落させた大悪人なんだよ 俺達にとってはな」  
優しくさすられて 痛みの引いていく胸。そして頃合を見計らうように、再びきゅーっと引っ張られる。  
「ううぅ・・・」  
「そうでなくても万死に値すンだろ ・・・ヤツぁ天人なんだからよ」  
あぁ やっぱり彼は狂っている  
ただ天人を憎み続けて それがあんな小さな子供でも平気で壊すことができて  
「・・・狂ってるわ・・・」  
呟いた  
とたんに、私の体は反転させられた。  
腰に力が入らないのは、恐らく骨子術の一種  
自分の体を支えられなくて前のめりに倒れこむ、それを受け止めたのは彼の片腕。  
私の体は、おしりを突き出すような形で彼の右腕に預けられた。  
「全く・・・いぃ女だぜ」  
するり と帯が解かれる感触  
はだけかけていた着物が広げられて、夜風がじかに腿やお腹にかかるのがわかった  
下着に手が架かり 下ろされるのも  
「何を・・・!」  
 
パシィィン!!!  
 
「ひぁっ!!?」  
一瞬何が起こったかわからなくて  
じりじりとくる痛みに それ以上のむず痒さに  
彼の掌が 私のおしりを叩いたんだと分かった  
「いぃ音させんなァ・・・えぇ?」  
叩きつけられた掌が そのままゆるゆるとおしりをなでる  
 
「ひぅ・・・」  
ぞくぞくする  
叩かれた痛みで 刺激に敏感になっているみたいで  
 
パァァン!!!  
 
「あぁっ!!!」  
ぞくぞくが収まらないうちに、また叩かれる  
そしてそのままするするとなでられて  
もっとむずむずする感じが重なっていく  
さらに叩かれる痛み  
なでられる感じ  
きっともう 私のおしりはまっ赤になっている  
「や ・・・もう やめ・・・」  
 
パシィィン!!!  
 
「ひうぅ・・・!!!」  
こんなことをされるのは亡きお父様にお仕置きされた日以来で  
あの日はただ痛いだけだったのに 今はなでられる掌が気持ちよくて  
「泣くほどよかったか あ?」  
気が付いたら私の目は涙でいっぱいで  
「ひ・・・ひぐぅ・・・・・・」  
「見ろよオラ もうしりが真っ赤だぜ」  
耳元で囁く彼の顔を 睨みつける気さえ起こせなかった  
 
そのときの私の足は ただふるふると震えていたように思う  
その足を 何か暖かいものが伝っていったようにも  
「もう濡らしやがって・・・ 気の早ェ女だぜ」  
彼は笑い 懐中から何かを抜き出した  
「こいつァ 平賀のオヤジにつくらせたモンだ。あのガキにゃ使う間でもなかったが・・・てめェは楽しませてやるよ」  
黒い箱状のそれを、彼は私の足の付け根に押し当てた  
途端  
「ひああああああああああっっっ!!!!!」  
何かが下腹部から頭に向けて走り抜ける感覚がして  
背が反り 体が痙攣した  
「”すたんがん”って護身用の武器らしいんだがなァ コツさえつかめりゃクセんなるぜ?」  
彼の声がするけど 聞いてられる余裕もなくて  
弾ける感じが 妙な感じで  
なんだかもうよく分からなくて  
 
しょろろろろろろろろ・・・・・・  
 
「はあぁ・・・ぁ・・・・・・」  
「はッ さっきのガキといいてめェといい そろってお漏らしかよ」  
感覚はないのだけど 自分の恥部からは液体が噴き出して  
足元に金色い水溜りを作っていくのを ぼんやりと見つめている私がいた  
「ぼさっとすんじゃねェよ とっとと終わらせンぜ」  
さっきまで纏っていた下着で 水がふき取られる  
動かす気も起こらない両足が抱え上げられ 彼の腰が押し付けられた  
あぁ 熱い 熱いものが私の中に入ってきて  
「んん・・・」  
声を出す力さえ沸いてこなくて  
ただぼんやりと彼が動くに身を任す  
 
頭の中で思うのは、可愛い弟と、家族のように思っていた面々  
ごめんね新ちゃん 弱い弱い姉さんでごめんね  
ごめんね神楽ちゃん 守ってあげられなくてごめんね  
そして 銀さん 気付いていないでしょうね  
私 貴方のこと 結構好きだったのよ  
ああ でも貴方は神楽ちゃんに夢中で 神楽ちゃんも貴方のコトが大好きで  
歯痒い思いしてたなんて私らしくもない  
「ふっ・・・」  
ああ あったかい  
暖かい波が 私の中を満たしていって  
「あぁ・・・」  
まるで自分の声でないように恍惚と  
私の意識は 白い靄の中に溶け込んでいった  
 
 
壊れた二人目の少女の体をそのままに、高杉は月の夜道を歩く。  
「これでもう 思い残す事ァねぇだろ 銀時よ」  
愛しい少女を 大切な家族を壊された  
その怒りは、銀時の中の白夜叉を呼び戻すだろう  
俺が憎けりゃ殺すがいいさ  
そのかわり 俺はてめェに取り付いてやる 意地でもてめェを引き戻してやる  
天人共を狩る 戦場へと  
「終わってないんだぜ 侍の時代はよォ」  
戦に狂った男の笑い声は、月の光にかすんで消えた  
 
end  
 

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