どうしてこうなったのか。
畳の上で顔を赤らめた女はアルコールを含んだ熱い息を吐きだし、普段はぱっちりとした瞳を色っぽく細め、男の顔面に跨がっていた。
桃色の着物を捲りあげ、パンツを下ろして。
「あの、お妙さん?やっぱこれはまずいんじゃないかなー、新八いつ帰ってくるかわかんないし」
「…アナタが言ってたんでしょ、銀さん。自分から顔に跨がってくるような女がいいって」
「あのですね、あれはたらふく飲んだ時に言ったことであって…そう、いまのお妙さんみたいに」
「…舐めれねーってのか、コルァ」
「めめめ滅相もございませんんん!!」
職業柄酒に強いだろうと勝手に思っていた女が、普段は下ネタのひとつ耳にするだけで猛獣と化す女が、泥酔し着物をまくりあげ、顔に跨がっている。
実際女に話し掛けているのか、マン●に話し掛けているのか分からないような至近距離だ。
とりあえず暴力沙汰は避けたい。
イかせてしまえば満足するだろうと、恐る恐るひだを開き、ぬるぬるの粘液を纏った恥部を剥き出しにする。
未使用であるそこは、ソープで見るものとは別物といえるほど上品であった。
マン●に上品も下品もないだろというツッコミは無しで進ませていただきたい。
空気嫁。
「…じゃ、失礼します」
「…はい」
下から上へ、平たくした舌腹で溝を舐め上げる。
甘酸っぱい味が口内に広がり、行ったり来たりを繰り返すうちに膣穴からじゅわりと愛液が漏れた。
「あ、ぁんっ…銀さん…」
「…ど?初クンニ」
「いいです…もっと…」
黒い茂みを掻き分け、クリトリスを探し出す。
既に勃起しているそれは、半分ほど皮から頭を飛び出させていた。
「キャラに合わずおっきめなのね」
「…嫌っ、言わないで!」
「むぐっ」
それ以上話すなとばかりにぐいっと腰押し付けられ、唇と肉ビラがぶちゅぅと密着する形になる。
クリトリスを責めて一気にイかせてやるつもりだったが、固くした舌先を膣穴に押し込め、伸ばしたり引っ込めたりを繰り返す。
「あっあっ、あ…!」
女は上半身を後ろに倒し、腰を揺すって更なる快感を求めた。
ソノ気ではなかった男もさすがに熱気に押され、自身に反応を見せていたが、ヤらせてくださいなどとは易々と言えぬ相手だ。
きゅうきゅう締め付けてくる膣穴からぬぽっと舌を引き抜くと、白濁液でとろとろになった入口をべろべろと舐めながら、クリトリスの皮を摘んで、クリトリスに被らせては剥きの動作を数回重ねる。
「ははっ、すげー…、ドロドロですよーお妙サン」
「…じゃ、飲んで下さいな」
「は、っ」
「銀さんのせいで濡れたんだから…責任持って飲んでって言ってるんです…」
座った瞳で見下ろされ髪を捕まれ、これほとんどレイプじゃね?と思いながら唇当てがい、恥部を汚している本気汁をじゅるると吸引し、ごくりと飲み下す。
更に膣穴に位置をずらして強く吸い付き、中に残っているものまでを吸い出して、言われるままに行為を行う。
「はぁっ…あぁ…男の人に愛されるって素敵なことなんですね…」
「…喜んで頂けたようでなにより」
クリトリスの皮を剥くと、むっくりと勃ち上がったそれに遠慮なくしゃぶり付いた。
瞬間、腰がびくりと跳ねたので、逃がすまいと両腕で抱え込む。
唇で感触を楽しむようにクリトリスを挟み、くにくにと弄ぶ。
口内に含んだクリトリスにちろちろと舌で擽ってやると、先ほど綺麗にしたばかりの膣穴からは再びじゅわぁと白濁が漏れだし、女はあーあーと悩ましげに声を出す。
「だっ、め!わたし…もうっ」
「…いーよイって」
クリトリスを根本からちゅぅぅとしゃぶってやると、女は一際高い声を上げ、男の頭を掴んだまま絶頂に達した。
「…はぁっ…はぁ…」
「ふぅ…お酒はほどほどにな、お妙さん、っと…あー新八帰ってこなくてよかったわ」
崩れた着物を直し、木刀を腰に刺す。
さあ万事屋に帰るかと立ち上がった瞬間、可愛らしいお迎えが来ていたことに気付かされるのであった。
「銀ちゃん…不潔ヨ」
おわっとけ。
さよなライオン。