「あ、銀ちゃん 沖田アルよ!!オイ沖田 今日こそヌッコロすアル!!」  
「あ あぁ・・・旦那にチャイナですかい・・・」  
沖田らしからぬひかえめな態度に、神楽と銀時は目を丸くする  
ついでに どういうわけか右側頭部にぴょこんと生えているポニーテールにも目を丸くする。  
「?どーかしたの沖田くん。いやいや静止役の俺としちゃ大助かりなんだけど」  
「や 俺だって気乗りしないこともありまさ じゃ」  
逃げるようにそそくさと去っていく沖田。ぴよんぴよんと跳ねるホニーを見送りつつ、二人は一緒に首を傾げた。  
 
「あぁ なんでこんなことになっちまったんでさぁ・・・」  
人気のない角に入って、制服の前を広げる沖田。めずらしいことに、カッターシャツの下にさらしを巻き込んでいる。  
しゅるしゅるとさらしを緩める。ぷるん、とやわらかい振動がおこり 女性特有の 豊満な双乳が現れた  
「何でこんなもんが付いているんでさぁ」  
 
沖田自身にもわからないらしい。  
ただ原因不明にしろ朝起きたらモロッコ張に性転換が完了していたという事実。ちなみに下のも消滅していた。  
官舎の相部屋では落ち着いて胸をさらしているわけにもいかず、大急ぎで乳をしばり何とか隊服のボタンを締めたのだった。  
「どうしたものでさぁ・・・」  
本来あるはずもない巨乳の感覚に、本日何度目かのため息を突く。あまりの重さに両腕で抱き込もうとしたが、大きくてやわらかすぎる両胸は、ただ自らの手のひらからぷるるんと零れ落ちていくばかり。  
あぁ どうしたものだろう  
手をもてあまして、むにゅむにゅと自分の胸を押さえつける。  
「う〜・・・」  
たまらないやわらかさは、まだ少年の沖田にとっては少々刺激が強すぎるようだ。  
自分の胸 でも女の胸 凄く妙な気持ちで、沖田は自分の胸を撫で回した。  
「ほ〜 こりゃすげえや」  
「お〜 さっちゃんよりもデカいアル」  
ぎょっとしてふりかえると、さっきの銀色と桃色夫婦が悪魔のような笑顔で立っていた。  
「だ、旦那!?」  
「いいね〜 キミの女の子バージョンって 6巻読んでかわいいな〜って思ってたのよ」  
「んふふ〜 そーゆーのって 一回イイコトすればなおるものなのヨ〜♪」  
うふふふ と謎の微笑を浮かべながら、じりじりとせまる悪魔の手×二人分。  
「ちょ ちょ 旦那・・・」  
大きすぎて隠れてくれない胸を、沖田は泣きそうになりながら必死に押さえ込もうとした。  
 
おそまつ  

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