※爛れた関係な銀妙です
「ってゆーかさ、ほら俺ってSだからさァなんつーの? こーいう犯してる感じとかすっげー燃えるワケよ」
手首を縛られて膝立ちにさせられたお妙が呻く。
その股の間に銀時が仰向けに寝転んでクリトリスを吸っていた。
「……もう、もう許して……」
涙声で訴えかける言葉も無視し、ちゅぱちゅぱ楽しそうに吸い続ける。
「は、ぅ……いくぅ……」
苦しいまでに切ない喘ぎをお妙があげ、身体が硬直し始めると、そっけなく銀時は唇をはずす。
何度目かわからぬほどのその仕打ちにお妙が涙をこぼすのも無理なかった。
「やだぁ……いかせてぇ……」
もっとクリトリスを吸い続けてくれないと、もっと舌でねぶってくれないと、深く深く根元から舐めまわしてくれないと、イケないのに。
そう言ってしまえればこの地獄から解放されるのだろうか。
ひくんひくんとクリトリスが激しい抗議を身体の芯に繰り返す。
手が縛られていなければすぐにでも銀時を突き飛ばし、隣の部屋にかけこんで思う存分好きなように自慰をするのに。
腰の震えがおさまったあたりでまた悪魔のような舌がクリトリスに近づいてきた。
吐息がかかってクリトリスが喜ぶ。
ピンと尖って銀時の舌が絡まるのを待ち望んでいる。
しかしなかなか触れてこないのに業を煮やし、お妙はついに口走ってしまった。
「……なめてぇ……」
「え? なんつった?」
にやけた口調で銀時がささやく。
だがもうお妙には虚勢をはることすらままならない。
「なめて……なめて、いかせてぇ……!」
目をきつくつぶり、泣きながら訴える。
「どこ。ここ?」
まったく見当違いの場所を故意に吸い、キスマークをつける銀時。
「クリ…クリトリスがいいのぉっお願いだからっなんでもするからいかせてぇ!」
「今度ローソク垂らしてもいいか?」
「っ?!……い、いいからぁ」
「亀甲縛りして尻をぶったたいておもちゃ突っ込んでもいいか?」
言いながら銀時はクリトリスに湿った息をふきつける。
そのかすかな刺激にすら身悶えてお妙が叫ぶ。
「好きにしていいからぁ!」
明らかに理性を無くしている。お妙がこうも素直にokをだしてくるのが銀時にはおかしくてたまらない。
「よ〜し、その言葉忘れんじゃねーぞ」
言うが早いか、じゅるじゅると音を立ててクリトリスを吸い込み引っ張り出す。
皮からとび出てきたクリトリスをとらえてねぶりあげ、舐めまわし、唇でもみつぶす。
痺れ切った身体に全神経を焼かれるような激烈な絶頂がお妙を襲う。
「いくぅいくうううっっ……いくぅぅぅっ」
喘ぎとともによだれがこぼれる。
クリトリスがじんじんと悲鳴をあげているのがわかる。
長い指が膣の奥深くまで無断で侵入して中を掻きまぜだし、お妙は止まない絶頂に悲鳴をあげながら
潮を吹き出し悦楽に身をよじる。
しかし銀時の指で飛び散らされる潮が布団に点々と染みをつくっていくのを見た瞬間、お妙は自分が
とんでもない醜態を晒しているような気になってきて、さっきまでとは違う涙が頬を伝っていった。
「……いやぁ……」
そんなお妙のもらしたかすれ声に銀時は眉をひそめる。
股の間から身体をずらし上半身を起こすと、正面からぐっと抱きしめ、驚いているお妙のつややかな髪を
一度だけ撫でると、自身の猛りの上に持ち上げて熱くとろけた蜜壷にずぶりと先っぽをねじ込んだ。
鋭い息がお妙からもれると、腕の力を緩めてお妙の自重でじわじわとめりこませていく。
「く……う……はぁん……っ」
色気のこもったうめき声が銀時の耳元でくすぶる。
「大きいわ……だめ……すごいとこまで入っちゃうぅ……」
「力抜けよ。いっつも同じこと言わせやがって」
「だって……大きすぎるこんな……奥まで……こわれちゃうわ……」
とぎれとぎれに聞こえる言葉にはもう先ほどのような哀しみは混じっていなかった。
銀時は優しく耳たぶを舌で愛撫し、細い溝に舌をはわし、耳の中に侵入すると同時に深く奥まで突き上げた。
色に濡れた悲鳴があがる。
ぎゅっと抱きしめたまま腰を揺さぶり、お妙の中を責め上げる。
「お前も……腰使え……っ!」
短くそう告げたあとは、唇を奪うように重ねて舌を探り絡ませ合った。
長い前戯でふらふらになった足腰に震えながら力をいれ、お妙は縛られた両手のまま銀時にしがみついて腰を振った。
どう動けばいいのかはまだわからなかったが、とにかく夢中で動いた。
銀時の突き上げに合わせるように腰を沈め、奥深いところに肉棒があたると、えも言われぬ衝撃が背筋を貫いていった。
何度もそうしていると、頭の中が白くなっていき、ある瞬間に弾けて意識が飛ぶ。
動けぬほどの快楽に縛られ目の前のたくましい身体にしがみつく。
その余韻にひたる間もなく、尻を鷲づかまれ強制的に腰を揺さぶられる。
喘ぎも叫びも口を塞がれ吸い込まれていく。
ぐっちゃぐっちゃと肉と粘液のこすれあう音だけが絡まるふたりの耳に響く。
爪を立ててしまうほど我慢のきかない絶頂の連続に、お妙が朦朧とし始めたころ、銀時が短く呻きお妙を持ち上げ、
じゅぷりと引き抜いて互いの腹に白濁を飛び散らした。
荒く息を吐いた銀時はお妙を膝の上に降ろし、何も言わずにまた強く抱きしめた。
息を整え長いため息をついたあと、のんびりと銀時が告げる。
「すっげェ気持ち良い……なァ、俺専属の穴になれよ」
「それじゃアナタは私専属の棒ですか?」
しれっと言い返すお妙に、銀時はにやりと笑う。
「何その告白……可愛くねー」
「お互い様じゃありませんか」
しばらく見つめ合ったあと、ふたりはどちらからともなく笑い転げ、そして、照れたような顔で口づけ合った。
完