吉原の麻薬捜査事件から一ヶ月。銀時は日輪からの電話で吉原に来ていた。  
 
「銀さん!来てくれたんですね」  
日輪は笑顔で銀時に言った「ああ。用てなに?」  
「あの事件から月詠が元気ないの  
「やっぱりか。おれも気になってたんだ」  
「銀さん!」  
そこへ晴太がやってきた。「よう!」  
「月詠ねえが」  
「聞いた。しゃーね。この  
万事屋銀ちゃんにまかせな!」  
銀時は胸を叩いた。  
 
晴太の案内で銀時は月詠の部屋の前に立った。  
 
「おい!月詠」  
 
返事がない。数分後。  
「ぬしなにしにここに」 「ちょいとな。所でお前」 「?」  
「海見たことないだろう」 「海?ない」  
「よし。これから行くぞ!」「銀時」  
 
 
「じゃ日輪さん」  
「え」  
二人は日輪屋を後にし  
月詠は銀時のバイクで  
江戸の街へ出かけた  
 
 
 
月詠と銀時は江戸の街へやってきた。  
 
「お前は初めてだな  
「ここがぬしたちの街か」 「ああ」  
「吉原の街と一緒だな」  
「そうか?」  
「うん」  
 
月詠は頷き  
「さてと海まではもうすぐだ」 銀時は再び月詠をバイクに乗せ海へと走らせた。  
数分後。二人は海に着いた月詠は声をあげ  
 
「銀時!これが海か」 「ああ」  
「気持ちいいの〜」  
少し元気になった月詠を見て銀時は 「元気になったか」と優しく言った。それに対して月詠は「ありがとう  
と笑顔で答えた。  
「なに。おれに出来るのはこれくらいだ。なんかあったらまた声をかけろよ」  
 
 
おわり  
 

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