炊飯器の予約設定をいつも通り、朝六時にセットして炊飯と記されたスイッチを押す。  
ピッと短く鳴った電子音に、割烹着姿の少年は満足げに頷いた。  
 
「これでよし!…っと」  
 
全ての家事をやり終えてほっと一息ついた新八は、  
バカ騒ぎするテレビの中の人らを見やりながら疲れきった身体をどかりとソファに投げ出した。  
 
「オーウ ぱっつぁん。家事終わったアルか?」  
 
そこへ丁度やってきたのは風呂から上がったばかりの神楽だった。  
濡れた素足でペタペタと床を歩く少女に新八は気だるそうに片手を上げる。  
 
「あ〜ハイ。やっと終わりましたよグラさん…って、ちょっと!」  
「何アルか?」  
「床が水浸しじゃないか!ほらタオルで拭いて」  
「んー」  
「しかもこの寒い中キャミソール一枚って」  
「ん?もしや新八、私のナイスバディーにムラッときたアルか?きもー」  
「いやいや、ねーよ。そうじゃなくてその格好だと風邪ひいちゃうでしょ」  
「今度はマミー気取りアルかウゼー」  
「はいはい口はいいから手を動かして」  
 
自分の暴言をものともせずに床を丁寧に拭いていく新八に、神楽はつまらなさそうに口を尖らせた。  
 
神楽と共に床を拭き終わった新八は、再びソファに身を預けながら壁に掛けられた時計を一瞥する。  
 
「今日は銀さん遅いなぁ」  
「マダオと飲みに行くっていってたアル。きっと明日の朝あたりに二日酔いで帰ってくるネ」  
「駄目な大人すぎる」  
「もう手遅れヨ」  
「うん、僕もそう思う」  
 
けたけたと笑う神楽につられて新八も笑い声を上げた。  
 
(そういえば、神楽ちゃんと二人っきりになるのって久しぶりだなあ)  
 
そんなことを頭の隅にチラつかせながら、新八はテレビを消すために傍のリモコンを手に取る。  
真剣な表情をした女性キャスターの姿を最後にテレビは一瞬で真っ暗になった。  
 
「さ、もう寝ようか」  
「まだ眠くないアル」  
「子供はもう寝る時間だよ」  
「新八も子供ネ」  
「僕は大人だよ」  
「…本当に大人あるか」  
「え?まあ、うん…精神的には?」  
 
そこで新八は気付いた。なんだか神楽の様子がおかしいのだ。  
膝を折り曲げてソファにちょこんとすわった神楽の頬は赤に染まり、不機嫌そうに顔を歪めたまま俯いている。  
 
「…新八」  
「何?」  
「お前、セックスしたことアルか?」  
 
「セックス?ハハハ、そんなのあるわけ…え?や、ちょ…え゛ええええ!?い、いきなり何を言いだすの!?」  
 
あまりに唐突な質問に新八は眼を剥いて驚くしかない。  
普段近所の子供たちと走り回っている神楽から、まさか「セックス」だなんて単語が飛び出すとは。  
思いもよらない展開に頭は混乱するばかりだ。けれどそこを何とか落ち着かせ、新八は慎重に神楽に問いかけた。  
 
「えー…と、なんかあったの?」  
「…。」  
「神楽ちゃん?」  
「…サド野郎に言われたアル」  
 
神楽が呟いたその名前に新八は苦笑するしかない。まーたあの人か、と。  
自分の隣で頭を垂れる少女の天敵、沖田総悟の姿を脳裏に浮かべながら新八は大袈裟に溜め息を吐いた。  
 
「なんて言われたの?」  
 
「男も知らねえ小娘の癖に生意気だ、って。サドだってガキなのに子供扱いしやがって、本当にムカつくネ。  
だからわたし、早く大人の女になりたいアル。きっとセックスしたら大人になれるアルヨ」  
 
軽く俯いていた神楽が、不意にキッと睨みつけるようにして新八を見上げた。  
 
「だから新八、私とセックスするアル」神楽の言葉に新八は黙り込む。  
そして暫しの沈黙の後、真剣な少女の双眸をしっかりと見据えて新八は口を開いた。  
 
「あのね神楽ちゃん、童貞の僕が偉そうに言うのもアレなんだけどね」  
「うん」  
「そういう行為は、本当に大好きな人とやるものだと思うんだ」  
「うん」  
「人に馬鹿にされるのがヤダから処女を捨てるなんて、そんなのダメだよ。絶対、ダメだよ。」  
「ダメじゃないアル」  
「…どうして?」  
 
「だって私、新八のこと好きヨ。とてもとても大切ネ」  
 
あまりに真っ直ぐで素直な神楽の告白に新八は眼を見開いた。はにかむ神楽を前にして、一気に顔に熱が集まる。  
その反応に気付いたのか、神楽は照れたようにそっぽを向いた。  
 
「…嘘じゃないヨ」  
「ほ、んとうに?」  
「本当アル」  
「僕なんか童貞だしアイドルオタクだしシスコンだし駄メガネだよ?」  
「知ってるヨ。お前は童貞でアイドルオタクでシスコンで駄メガネでどうしようもない奴アル」  
 
「でも、そんなお前を好きになっちまったアルヨ」  
 
そうして神楽は笑って、新八の唇に自らの唇を押し付けた。  
 
神楽の口元から微かに漂ってきたのは酢昆布の匂い。  
 
(ファーストキスの味は酢昆布かぁ)  
 
新八は何だか可笑しくなって、隣で真っ赤になった神楽にお返しのキスをした。先ほどのよりも少し長めに。  
 
「新八」  
「なに?」  
「お前は私のこと好きアルカ?」  
「何を今更。好きに決まってるでしょ」  
「家族として?」  
「それもあるけど、ちゃんと女の子として」  
 
神楽は一瞬だけ眼を見開いて、それから満足そうに微笑んだ。  
 
「優しくしろヨ。ダメガネ」  
 
甘えるようにして新八の首に白い腕を絡ませてきた神楽に、  
「はいはい」と頷きながら新八は彼女の少し濡れた髪をそっと撫でた。  
 
兎柄のパジャマを脱いで下着姿になった神楽を、  
新八はたどたどしい手つきで愛撫してゆく。  
丁寧に、そして焦らすように触れられたそこは愛液でビショビショになっていた。  
濡れたパンツをそっと脱がせば透明な糸が引き、新八はごくりと唾を飲み込む。  
ぱっくりと割れたそこは綺麗なサーモンピンクだった。  
物欲しそうにパクパクと痙攣する神楽の秘部に、新八はゆっくりと人差し指を突き刺す。  
 
「ふっ…あ…!」  
「気持ちいい?」  
「なんかっ、変な感じ…ある…」  
「わ、二本はいった」  
「ひ…っ、ん…!やっ…」  
「もう一本はいるかな…」  
 
左手で神楽の胸を撫でながら、新八は3本の指でグチュグチュとそこを勢いよくかき回した。  
室内に響く卑猥な水音に神楽の耳はみるみるうちに赤くなっていく。  
 
「…あ!な、んか…変…っ!」  
「イきそう?」  
「うん、う、ん!…いっ…あ、イク…!!」  
 
三本の指をぎゅっと締め付けて、神楽は新八にしがみついたままビクビクと痙攣した。  
 
「は、あ…」  
「大丈夫?」  
「…うん。もう、いれていいヨ」  
「うん。わかった」  
 
未だ肩を上下させながら快楽の余韻に浸る神楽の両足を新八は自らの肩に乗せる。  
すっかり興奮して先走りを垂らす陰茎を擦りながら、静かに神楽の秘部にそれを押し当てる。  
 
「痛かったら言ってね?」  
「うん…っ」  
 
慎重に押し進めいくそれを、神楽の小さな入り口がゆっくり飲み込んでいく。  
 
「…いっ…」  
「っ、痛い?」  
「ふ…あ…大丈夫…アル」  
 
じわりじわりと広がっていく痛みを必死にこらえる神楽の額には脂汗が滲み出す。  
 
ズブブ、と奥深く沈んだ異物感に神楽は悲鳴を上げる。  
 
「あ、あああ!痛い!痛いヨ!」  
 
秘部から溢れ出た血が潤滑油となり、ついに新八の陰茎が全て神楽の中に突き刺さった。  
 
「う、動くよ?神楽ちゃん」  
「うん…!動いて…」  
「力、抜いててね」  
 
自らの男根を引きちぎらんばかりの締め付けに新八は今にも精を吐き出してしまいそうになる。  
どうにかそれをこらると、真っ赤になった神楽の頬に手を添えつつ、ゆっくりと腰を動かし始める。  
 
「んっ…あっ、あっ…!」  
 
初めの激痛も次第に薄れていき、段々と快楽の波が神楽に押し寄せてきた。  
新八の方も全身に汗をかきながら腰の動きを速めていく。  
パン、パンと一定のリズムを刻みながら膨張した男根が神楽の中を突き上げる。その度に、白濁した液が飛び散った。  
 
「あっ、あっ…新八…!もうイキそう、アル」  
「僕も…もう…限界、」  
「イク!イっちゃうヨ!あっ、あっ、イっ!!」  
「はっ…!あ…っ」  
 
びくん、びくんと大きく背を反らして絶頂を迎えた神楽と共に、新八も大量の精液を吐き出した。  
 
 
 
 
「神楽ちゃん」  
「何あるか」  
「汚れちゃったからシャワー浴びてきなよ」  
「えー、私さっき入ったばかりヨ〜」  
「ほら起きて。僕はパジャマ洗っとくから」  
「またマミー気取りあるか、うぜー」  
 
そういって悪戯っ子のような笑みを浮かべた神楽に、新八は笑って呟く。  
 
「このこと、銀さんには内緒だよ」  
「当たり前アル」  
 
辺りに広がった衣類をかき集めて手渡してきた新八の頬に、神楽はもう一度キスを落とした。  
 

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