「…おい、ガキん子。起きろ。」  
 
「…ん…ッいたッ!!」  
 
目を開けると手足を鎖に繋がれ後頭部に激しい痛みが襲った。  
痛みで朦朧とする頭の中神楽は必死に状況把握しようとする。  
 
―…暗い。なんも見えないネ…。  
 
どう頭を回転させても暗い部屋に居るという事、もう一つある声の主が男という事しか神楽には分からなかった。  
 
「おい…顔くらい見せろヨ。ウジ虫インポ野郎。」  
挑発は得意だ。  
後頭部の痛みが引く僅かな時間を稼げればいい。鎖くらい回復すれば引きちぎれる。  
 
だが神楽の考えは一瞬で打ち砕かれた。  
 
「夜兎の女は実に面白い。単純で、力任せでプライドが高くて…おまけにプラス思考だ。」  
 
「…お前…まさか」  
 
この声を知っている。  
冷血さで言えば兄、いやそれ以上かもしれない。  
狂気に満ちた目に凍りついたあの時の男。  
 
「…高杉…」  
 
名前が神楽の口から零れた瞬間暗かった部屋に薄い光が漏れ、僅かに視界を明るくした。  
 
「へぇ。記憶力意外とあるじゃねぇか。」  
 
高杉は見下ろすように神楽の目の前に立つ。  
 
神楽の背中に冷たい空気が瞬時に走る。  
 
「私に何の用アルか。インポテンツ高杉。」  
 
震えそうになる声を必死に抑え神楽は挑発を続けた。  
 
「口の悪い女はモテねぇぜ?」  
 
キセルを銜えフーっと神楽の顔に煙を吐き出すと気味の悪い笑顔を向けた。  
 
「正直別に用なんかねぇ。なんとなく…暇だったんでな。」  
 
―こいつ…頭イカれてる。目が全く笑ってないアル…  
 
「けほっ…けほっ…ふざけんなヨッ!!私は暇じゃないネッ!!これ外せヨッ!!インキン高杉ィッ!!!」  
 
そう言って神楽は繋がれた手足に力を入れた。  
しかしいくら力を入れても鎖はちぎれない。  
 
「それなぁ、市場でも売られてねぇ特殊な鎖でよ。夜兎専用に作られてんだ。…お前でも絶望的だなぁ。」  
 
鎖を何とか引きちぎろうとする神楽を馬鹿にしたように高杉は笑う。  
 
高値で売買される夜兎族の為に生産された鎖の硬度は他の鎖と比べ物にもならない。  
 
もちろん女で更に子供である神楽には千切る事など到底出来ないのだ。  
 
「ふざけんナァァッ!!こんなもん引きちぎれなくてもなぁ、銀ちゃんや新八が絶対助けに来るに決まってるネッ!!」  
 
噛み付くような勢いで神楽は高杉に怒鳴り散らした。  
「あぁ。五月蝿いな。喚かれると余計に疲れる。」  
 
銀時の名前が神楽の口から漏れると高杉の眉毛がピクリと上がった。  
 
「侍の風上にもおけッ…!?ふッ…!!ムグッッ」  
 
高杉は不機嫌そうな顔で手拭いを無理矢理神楽の口の中へ突っ込んだ。  
 
「そうだ。ひとつ言い忘れてた。」  
 
何かを思い出したように耳元にゆっくりと唇を近付ける。  
 
「さっき媚薬を打ったから…そろそろ効いてくるかねぇ?」  
 
「ッッ!!!」  
 
今日の失敗と言えばパンツではなくワンピースを選んでしまったこと。  
 
眠る定春を気遣い酢こんぶを一人で買いに行ってしまったこと。  
 
「ムッ!!フガッ!!!!ンンーー!!」  
 
必死にもがいても錆びた金属音がただ部屋に響くだけ。  
 
「そんなもがいていいのか?媚薬が体に回るの速めるだけだぜ?」  
 
―速める?違うネ…もう体が熱いアル…下がなんか変…  
 
認めたくないのか頭を振ると神楽の髪の毛を掴み青い瞳を蔑むように見つめた。  
 
「おめぇも銀時の仲間じゃなきゃこんな目に合わなかったのになぁ?」  
 
ハハッ笑うとそのままチャイナドレスを強引に引き裂いた。  
 
「ッ!?ンンーー!!!」  
 
露わになった肌は暗い部屋に映えるように青白い。  
手で簡単に覆えるほど小さなサイズの膨らみに薄桜色の小さな蕾が見える。  
 
「ハハッ触ってもねぇのに立ってやがる。」  
 
屈辱的な言葉のはずが見られているという羞恥心に体がまた熱くなる。  
 
―頭がぼーっとするネ…体がムズムズするッ…!!  
神楽のとろんとした目つきを見て高杉は乳首をキュッとつまんだ。  
 
「ッッ!?」  
 
布のパンツに染みがじわじわと広がってゆくのを感じた。  
頭ではどんなに嫌がっても体はしっかりと反応してしまう。  
 
「そんじゃ始めるとするか、ね。」  
 
白く細い両足を半ば強引に開かせ高杉はにやりと笑う。  
その瞬間、機械的な音と共に壁の一部がガラス張りになり明るい光が差した。  
 
「…ッッ!!」  
 
目に映ったのは酷く傷付きながら手足を鎖で繋がれた銀時と新八が居た。。  
 
新八は涙を流しながら何かを叫んでいる。  
銀時は高杉を見たことがない程の形相で睨んでいた。  
 
防音ガラスなのか全く新八の声が届かない。  
 
「必死だなぁ。よく見せてやりなよ。このあほ面。」  
 
そう言って神楽の足をガラスに向けMの字に大きく開かせた。  
触れられるだけで今は体がどうしようもなく熱くなる。  
 
―見ないでぇえぇッッ!!  
目をぎゅっと瞑ると後ろから指でクリトリスを強くグニグニと押しつぶされる。  
 
「ンンーーッッ!!!」  
 
体へビリビリと電流が流されたような刺激に体が痙攣していた。  
 
「見られても感じるのは媚薬だけのせいじゃねぇよなぁ?」  
 
夜兎族の本能が神楽の体を支配していく。  
食欲、睡眠欲、そして性欲と「煩悩」が強い夜兎族は本能に勝てない。  
 
「ンンッ…!!ンフッッ」  
 
ぎゅうっと乳首を強く摘まれるとじわりと愛液が溢れた。荒い呼吸が布の僅かな隙間から漏れる。  
 
「兎はなんて鳴くんだ?」  
 
布を口から抜くと唾液の糸が引く。  
 
「やっ…はぁはぁ…ぎんちゃ…」  
 
「あぁ。それじゃあつまんねぇだろう。」  
 
心底呆れたような顔で注射器を手にすると白く汗ばんだ首へ媚薬を射し込んだ。  
 
「うぁッッ!!」  
 
「さぁて…二回目の媚薬に体はついてこれるのか試してみようぜ。」  
 
パンツを破がされると、愛液が太ももを汚しながらとめどなく溢れて出ていく。  
 
高杉の指がなぞるように窪みを摩擦すると神楽は堪らず鳴いた。  
 
「あッッ…!!あぁんッやぁッッ!!…んんぁあッ」  
「いいねぇ。あんたのその声あいつらにも聞かせてあげな。」  
 
―聞かれちゃうの!!?だめアルッッ!!嫌ヨッッ!!  
 
理性が必死に抵抗するが二人に聞かれると知るやいなや本能がその刺激に悦んだ。  
「おい、夜兎の女ァ。仕事がはえぇ部下が早速あちらに音声を届くようにしてくれたみたいだぜ?」  
 
ぐちょぐちょに濡れた窪みへ指を強引にねじ込むと歓迎するかのように神楽の陰部が高杉を締め付けた。  
 
「あぁあぁぁッッ!!」  
 
中でかき混ぜるように出し入れさせわざと粘りねある水音を響かせる。  
 
―ヂュッグチュッグチュッグチュッ  
 
「あぁッ!!あんッぁッ…ふぁッ!!」  
 
窪みの先にある小さな蕾をぐりぐりと指の腹で愛撫すれば一層嬌声が甘くなった。  
「へぇ。初物か。銀時にやられちまってるのかと思ってたのになぁ。」  
 
本来、処女の神楽にとったら指を強引に入れられただけで痛いはずだが媚薬のおかげで快楽に変わる。  
 
「んッ!!やぁッ…!!あぁッひあぁッッ…んぁぁあッ」  
 
―あたまがへんに…なるアル…きもちよくてもうだめアルッ  
 
神楽が絶頂を迎えようと膣を無意識に締めると咄嗟に指が抜かれた。  
 
「はぁはぁッ…な、んで」  
 
「嫌がることもしなくなったか。案外つまんない娘だな。」  
 
途中で止められ神楽はひどくもどかしく言葉の意味さえ理解する事も出来なくなっていた。  
 
「銀時。よく見ておけよ。そんで早く俺を本気で殺しに来な。……お前が弱いから守れなかったんだぜ?」  
 
ガラスに向かい高杉は蔑んだ瞳をぶつけ口の端を僅かに上げて言った。  
声がはっきりと届いたのか銀時は怒りに震えながら高杉に対し何かを口にする。  
 
「聞こえねぇよ。腑抜けの声なんざ何一つもな。」  
 
足元で切なそうにうずく体を震わせる神楽の髪の毛を銀時に見せつけるようにつかみ上げた。  
 
「かっ体が熱いアル…たすけて…」  
桜色に火照てる頬を何となく張り倒すとパァァンッと渇いた音が響いた。  
 
「…ほら、舐めろ。歯立てんなよ、馬鹿女。」  
 
神楽の中にはもう本能しか残っていない。  
こうなればただ従順な雌でしかなかった。  
 
体を起こし高杉のものを手で添えぺろぺろと舐めると大きく口に含む。  
 
―ヂュッグチュッチュッチュパッ  
 
音を鳴らしうっとりとしながら美味しそうに舐めては一生懸命、頭を動かす。  
 
「んふっ…ちゅ…んっ」  
 
徐々に大きくなるぺニスが口に含みきれず舌を必死に動かす。その間も神楽の股間から粘り気のある滴が落ちている。  
それを確認すると高杉はものを口から離させ大きく脚開かせた。  
 
「ッッ!?」  
 
頭が理解する間もなく高杉のぺニスが神楽の膣の中へねじ込まれる。  
 
「やッッ?!んああぁぁぁーー!!!」  
 
媚薬が効いているとはいえ小さな体に強烈な痛みが走った。  
 
「きついねぇ。」  
 
裂かれるような激痛に神楽の体はガクガクと震えた。  
咄嗟に痛みから逃げる為腰を引かせるが両足を抱え込まれているので動く事もできない。  
 
「あ゛ぁ…やっ…抜いて…んっ、んっ、んっ…!!」  
 
「風情がない声は出すんじゃねぇよ。」  
 
ガリッと乳房を噛み傷を付けると高杉は涼しい顔で諭した。  
押し付けるようにグリグリと腰を打ちつけると僅かだか神楽の悲鳴から嬌声が漏れる。  
 
「いッッ…あッ…!!くぁッ…ひゃっ?!ん…ふぁぁ!!」  
 
―痛いアルッ…!!でも…なんか体が…  
 
「順応性も高ぇーな、夜兎の女は。」  
 
がっしり腰を掴みぐりぐりと押し付けると鮮血が混じった愛液が溢れペニスに絡みつく。  
 
「あんッ!!やぁぁッ…あっあっあぁっんッ…もぉ…だめぇッ…おかしくなっちゃッ…ふぁぁッ」  
 
「許可なく勝手にイくんじゃねぇよ。」  
 
動きを止めきゅっ乳首を強く摘まれると神楽の意識が引き戻される。  
 
高杉は神楽をガラスに向けさせ銀時、新八と向かい合うように体制を変えた。  
 
「はぁっはぁっ…ぎんちゃ…ん…しんぱち…」  
 
銀時は怒りで震えながらも泣き出しそうな顔をしている。  
新八は強く拳を握りながら俯き止めどない涙を流していた。  
 
そんな二人を見て一瞬理性を戻したが後ろから強くピストンされるとすぐに体が反応してしまう。  
 
「ひぁッ…あぁッ!!嫌ァッ!!あぁんッ…みないでぇッ…んぁッッ…!!」  
 
「見られても感じるガキなんてお前ぐらいなもんだよなぁ。」  
心底愉快な声で神楽を見下すと高杉はピストンを早めた。  
 
「やあぁぁッ…あっあっ…だめぇッ…!!イッちゃうッイッちゃ…あぁぁあぁあぁッ!!」  
 
きゅうぅと膣が強く高杉のものを締め付ける。  
 
「…ほらよ…たんと受けとんな。」  
 
奥まで深く入れ動きを止めると脈を打つようにドクドクと精液が膣の中へ流された。  
 
―ビュクッビュルルルッ  
 
「んぁぁッ!!…」  
 
高杉が膣から引き抜くとコポポッと音を立てて神楽の小さな穴から体液がとろりと伝う。  
 
 
神楽が薄れゆく意識の中ぼやけた視界に入ったのは苦しそうな顔した銀時とぐしゃぐしゃに泣く新八。  
 
もうみんなで楽しく暮らせることなど出来ないと神楽はぼんやりと思った。  
 
そして僅かに聞こえた囁く声。  
 
―キタネェカラダニナッチマッタナ  
 
二度と逃げられる事の無いだろう暗い部屋の中、神楽の意識は真っ白に途切れた。  
 

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