散々蹴られ殴られ暴力の雨に打たれた身体は重く、身体に染み込む痛みは抵抗を押さえつける。  
突然の理不尽な悲劇に戸惑い、しかしそれよりもすぐ傍までにじり寄る最悪の未来への恐怖で  
また子の大きな瞳から涙が止め処なく零れ落ちた。  
「…っ、ひぁ…や、めて…ぅ、んぅっ…」  
ショーツを剥ぎ取られ、膣内を弄ぶ三本の指はまた子の嗚咽を喜ぶように蠢く。  
指の持ち主である銀八はというとまた子の絶望を嘲笑う様子で眺めている。好きでもない男に  
無理矢理とはいえ身体を開かされているという嫌悪感と、膣襞をなぞり胎内を解す指からの快楽ともつかない感覚に背筋を震わす。  
指を抜かれ、猛った雄を膣口に押し付けられ悲鳴を上げた。  
「やだぁ…っ!やめ、やめてっ、っぅ、あ、あああ、ああああっ!!!」  
また子の懇願を無視して銀八が腰を押し進める。解したそこはややキツイもののそれがかえって肉襞が  
銀八のモノに絡みつき男を悦ばせる。狭い膣路をそのまま一気に奥まで犯されまた子の身体がのけ反った。  
精神的な衝撃と痛みに逃げようと身を捩るが後ろ手に腕を縛られた状態ではそれも叶わず、  
動けば動くほど胎内のモノを意識する結果になってしまう。どうにもならない現実にいっそう涙が溢れた。  
「…ぁうっ、く、ん…っひぁっ…!」  
男根が抽送され、膣壁を擦られ亀頭の先端で子宮口を衝かれる。無理矢理引き出される快楽に困惑し、  
押さえきれない声が漏れた。這い上がる熱は恐怖と嫌悪に塗れてまた子を追い詰める。  
「なんだ。しっかり感じてんじゃねぇか。」  
銀八の言葉にまた子は肩を震わせ、唇を噛む。羞恥と恥辱に、怯えた瞳に精一杯の憎しみを込めて銀八を睨みんだ。  
しゃくりあがる嗚咽さえも噛み殺そうと足掻くが、頬を張られる。  
今更抑えたってねぇ?と銀八は嘲笑い、自らの手の内から決して逃れることの出来ないだろう脆弱な  
少女を蔑み愉悦に微笑む。軽く打たれただけとはいえ、  
先ほどの抵抗する気力さえ殺す容赦のない暴力を思い起こさせるそれにじわじわと心が恐怖に満ち満ちていく。  
銀八は怯懦に震えるまた子の肉芽を摘むと、薄皮を剥ぎ強い力で押し潰した。  
「ひゃぁあああっ!!」  
痛みと、甘い電流のようなものが身体の内と外を流れる感覚にまた子の身体がびくびくと痙攣し胎内のモノを締め付けた。  
「ぅあ…っ!ん、っぅ!!あぁっ…!」  
指の腹で転がし嬲られ続け、締め付ける媚肉を熱を持った器官で裂かれ、嬌声が戦慄く唇の間からひっきりなしに漏れる。  
「ぃやぁっ、も、っ…やめっ、うぅ、っあ…きゃぁああああっ!」  
銀八の爪が肉芽食い込み、弾く。性感帯に与えられた鋭い刺激にまた子が叫び、身体を跳ねさせる。  
銀八は過ぎた快楽に震える白い脚を抱えなおすと膣内の肉棒を乱暴に突き上げた。  
「あっ、…ひぃ…!やだぁ…っ…!」  
先ほどのとは違う激しい抽送に思考が弾ける。口からは飲み込めなかった声と涎が零れ、瞳は光を失い揺れた。  
鈴口が子宮口を衝くたびに快楽に追い立てられ爪先から脳まで突き抜ける痺れに溶かされる。  
身体が心を裏切る感覚に、言いようのない痛みが胸を裂く。  
「やぁああ、だめぇっ、んっ…ひっ、ぃあ!あぁああっ!!」  
銀八のモノがビクリと痙攣し、爆ぜた。子宮口にかかる熱い精液に、限界まで高ぶらされたまた子も絶頂を迎える。  
身体の中を丸ごと奪われたような脱力感にぐったりと身体を投げ出し、瞳を閉じた。  
これはきっと悪い夢で。目が覚めれば、陵辱された身体も心も膣から溢れる精液も、歪んだ笑みで見下ろす男も何もないはずだ。  
悲痛な願いと共にまた子の意識は柔らかな闇に落ちていった。  
 
 
おわり。  

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