「いやだ先生こんな所で。・・・知ってますか、私たちナースの間で噂になってるんですよ」  
壁に押し付けられ、神楽はわざとらしく頬を染める。それでも、銀時を煽るには十分だった。  
「しかしお前、相っ変わらずペタンだな。ナース服が泣いてんじゃねーか」  
「う、うるさいネ・・・」  
いつもなら減らず口を叩く神楽であるが、銀時に身体を弄られ、今度は本当に恥ずかしそうに頬を紅潮させた。  
「なんでかなあ。俺は結構努力してんだけどねー神楽ちゃん」  
「・・・あっ・・・・・・」  
「ねえ、どこがいいの」  
まだ発達途中の少し硬い乳房をこねると、神楽は「嫌」と身体をくねらせた。  
「嫌ってお前、いい顔してんじゃねーか」  
銀時の言葉に、神楽は悔しそうに顔をそむける。  
「もう銀ちゃんキライ」  
「そりゃ光栄だねえ」  
言いながら銀時が次の手に出る。神楽はその動きを察し、目を伏せた。  
ショーツは既に湿っていた。そのことを伝えてやると、神楽は「ばか」と小さくつぶやいた。  
二人きりの診察室に、布の擦れる音だけが響く。  
それだけでも興奮するが、銀時がこれで済ませるはずもなく、  
「いやあああああ、あああああっ!!」  
下着をずらし、割れ目に指を入れる。神楽はもう我慢ならないと言わんばかりに首を振った。  
「やああああ、銀ちゃ、ひゃあああん!!」  
「おらおらどーした神楽あ?」  
「あつ・・・っい・・・銀ちゃん、熱いヨ!!」  
「それはお前がやらしい証拠だな」  
「はうっ・・・も、やめてぇ、銀ちゃ・・・」  
ビクビクと身体をしならせる神楽は、恥ずかしさに腕で顔を覆う。  
しかし銀時がそれを制して、神楽の唇をはんだ。  
「だめだよそんなことしちゃあ。もっとそのやらしい顔、俺に見せて」  
「ひんっ、あ、あ、あっ、ああぁあ!!」  
「そうそれ。お前はやればできる子だよ」  
銀時は指を増やし、より回数を上げていく。神楽は堪らず悲鳴にも近い声で鳴いた。  
「きゃああああああああああ!! ダメ、出ちゃうヨ!!!」  
 
 
バコ、と鈍い音がして、たちまち銀時が宙に浮いた。  
ズシャアア、とベッドやら治療器具まで巻き込んで、銀時を砂埃が覆う。  
「いててて。これだから最近の娘はイヤだよ・・・加減ってものを知らねえ」  
銀時はひとつ唾を吐き、徐々に鮮明になる視界の中に少女の影を見た。  
目に涙を滲ませた神楽がこちらを見下ろしている。  
「最後まで責任もってやりやがれよクソが」  
 
 
(おわり)  
 

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