(前略)
「ちょっと、意外アル……」
「なにがでィ?」
「おまえならもっと無理矢理にやるのかと思った」
「バカいっちゃいけねえぜ。抱いてる女によがり声のひとつもあげされられねえよーじゃ、
男の沽券に関わる……」
「確かに股間に関わるナ」
ふいを突かれて総悟は笑った。
「もう、あんた喋るな。気持ちよかったらただそう言やぁイイ」
「ん〜〜。くすぐったいのは?」
「くすぐったいだけかィ?」
「ひゃぁ……」
「あんた、キレイだ。白くて柔らかくて……いい匂いがする」
この白い肌に赤い印をひとつつけよう。心臓に上に。
俺のものだという印。
張りのある肌は手に吸い付きそうだ。
小振りの乳房はいままでに抱いたどんな女よりも硬く、まだ蕾のままだったが、
白く張りのあるさまは、総悟の手に神楽の生命力そのものをかんじさせた。
つづかない