−柳生屋敷内-
九「東城、ちょっと僕の部屋にきてくれないか、聞きたい事がある。」
東「若、なんでしょうか・・・ってソレ私の秘蔵AVじゃないですか!若なぜそれを!!」
九「いいから来い。」
-九兵衛の部屋-
九「お前に黙って借りた事は謝る。それはさておきふたつみっつ確認したい事があってな。」
東「はぁ・・・。」
九「僕ももう大人だ。まぐわいの事にも多少なりとも知っておきたい。で、このDVDを見ててわからない事があるんだが・・・。」
東「若、この手のAVは基本的にフィクションですよ。実際こんな事ありえないですから何の参考にもなりませぬ。」
九「まぁ、知識として何の役に立たないわけでもないだろう。」
東「どうでしょう・・・。」
九「で、お前に聞きたいのだが、コレに出てくるこの女、何故乳房に蝋を垂らされて喜んでいるんだ?巷のまぐわいはこんな事をするものなのか?」
東「え、いや、若、一般的ではありませぬが、それはそういう性癖のある人もいる事はいます。」
九「お妙ちゃんもそうなのか?」
東「いや、妙殿はむしろ垂らす方ではないかと。」
九「なるほどそうか・・・。」
九「次にコレに出てくるこの女、なにやら鞭でしばかれて喜んでいるが、これは拷問じゃないのか?巷のまぐわいはこんな事をするものなのか?」
東「「え、いや、若、一般的ではありませぬが、それはそういう性癖のある人もいる事はいます。」
九「お妙ちゃんもそうなのか?」
東「いや、妙殿はむしろシバく方に興奮を覚える方ではないかと。」
九「なるほどそうか・・・。」
九「次にコレに出てくるこの女、なにやら逆海老に縛られて喜んでいるが、これは拷問じゃないのか?巷のまぐわいはこんな事をするものなのか?」
東「「え、いや、若、一般的ではありませぬが、それはそういう性癖のある人もいる事はいます。」
九「お妙ちゃんもそうなのか?」
東「いや、妙殿はむしろ縛る方に悦びを覚える方ではないかと。」
九「なるほどそうか・・・。」
九「次にコレに出てくるこの女、なにやら逆海老に縛られて蝋を垂らされながら鞭でしばかれて喜んでいるが、これは・・・」
東「若ァァァァァァァァァ!!いい加減にしてください!
確かに昼間っから稽古もせずにAV鑑賞してた私にも問題はあるでしょうがこういうやり方で戒めるのはやめてください。
なんかものすごく恥ずかしい!!」
九「東城!僕はそんなつもりで聞いてるんじゃない!
ただ僕は今日お妙ちゃんちにお泊りするから、その時にお妙ちゃんに喜んでもらえるにはどうしたらいいかわからなかったんだ!」
東「若・・・。」
九「・・・大声を出してすまない。東城なら理解してくれると思って聞いてみたんだが迷惑だったようだな。」
東「若ァァァァァァ!私をそんなに信頼してくれていたなんて!わかりました、この東城歩、総ての知識をもって若にレクチャーいたしましょう!!」
九「・・・・ありがとう東城。で、次にコレに出てくるこの女なんだが、なぜサラ○ラップで・・・。」
-夜、恒道館道場-
九「お妙ちゃん、僕だ、九兵衛だ。門を開けてくれないか。」
妙「あ、九ちゃん来てくれたのね。どうぞ上がって。」
八「九兵衛さんこんばんわ」
九「こんばんわ新八君おじゃまするよ。」
妙「あら九ちゃん、何その紙袋。何を持ってきたの?」
九「ああ、それは今日使おうと思って準備してきたんだ。」
妙「え、なんでこんなサ○ンラップ大量に持ってきて一体何に使うの?」
八「それに電動マッサージ器・・・。九兵衛さん肩でもこってるんですか?」
九「いや、それは・・・。」
これまでのいきさつを話す九兵衛。
妙「九ちゃん、その東城とかいう人呼んでくれる?」
九「え?東城もお泊り会に呼ぶのかお妙ちゃん。」
妙「ええ、お泊りしてもらうわ、
・・・・・・病院にだけど。」
ーーー了ーーー