「寒いなーチクショー」  
「寒いわね、あけましておめでとうございます銀さん。今年もよろしくね」  
「あけおめことよろ。ところで生足眼鏡ストーカー、どこから入ってきた。そしてここは俺の炬燵と書いて聖域なので誰も入れる気はない」  
「それは百も承知よ。ところで、蜜柑は好き?」  
「さあ入れ」  
「おじゃまします」  
「…………」  
「…………」  
「筋は取る派?銀さん」  
「当たりめーよ。あ、そのでっかいやつ頼むわ」  
「どうぞ」  
「どうも。………うわ酸っぱ!」  
「酸っぱいわね。まだ食べるには早かったかも…ごめんなさい」  
「あ?謝って許して貰えると思ってんのか」  
「じゃあ……」  
「さっきから隠し持ってる甘栗を差し出したら許してやる」  
「どうぞ」  
「どうも」  
「…………」  
「…………」  
「旨いな、甘栗」  
「美味しいわね」  
「さっきの蜜柑もこれはこれでいけるな」  
「そう言って貰えると嬉しいわ」  
「…………」  
「…………」  
「…………」  
「……ねえ、銀さん」  
「何だ」  
「好きよ」  
「…………」  
「大好き」  
「…………」  
「銀さんが好き」  
 
「…………知ってるよ」  
「あ、」  
「ほれ、こっち来い眼鏡」  
「ん……」  
「あーあ、この寒い季節に生足出してほっつき歩いてんじゃねーよ。滅茶苦茶冷えてんぞ」  
「や、銀さん……」  
「暖めてやるから足開け」  
「あ、はっ……そこ、駄目」  
「却下だ」  
「や、掻き回しちゃ嫌、ぁ…!」  
「台詞と反応が合ってないぞ淫乱」  
「あ、駄目、耳、耳はだめぇ!」  
「お前本当耳噛まれんの好きだよなー……痛いのがイイんだよなァ?……乳首とか、こーしたらどーなんのかな、っと」  
「いぎ、や、はあぁぁん!爪、立てない、で……あ、ぅんっ!」  
「何が嫌なんですかぁ?じゃあ今銀さんの指をぎゅうぎゅう締め付けてどろどろぐちゃぐちゃ大洪水のこのイヤラシイ穴は何なんですかぁ?」  
「あ、ぁはっ、銀、さ、もう、入……れて、くださ、」  
「却下」  
「や、ぁぁ、お願いします、ぅンっ!」  
「不許可だ」  
「あ、んっ!あ、は、はぁんっ!だめ…っ、も、だめぇぇぇぇッ!」  
「…………勝手にイッてんじゃねーよ」  
「……ひぅっ、ご、ごめん、なさ」  
「謝って済むなら警察はいらねーって諺知ってるか?」  
「はぁぁんっ!」  
「ほれ、自分で動け淫乱」  
「や、だって、いきなり、入れちゃ、やぁっ」  
「うるせえよ雌豚、黙れ」  
「んぅぅぅッ!」  
「あーあ、尻真っ赤じゃねーか。痛そーだなァ?ほれ、叩かれたくなかったら早く動け」  
「あ、は、ぃ……ん、あぁ、ぁはっ……」  
「あー、そう……そう。く、はっ、頑張れあやめ、ファイトだあやめ」  
「んふぅ……あ、ぁ、ぎんさ、ん」  
「ふ、はッ……何、だよ」  
「ん、あぁんッ!………ぎんさん好き、大好きッ……!」  
「………………知ってる…………し、俺もだよ」  
「え…ぁ、ぎん……さ、最後の方、聞こえな、はぁぁぁんッ!!」  
 
最後の台詞を誤魔化すために一晩中ヤり続けたせいで、げっそりした顔で1月2日の朝を迎える羽目になった銀時であった。  
 
 

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