年末―・・・それは一年で最も忙しくなる時期・・・・のはずなのだがここに一人そんな忙しさとは無縁の男がいた。
そう坂田銀時である。もちろん職がないという訳ではない。彼は万事屋・・・いわゆるなんでも屋をやっている。
ただ仕事が来ないと言うだけで無職という訳ではない。断じて。
従業員二人は余りの仕事の来なささに愛想を尽かして出て行ってしまった。故に万事屋には彼一人しかいない。
「あ〜あ〜何で年末なのにこうも仕事が来ないのかねェ〜いやがらせですかコノヤロー。というかこのままじゃマウンテンゴリラに殺されるな・・・。」
そう悩んでいるとふいにインターホンが鳴った。
ぴんぽーん♪
突然の出来事に少々驚きながらも彼は内心喜んでいた。何故ならもしこれが依頼なら新八達も帰ってくるし
マウンテンゴリラにも殺されなくて済むしついでに大好きな糖分も食べれると思ったからだ。
期待に胸が膨らむ。玄関に向かう。そして戸を開けた。そこにいたのは―