「ま〜た銀ちゃん散らかして…。いい加減ジャンプ溜め込むの辞めてほしいアルね」  
なんとはなしに部屋の掃除を思いついた神楽は、  
銀時が積み上げていた雑誌を容赦なく紐で縛っていった。  
あとでまとめて資源ゴミに出す予定だ。  
部屋が狭いんだから、いらない物なんて捨ててしまえばいいのに…と溜息混じりに呟く。  
ジャンプの間から不意に肌色の表紙が見えた。  
サンデーやマガジンじゃあるまいし、ジャンプにグラビアが載っているわけはない。  
よくある無修正の裏本というやつだ。卑猥な煽り文字がそこかしこに書いてある。  
「思春期のガキが多いからこういうのは持ち込めねーな」  
と銀時は以前言っていたが…やはり欲望に負けて持ち込んでしまったようだ。  
 
何も知らない神楽は、思わず中を開いてしまう。衝撃的な光景が広がっていた。  
肌もあらわにした若い女が、張り型を中に入れて自慰にふけっていたり、  
てらてらと濡れた秘所を見せ付けるように指で広げている。男女の交合の写真まであった。  
お天気お姉さんに似た女がセミヌードを披露しているページは  
癖がついて開きやすくなっている。何かを思わせるようで神楽は嫌悪する。  
「銀ちゃん不潔アル…」  
眉をひそめてそういいながらも、目は裏本から放せなかった。  
何かに取り付かれたかのようにページをめくる。  
あるページを見たとたん、神楽の下肢にぴぃんと電流が走った。  
立ったまま読んでいけれど、耐え難い痺れに思わず座り込んだ。  
「な、何……?」  
体が疼く。  
自分が劣情を催しているとはわからない神楽は、その感覚にただ戸惑うだけだった。  
座ったまま、痺れるそこに手を伸ばす。  
ズボンの上からじゃいまいちよくわからなくて、手を突っ込んで触ってみた。  
今まで排尿にしか使わなかった場所に手を触れる背徳感――。  
そこは温かく湿っていた。  
 
「う……わ…」  
偶然、指先が秘芯に触れる。先ほど感じた電流が、また下肢に走る。  
慣れない感覚だ。けれどけして不快ではない。  
むしろ…気持ちいい。それが自慰だとは気付かなくても、快感を求めて幼い指は懸命に動いた。  
ズボンもいつの間にか脱いでいた。  
秘芯を指先でなぞり、溢れてきた温かい汁をなすりつける。  
押し付けて擦るようにすると思わず声が漏れた。  
「……な、なんか変アルぅ……」  
変だ、と呟いてみても指は止まらない。  
指を二本、押し付けるようにして動かすとか細い悲鳴をあげながら神楽は達してしまった。  
そのまま崩れ落ちる。初めて達して呆然としたまま、濡れ光った手を眺めていた。  
 
「お〜い、帰ったぞ〜」  
暢気な銀時の声が聞こえる。軽く飛んでいた意識が、あっというまに現実にかえってきた。  
まずい。  
下半身は裸だし、裏本まで置いてあるし。  
自慰と言う言葉を知らない神楽でも、この状況がまずいということはわかりきっていた。  
足音が近づいてくる。  
もう間に合わない…!と覚悟して神楽は目をぎゅっとつぶった。  
 
 

楽天モバイル[UNLIMITが今なら1円] ECナビでポインと Yahoo 楽天 LINEがデータ消費ゼロで月額500円〜!


無料ホームページ 無料のクレジットカード 海外格安航空券 解約手数料0円【あしたでんき】 海外旅行保険が無料! 海外ホテル