「神楽。世の中は働かざるもの食うべからず、だ。魚心あれば水心。覆水盆に返らずの言葉もある」
万事屋の応接間。珍しく銀時が目と眉の距離を縮めて力説している。
が、いつものように後ろから新八が「三つとも意味全然違いますよ」とツッコミを入れている。
神楽はそんな二人をきょとん、と眺めながら、酢昆布を齧っている。背後では定春が大きく欠伸している。
全くいつもの万事屋。平和な日常風景だったが、その万事屋の応接間には、決していつもは見られない異物が混在していた。
「銀ちゃん、コレ何アルか」
神楽は机の上に置かれた異物を手にとった。
「バッカ、お前、それに触んな! 高ぇんだから、壊しでもしたらどーするよ! 」
銀時は慌ててそれを奪い返す。そのままブツブツと口の中で、借り物なんだからなー、これ以上借金作ったらマジで腎臓売らなきゃなんないだろーが、と呟く。
神楽はますます表情を曇らせて、状況がわからない、という顔をして見せた。
先ほどから応接間のソファーに正座させられて、銀時の訓示に付き合わされているのだが、一向に銀時の話は要領を得ないし、神楽が質問をしてもはぐらかされる。
なかなか本題を切り出さない銀時に代わって、新八が口をひらく。
「あのね、神楽ちゃん。この前神楽ちゃんが激太りした前後で、坂田家のエンゲル係数はエンパイアステートビル並みの高さで跳ね上がったんだ。
もうね、いくら仕事をこなしても、神楽ちゃんと定春の食費を賄うのに、限界になっちゃったんだよ」
「そんな! そしたら私どーしたら良いアルか!! 万事屋を出て行くなんて、私も定春も絶対に嫌ヨ!!」
一向に目をあわそうとしない銀時や、やたら深刻そうな新八を見て、神楽が急に涙目になる。
追い出されると思ったらしい。不安そうな目で二人を見つめている。
その姿だけ見れば、一日にインド象3頭分の食料を消費していたことなど、信じられない。
「そこでだ、神楽。お前も定春も万事屋に残れて、金も入って、大勢の人に喜んで貰える仕事を考えた。 できるな!?」
銀時は打って変わって、やたら瞳を輝かせて、神楽を見つめた。
その輝きは明らかに胡散臭い、ペテン師の臭いを振りまいていたが、神楽は気づかず、大きく首を縦に振った。
「ウン。 出来るヨ! 万事屋に残れるなら、私何だってするネ!!」
「よーし、よく言った!! 新八!! カメラ用意!!」
神楽の言葉を聞き終わるか終わらないかの内に、銀時が新八に指示を出す。
新八は素早く、銀時が抱えていた見慣れない異物を肩に背負い、レンズカバーを外した。
作動中を示す赤いランプが点り、レンズの上から対象物を捉える照明の光が放たれる。
神楽はその光や新八が背負っている姿を見て、ようやくその異物を以前に見たことがあったのを思い出した。
―――アレは……定春とテレビに出たとき、テレビ局にいっぱいあった機械ネ!!
気づくと同時に、嫌な予感が彼女を捕らえる。しかし、気づくのが遅すぎた。
一瞬の隙を突いて、銀時に後ろから羽交い絞めにされて、身動きを封じられた。
「神楽ちゃぁあん。万事屋レーベル第一弾、期待の新人女優にして、早くも看板女優なんだから、看板背負って、張り切って稼ごうねぇ」
神楽が無理やり首を捻って振り向くと、監督兼プロデューサー兼男優の天パーがニタリと憎たらしい笑みを浮かべていた。
「アキバで売ったら今バカ売れらしーんだわ、夜兎モノAV」
「嵌めたネ!! 児ポ法で死刑になるアルよ、ダメモジャポリゴン!!!」
「バッカ、お前ハメんのはこれからだろ。まだ先っぽすらハメてねーよ。
大丈夫だって。お前、すんげぇせくしーだから。大人の色気むんむんで、誰もコドモと思わねーから」
銀時の言う「大人」という響きにピクリと神楽が反応する。
「そんなに……ワタシ大人っぽいアルか」
ひっかかったな、という黒い思惑を笑顔で覆って、銀時は続ける。
「そぉだよー。こんなに、せくしーで、可愛くて、ナイスバディーで、フォトジェニックな新人女優はお前だけだって」
言いながら、背後からまわした大きな手のひらで、神楽の小さな乳房を撫で回す。
チャイナ服の上から優しく撫でられると、神楽は頬を桃色に上気させてため息を漏らした。
「ん…っぁっ……ゃ…っっ」
「ほらぁ、こんな可愛い声だして、こんなに感じやすいエロエロ娘は神楽ちゃんだけだもの。
新八見てみな? 神楽ちゃんの感じてる顔見ただけで、もう前かがみだから」
銀時に言われて神楽が視線を上げると、カメラを抱えた新八が真っ赤な顔をしている。
「バカっ八!! やらしー目でこっち見んなアル!!……あンッッ」
新八に見られるのが恥ずかしくて、必死に悪態をつこうとする神楽だが、銀時の容赦なく、ねっとりとした手の動きに、ノーブラの乳首を刺激され喘いでしまう。
銀時はいつの間にか、神楽の襟元からその手を侵入させて、幼い乳房を直接もみしだいていた。
ふにふにと摘まれているだけだった乳首は徐々に充血しだし、コリコリと弾力のある感触に変化していく。
「やぁあ……ョ、っゃぁあッンッ!! ぎんちゃ……っやめ…て…!」
だんだんと息の上がり始めた神楽を、ニヤニヤと見つめながら、銀時は手を緩めない。
巧みな愛撫と、うなじに吹きかかる男の息遣いに、知らず神楽も興奮しているようだ。
銀時はそんな神楽の様子を察して、さらに追い討ちをかける。
「そんなこと言って、太腿もぞもぞ擦り合わせてんぞ。何?そんなに銀さんに触ってほしーのか?」
「ちが……っふぁ…ッ!!」
銀時はチャイナ服のスリットから神楽の閉じあわされた腿の間に手をこじ入れた。
すべらかな少女の腿を撫で回した男の指は、秘密の入り口を覆う布地にたどり着き、その布地の上から少女の快楽の芽を引っ掻いた。
神楽は与えられる刺激に従順に反応し、少しの刺激にもぴくぴくと身体を痙攣させて、甘い声をあげた。
「ヤメ……ッ、あんッ、ふ…ぁ…ッはぁあアッッ」
布越しに敏感な芽を擦られて、すっかり瞳を潤ませた神楽は、早くも男の与える快楽の虜になりかけていた。
夜兎特有の真っ白い肌がほんのりとピンクに色づき、あどけない少女の顔が淫らに喘ぐ様は、この上なく淫靡だった。
銀時は目線だけで新八に合図を送り、アップで撮影するように指示した。
手の動きは休めないまま、脚で神楽が股を閉じられないように固定する銀時。
新八の回すカメラには神楽のふっくらとした股間が丸写しになっていた。
白い布地に包まれた少女の縦筋を、時にくすぐる様に、時に激しく擦り上げるように、男の無骨な指先が行き来する。
徐々に陰部に張り付いた布から愛液が滲み出し、くちっくちっ、という淫猥な音を響かせ始めた。
すっかり銀時の指の動きに蕩けていた神楽だったが、ここで新八が回すカメラのレンズが自分の股間に向けられていることに気づく。
神楽は途端に、羞恥心から幼い顔を歪ませた。
こんな醜態を映像に残されて、どこの誰とも知れぬ男共の目に晒されるなど、我慢できない。
神楽は必死にこの恥辱から逃れようとした。
しかし。
「……ンああッあうッ……くぅ…ッひぃんッッ」
快楽の中で思うように抵抗はできず、声を出すまい、と必死に唇をかみ締めても、声も愛液も止めることはできなかった。
神楽の股間のすぐ近くまで新八のカメラが迫る。
大写しにされた股間は、白い布地がぐっしょりと濡れて張り付き、中の形をはっきりと想像できるようになっていた。
神楽の喘ぐ表情が入るアングルから、股間の接写は執拗に続けられた。
新八にこの姿を映されている、大勢の男共にこの姿を見られる、と思うだけで、神楽の膣内は興奮して収縮を繰り返した。
すっかり呼吸が小刻みになって震える神楽を見て、銀時は次の段階に移った。
のるっと、ぬるぬるに潤ったパンティの中に直接指を滑らせて、幼い蕾の入り口に中指を突き立てたのだ。
十分に潤っていたとは言え、存外にもあっさりと、銀時の長い指は少女の蕾に飲み込まれた。
夜兎の女は初めてでも痛がらないっつー噂は、案外本当なのかもなー、と、銀時は心の中で感心した。
「いやッョ…ぁっアアッッダメ!!ダメアルぅ!!」
初めて異物を挿入されたショックで、神楽は涙目だったが、内腿を震わせて悶える様は、男たちにはおねだりしているようにしか映らなかった。
「神楽ちゃんの可愛いおまんこ、皆にも見てもらおうなー」
銀時はそう呟くと、ぐいっとパンティの布地を脇にずらして、根元まで男の指を咥え込んだ神楽の秘部をカメラの前に曝した。
新八がごくりと生唾を飲み込んで、それを映す。
恥毛の薄い土手の中心にベビーピンクの割れ目が顔を覗かせ、骨張った男の指を大量の淫液を垂らしながら飲み込んでいる。
カメラはその入り口がモノ欲しそうにピクピクと収縮する様まで映していた。
夜兎の身体の作りがそうさせるのか、神楽本人の資質に因るかは不明だが、指を突き入れた銀時本人も、神楽の膣の強力な締め付けに感嘆の声を漏らした。
「ぉおーっ。すっげぇな。吸い付いて離さねーよ」
陰部を弄ばれている姿を映され、あまつさえ淫乱な娘とでも言わんばかりの銀時の発言に、神楽は恥辱と怒りで眩暈を起こし、涙目で訴えた。
「いやぁあっ……ヘンなコト…ッ言うな…ョッッ!!」
「イヤ、ホントーの事だし。ぐちょぐちょなのにキツキツで、チンポ入れたらカナリ気持ち良さそーだぜ」
耳元で囁かれる言葉に興奮してか、神楽の膣内が益々強く銀時を締め付ける。
銀時の指はそんな神楽の膣内を優しく撫でるように、ゆっくりと前後に出し入れを始めた。
くちゅっちゅぽっという水音が、リズミカルに万事屋に響いた。
「はぁあ……ッ、変…ョ、カラダ熱くて……おかしいヨ…ッぎんちゃん……!!」
徐々に上擦っていく神楽の声と、甘酸っぱい匂いに興奮して、銀時は指の動きを早めていく。
ぱちゅんっじゅぱんっと、銀時の手の平が神楽の股間を叩き、脇に引っ張られた白い下着が神楽の肌に食い込む。
やがて、銀時の指の動きが激しさを更に増し、神楽の思考を真っ白に掻き消した。
「ひゃふっ!!やぁっっアアアーーーーッッ!!」
びくんびくんと盛大に腰を痙攣させて、神楽は達した。
絶頂に達する瞬間の無防備な表情も、銀時の指が引き抜かれた秘部から白く濁った淫汁が飛び散る様も、新八のカメラは余すところなく捉えていた。
「もうイッちまったのか。潮まで吹いて。どスケベだよなァ、神楽は」
どスケベ神楽が喜びそうな気持ちイイコトたくさんしてやっから感謝しろよ。と、銀時は続けて、淫液に塗れた中指を神楽の唇に押し込んだ。
嫌悪を示して顔を顰めた神楽だったが、無理に閉じようと力を込めた唇の間を、銀時の指がぬるぬると滑り始めると、その表情を変えた。
唾液と淫液で覆われた暖かい指が口中に何度も出し入れされる度に、形容しがたい興奮が神楽を包んだ。
まるで先ほどされた行為を唇でされている様で、隠微な気持ちが神楽の中で徐々に膨らむ。
神楽は己の口が性器になったような錯覚を覚え、咥えた銀時の指を前後に出し入れされるだけで、上の口が涎を垂らすのと同じように、下の唇からも淫汁を溢れさせた。
下の口が収縮する動きに合わせるように、上の口も銀時の指を吸い上げる。
うっとりと銀時の指に吸い付き、涎を滴らせる神楽の姿に、新八の股間も熱を持ち始めた。
が、それでも新八はカメラマンとしての役目を忠実に果たしていく。
銀時は考えがあるのかないのか謎だが、神楽が官能の虜になっていく表情をニタニタと見つめながら、吸わせていた指を唇から引き抜いた。
「流石に、おしゃぶりは上手いじゃねーか、酢昆布姫。今度はもっとイイモノ舐めさせてやる」
そう嘯くと、銀時は徐に己の抜き身を取り出した。
指とは比べ物にならない、大きくカリの張り出したグロテスクな肉の塔、その先端を神楽の唇に触れさせる。
「さっきみたいに、ちゅうちゅう吸ってみ?」
神楽は、この異様な状況に徐々に慣れだし、それどころか未知なる快楽への期待を膨らませ始めていた。
新八のカメラも気にならなくなっていた。
というよりも、目の前の銀時自身に釘付けになっていた。
おそるおそる、亀頭の先端に口付けし、先端の透明な雫を舐め取る。
「……ッッ苦しょっぱいアルッッ!!」
うげー、と舌先を出す神楽の髪を引き掴んで、銀時は神楽の口の中に、無理やり自身を押し込んだ。
「イイから咥えろ。だんだん美味くなるから。……歯ァ立てるんじゃねーぞ」
「ふぉんほーはふは?」
本当アルか、と聞きたかったのだろうが、口中いっぱいに銀時の肉茎を頬張っているので発音は不明瞭だった。
「本当だって。すーぐに自分から咥えさせて下さいっておねだりするようになるから。もう病み付きだから」
適当な言葉を口にしながら、銀時は神楽の頭を撫でる。
神楽は銀時の言葉を信じたのか、懸命に吸い付き、舐め上げる。
カリの部分を飴でも舐めるように念入りに舐め始めると、神楽の頭の上に置かれた銀時の指先にわずかに力がこもる。
「もっと…強く吸え」
掠れた男の声に従って、少女は亀頭の先端に唇を窄めて吸い付いた。
「そうそう。先っぽからカルピス出るからな。残さず飲めよ」
ワタシ、ヤクルトのほうが好きアル!と神楽は言おうとしたが、その声は熱くて硬い肉の塊に阻まれた。
神楽の咽喉の奥まで銀時の陰茎が突き入れられたのだ。
息苦しさと嘔吐感とでむせかける神楽の頭をがっちりと掴んで、銀時は神楽の咥内を激しく犯す。
「んっ!んぶっ!むぉっ!…むーっ!!んんぅーー!!」
唾液をたっぷりと含んだ少女の可憐な唇の中を、何度も何度も太い陰茎が行き来する。
その光景も、新八はカメラで捉えていた。
目から涙を零した少女の口の中に赤黒い陰茎がじゅぷっ!ちゅぶっ!と出し入れされ、その度に溢れた涎が少女の細い首筋に伝い流れる。
「ほっとカルピス(原液)出すぞぉー」
僅かに眉をしかめて銀時は宣言し、更に深く神楽の喉奥にその猛りを突き入れた。
銀時の腰が痙攣し、神楽は口中の肉茎から迸った熱い液体が、自分の喉を叩くのを感じた。
「ッッ!!ごほっがほっ……!!っ…ぐぇっ」
喉に絡まる生臭い粘液に、神楽は涙を流して抗議した。
「……っひどいアル!! 銀ちゃんの嘘つき!! ちっとも美味くないネ!! カルピスの味なんてしなかったアル!!」
食って掛からんばかりの神楽の剣幕に、銀時はポリポリと顎を掻きながら答える。
「…そーだなァ。神楽はもう大人だからこの味が分かるかと思ったが、コレの美味さがわかんねえんじゃ、ま
だまだコドモだったんだなァ」
またしても出てきた「大人」という甘美な言葉の登場に、神楽はぐっと文句を飲み込んだ。
コドモ扱いは癪に障る。先ほど受けた「大人」っぽくて、「コドモに思えない」という評価を取り消されるのも惜しい。
「……別に、嫌いじゃないけど、ちょっといきなりだったから、飲みにくかっただけネ。」
オトナだから、アレくらいは全然平気アルけどな!と、付け加えて見せる。
予想通りの神楽の反応に、腹の黒い銀髪天パは密かにほくそ笑んだ。
「そうかァ。さすが神楽はそこらのガキとは違うなァ。もうしっかりオトナのオンナだなァ」
銀時のこの評価に神楽は、先ほど受けた仕打ちのことなど忘れて、すっかり機嫌を良くした。
「まーナ」
口の端が涎や精液でべたべたの状態で、得意そうに微笑む少女に、腹黒い大人は続けて囁いた。
「それじゃあ、神楽ぐらいの大人になると、コレの本当の味わい方も知ってるよなァ?」
再び硬くなり始めた陰茎を扱きながら、ニタリと笑う。
「そ……それくらいオトナのオンナなら常識ネ」
神楽は無理に余裕を装って嘯いた。
銀時が言う内容が性交を意味していることは解る。
解るが、知識として知っているだけで、もちろん経験はない。
本当はその行為に不安や恐ろしさを感じないわけではなかったが、そんな態度を見せたら、まだコドモだとナメられそうで、それは神楽のプライドが許さなかったのだ。
「ちょっ、ちょっと銀さん!」
ここで、それまで傍観者(というよりも、ばっちり観察記録者)だった新八が小声で銀時に話しかけた。
「僕が聞いてた最初の予定では本番ナシで、あくまでもイメージDVDで留めるハズだったでしょう!?
これ以上はちょっとやりすぎです!神楽ちゃんだって初めてなんだし、たぶんよくわかってないですよ」
児ポ法云々よりも神楽の身を案じて、新八が止めに入る。
「新八。この業界は甘くない。そういうのは既に『未満』とか『ちょい』とか、やり尽されてるから『無理』だ。
俺らみたいな弱小メーカーが生き残るには、これぐれーやんねーと駄目なんだよ」
思っていたよりも簡単に神楽が乗ってきたので、金と色に眼が眩んだダメ天パはハメる気満々に気が変わっていた。
「そんなこと言ったって、神楽ちゃんにはまだ早いですよ!!」
いい加減な銀時のやり方に飽きれて、新八がつい声を荒げる。
しかし、この新八の発言は全く逆の効果をもたらしてしまう。
「うるさいアル! ダメガネは引っ込んでるヨロシ!!」
「まだ早い」の言葉だけが耳に届いた神楽は、子供扱いされたと思い、気に障ったらしい。
憮然として新八を押しのける。
「ドーテイはそこでカメラ回しときナ!!」
そう言うと、神楽は身に着けていたチャイナ服と濡れた下着を全て脱ぎ捨てた。
眼が完全に据わっている。すっかりヤル気満々である。
銀時はそんな神楽を眺めてヒュー♪と口笛を吹くと、自身もちゃっちゃと服を脱ぎ始めた。
「看板女優自らがこう仰ってるんだぞ。しっかり映せやカメラマン!!」
「え、ええぇえー!?」
万事屋の最後の良心、新八の忠告は真逆に働き、悪い大人とその大人に嵌められた少女は、布団の上でハメ合う羽目に陥った。
銀時と神楽が暴走を始めたら最後、何人たりとも止められないのは新八自身が一番良く知っている。
すっかり布団の上でスタンバイ状態の二人を見て、新八も終には覚悟を決めた。
新八は大きなため息を一つ吐くと、カメラを背負いなおし、二人がいる寝室に入っていった。
「よし、神楽。そんじゃあ、コイツを神楽のどこに入れるのか、大人だったら分かってるよな!?」
銀時は自身の猛りをゆるゆると擦りながら、神楽の前に突きつけた。
ぬらぬらと光る肉の剛直を再び見せつけられて、思わず視線をそらしつつ、神楽は答えた。
「そ…それは、こ、ここに入れるアル」
頬を染めながら、ぺたんと布団の上に座り込んだまま、自らの股間を両手でぎゅっと抑える。
「あぁ? わかんねーよ。もっと、分かりやすく広げて見せてくれよ」
銀時の意地の悪い物言いに、僅かにたじろぎながら、神楽は恐るおそる股を拡げた。
M字に開いた両膝を両手で抑えて、股間を男たちの前に曝す。
「こ…この中アル」
「だっから、わっかんねぇって。どこよ?」
「〜〜〜ッッ、こ、ここヨ! このおまんこのナカに、おチンチン入れるアル!!」
顔を真っ赤にしながら、自らの陰唇を押し開いて見せる神楽。
啖呵を切った手前、恥ずかしいとも、止めたいとも言えず、心ならずも腹黒天パの言うことを聞く流れに乗ってしまう。
神楽の幼い指が、震えながら己の赤く充血した入り口を開いて見せる姿を、新八のカメラが捉える。
撮られている、という意識が神楽の身体に火を灯し、何もする前から膣口はヒクヒクと蠢いた。
「あ〜れェ〜? 何? 神楽ちゃん、もう濡れちゃってんの?」
見られただけで感じちゃうんだァ〜。処女のくせに、どスケベだよな〜、と銀時が煽る。
「で? どスケベ神楽ちゃんはどうしたいの? オトナだったら、おねだりの仕方ぐらい知ってるよな?」
興奮して勃起しかけている神楽のクリトリスをつまみあげながら、鬼畜な天パは続ける。
「ひゃくぁっ!! あぁぁアアンッッ、アウぅッ! あッ! ぎ、ぎんちゃんの…ぉ…お、ちんちんをぉ…っかぐらの…ぉまんこにぃ…ぃッ…れてくださ…ッいぃ…っ!!」
快感に顔を歪めながら、神楽は必死に言葉を紡いだ。
声と共に涎が口の端を伝い、本当に処女とは思えないような表情がカメラに収められる。
「よく、おねだりできましたァー。さすが、オトナのオンナは違うねぇ〜」
神楽の額をよしよしと撫でながら、銀時はそっと、彼女の身体を布団の上に横たえた。
そうしながら、テキパキとゴムの装着に移る。
恥ずかしさと快感の波に揉まれて、ぼーっとしかける神楽は、仰向けに寝かされて、両足を広げられても、それが何を意味するのか、上手く状況を飲み込められなかった。
「おーーい、神楽ァ? 聞こえてんのかァー?
ご注文通りに、今から神楽のおまんこのナカに、気持ちヨクなる注射してやっからなァー」
頬を赤く染めて、視線が像を結んでいない様子の神楽の頬をぺちぺちと叩きながら、銀時はその幼い花弁の中に自らの肉の棒を挿入し始めた。
「うあぅッッあッあ、あ、あ!!!」
途端に、神楽の腰がビクンッと跳ねる。
痛みから意識を引き戻された神楽が逃げようとするのを、銀時の大きな手が押さえつける。
「夜兎でも初めてはやっぱ痛ぇか」
でも、お前だったら大丈夫だろ。直ぐにヨクなるって。と、無責任に言い放って、銀時は無理やり腰をねじ込んだ。
「んああああッッやあーーーッッ!!」
神楽は涙を流して泣き叫んだが、華奢な白い脚は無骨な男の手によって割り開かれ、二周りも体格の違う男の猛りをその奥に沈められた。
「あ、ぐ…っはぁっ、アァアッッ!!」
今までとは比べ物にならない質量をその身に埋め込まれて、ほとんどまともな言葉が紡げない神楽。
「あーー、やっぱ、すげぇわ。ぬるぬるなのにキチキチに締め付けてくんのな。神楽のマンコ、サイコー」
息も絶え絶えの神楽の上で、腹黒天パは徐々に呼吸を荒くしていく。
言葉は相変わらずの平板で、やる気のない調子だったが、その声音は極上の快楽に擦れていた。
興奮した男は己の衝動に逆らえずに、前後に腰を揺すりだした。
「あぁんっあぅっあっあっあっやああっ」
小刻みに揺すられて、顔を歪めた神楽が悲鳴をあげる。
銀時の逸物が出入りする神楽の入り口からは、ぬちゃっぐちゃっ、という愛液が絡まった音が響いた。
カメラを回す新八の指先にも自然と力が入る。
神楽は最初、必死に銀時の腕にしがみついていたが、一突き一突き、与えられていく刺激が身体を支配していくのを感じ、戸惑いをみせた。
乱暴に扱われれば扱われるほど、身体は逆に順応して、大量の愛液を溢れさせていく。
ぬるぬるの粘液は男の逸物によく絡みつき、神楽の内部を擦り上げる速度を速める助けをする。
さらに激しく銀時が神楽の奥を突く。
「ふッくッはぁあんッッぎ、ぎんちゃぁッ」
ズコズコと遠慮なく繰り返される腰の動き。
銀時は神楽の片足を持ち上げて、局部を繋げたまま、彼女の身体を反転させた。
「ああああッッ!!」
横向きに横臥した神楽の片足を大きく掲げ、立膝の状態の銀時が激しく犯す。
局部と局部が激しくぶつかり、どちらのものとも知れぬ体液が飛び散った。
性器と性器が擦れあう刺激に、神楽の幼い身体は早くも溶けだし、男の与える快楽に飲まれつつあった。
「ぅあああッあッあんッ!!」
「は…ッ、すっげぇ、エロい顔してんぞ、神楽。…初めてなのに、もうイッちまうのか?
イキたいだけイッちまいな。新八に神楽のイキ顔アップで撮ってもらいな」
突き上げる動きは休めずに、銀時は神楽の耳に囁いた。
神楽は身の内の熱がどんどん膨らんで、心音が激しく打ち鳴らされていく状態に恐怖すら感じていた。
大きな快楽の波が何度も襲いかかり、理性を奪われそうになる。
男が自分の内部を激しく掻き回すたびに、気が狂いそうになる。
僅かに残ったこの意識を手放してしまったら、もう戻ってこられない気さえする。
しかし、神楽のもう一つの心は、早く意識を手放して、狂ってしまいたかった。
徐々に快楽は甘くねっとりと神楽の意識を絡め取り、溺れさせていく。
「オラ……ッイケよ! まんこぐちゃぐちゃに掻きまわされて、気持ちよくてしょーがねぇんだろ?」
小刻みに何度も肉棒で突き上げられて、神楽は遂に理性を手放した。
「ああああああああああっっっ!!!!」
ビクビクと何度も身体を痙攣させて、局部からは大量の潮を吹き、神楽は達した。
「起きろや。まだ、終わってねーぞォー。」
激しく達したせいで、呼吸の整わない神楽に向かって銀時が言い放つ。
初めてのまぐわいで心身共に負担の大きい神楽に気を使う様子もなく、銀時は神楽の背後に回り、その腰を持ち上げる。
神楽は未だに息をするのもやっとの状態で、上半身は布団の上に力なく突っ伏していた。
ピクピクと白い腿が痙攣し、男の前に突き出された陰唇からとろとろの淫液が滴り落ちた。
「新八、カメラ固定して、お前も来い。……袴の前、ガッチガチにテント張ってんぞ」
ニヤリ、と笑いかける銀時に、初めは躊躇っていた新八も、自分の欲望に素直になることにした。
神楽と銀時の絡みを前にして、16歳の新八の肉の芽は限界まで興奮しきっていた。
「んッ!んぶッ!ふぁッ!んんむぅッ!」
神楽は激しい眩暈の中で、何度目かも知れない絶頂を感じていた。
腰と頭を、それぞれ別々の男たちに押さえ込まれている。
神楽の腰に手を回した男は、後背位の体勢で、その巨根を神楽の膣奥に打ちつけ続けている。
神楽の頭を押さえつけている男は、噎せるほど若い欲望を滾らせた肉棒を、神楽の咽喉奥まで押し込んでいる。
上の口と下の口をそれぞれの男たちの欲望で塞がれて、神楽は自分が男根で串刺しにされているかのような錯覚を感じた。
神楽が何度達してみても、男たちは容赦なく神楽の身体を弄んだ。
二人分の舌が神楽の肌の上を這い、二人分の男の息が彼女の身体の熱を上げ、二本の肉棒が彼女の身体を刺し貫いた。
淡々と記録される映像の中で、神楽は何度も声と身体を震わせ、乱れた。
徐々に、夜兎の本能が目覚め、底なしの欲望が男たちを求めていくのが神楽自身にも解っていた。
エスカレートしていく男たちの要求に応えるように、いや、それをも上回る速さで、神楽は快楽の虜となっていた。
「あ……ぃや……おチンチン抜いたら、嫌アル……」
銀時が神楽の陰部から陰茎を引き抜くと、神楽は新八の肉棒から唇を離し、切なそうな声を漏らした。
「すーっかり、チンポ中毒だなァ、神楽ァ」
ニタニタと笑いながら、銀時が神楽の桃尻をぺちぺちと叩く。
「でも、ゴム取り替えなきゃなんねぇからな」
銀時は己の精液が溜まったコンドームを神楽の前で振って見せた。
「しっかし、ゴム代も馬鹿になんねぇよなぁ」
ため息混じりの銀時の言葉を遮るように、そこで新八の切羽詰った声が被さった。
「か…っ神楽ちゃん……っ早く、僕の方も、してよ……」
新八は緊張の為か、なかなか射精できないでいた。
硬く滾らせた自身を神楽の口元や、柔らかい頬に擦りつける。
神楽の柔らかい肌に、唾液や先走りの汁に塗れた男根が押し当てられる。
「し、シコッ八の遅漏は……お……オナニーのしすぎ、アル……」
口では憎まれ口を叩いている神楽だったが、新八が神楽自身に興奮してくれていることは、少なからず嬉しかったようだ。
その証拠のように、口に押し込まれた際は、裏筋まで舐め上げ、陰嚢をほお張るほどの熱心さでしゃぶっていた。
しかし、新八は神楽のこの発言にカチンときたらしい。
「じゃあ、神楽ちゃんがさっきまで処女だったくせに、こんなに感じやすいのは、何のせい? 夜兎の血? それとも、神楽ちゃんのカラダが特別に淫乱にできてるの?」
言うと、硬く張り詰めた亀頭の先端を、仄かに膨らんだ神楽の白い胸にぐりぐりと押し当てた。
神楽のピンク色の乳首を、露を滴らせた亀頭の先端で擦りあげると、神楽は玩具のように、びくんびくんと反応した。
「あゥッ!やぁあんッ!」
「乳首弄られただけでそんなに感じて、アソコにちんちん嵌められてないと嫌なんでしょう?ねぇ?」
早口で捲くし立てて、新八は神楽の体に勃起した自身を押しつけ続ける。
「あーハイハイ。喧嘩は止しましょーねぇー」
銀時はそんな二人の間に割って入り、何気ないように神楽の入り口に指を二本突き刺した。
「あひぃんッふぁあんッぎぃっちゃ…!」
「神楽も新八に謝りな?今のはお前が悪いぞ」
指をばらばらに膣内で動かすと、途端に神楽は口の端から涎を垂らして喘ぐことしかできなくなってしまう。
「ふぁ…ァ…ッごめ…なさ…いぃ…ッ、ゆ、ゆるし…てョ……ッ」
これから神楽を素直にするには、アソコになんかぶっ刺しときゃいーな、と銀時は一人ごちると、新八に向き直った。
「お前もお前だ。セックスは一人でするモンじゃねーんだぞ。相手の反応見てから、お前も動けや」
罰としてお前は下だ。と新八に言いながら、銀時は神楽の体を持ち上げる。
「ふぁっ!?」
腿の下に手を回し、小さな子供にオシッコをさせるときのように、神楽が陰部を大股を開いて曝け出す姿勢である。
固定したカメラにはハッキリと、華奢な少女の裸体が男によって開かれ、支えられている様が記録される。
「銀ちゃん何するネ!」
「仲直りだ。」
短く応えると、布団の上に仰向けに寝た新八の猛りの上に、神楽の陰唇を被せようとした。
「やぁッ!!ひとりでデキルヨ!!ぎんちゃんヤメテヨ!!アンッ!!」
上手く二人の局部を結合させようと、銀時が神楽の体を掴んで動かす。
「ああんッへんっ、ヘンな、トコッ、擦れちゃうか、ら……!!」
「銀サンにまかせときなさいって」
銀時に支えられた姿勢のまま、何度も執拗に膣口を新八の亀頭に擦りつけられて、神楽はもどかしさに気が狂いそうになった。
どろどろに溢れた淫液が、その度に新八の亀頭に垂れる。
「ちょ…銀さん…。僕も、普通にしたいんですけど」
「おっ、入るぞ。」
二人の意見など耳に入れない銀時は、入る入る!と口にしながら、神楽の体を新八に押し当てていく。
ぐちゅう、と蜜と音を漏らしながら、新八の猛りは神楽の膣口に飲み込まれていった。
「う……ぁッ、すっごい、神楽ちゃん、絡み付いてくる……」
「ひッあ! あんッ! イイぃ、ヤ!! ゴム!! コンドーム! 忘れてるネ!」
生の肉の感触に、体を震わせた神楽が叫ぶ。
「あ? あー、新八は遅漏気味だから、まだ大丈夫だろ」
いざとなったら膣外射精すりゃいいじゃねえか、と、いい加減に銀時が答える。
「いやアルッ!!……あんっ!あッあッあっア!!」
神楽の体を掴んだままの銀時は、神楽に文句を言わせないために、彼女の体を上下に揺すった。
新八と結合していた神楽の内部が、強制的に刺激される。
銀時に持ち上げられ、次に下へ落とされる動きを繰り返されたので、神楽の陰唇は新八の肉茎をギリギリまで吐き出したり、逆に深く咥え込んだりすることになった。
神楽の局部が新八の腰とぶつかって、びたんッべチンッという激しい音が響いた。
ギュポンッグポンッ、という、新八の性器が神楽の内部に潜り込む音も重なる。
強制的に激しい騎乗位をさせられている状態である。
「アアアンッ!!んはぁっ!!だっだめアルッ!!はあッ!!ふあああッ!!!」
「はぁッはぁッ…ふッ」
新八の方でも腰の動きが激しくなり、銀時が押しつける力と新八の突き上げる力で、神楽は通常以上に、体の奥深くを新八の猛りに突かれる按配になっていた。
涎と涙で顔をぐしゃぐしゃにした神楽が、喘ぎながら、無意識に新八を締め付ける。
これには流石に、遅漏の新八も限界に近づいたらしい。
「あッあ…ッ!も、もう…ッ!!」
「おー。もう直ぐイキそうか?」
新八の様子を察した銀時が、神楽の腿を抱えなおし、数回小刻みに神楽を揺すると、素早く引き上げた。
「……うぅッ!」
「あッあッアアーーーーーッ!!」
神楽が新八から引き抜かれた途端、二人は同時に達して、お互いの体にそれぞれの体液を撒き散らした。
「―――と、言う内容のぶるーふぃるむが出回っていると、アキバの攘夷志士が騒いでおったのだが、このポルノ女優の特徴が、どうやらリーダーに酷似しているらしいのだ。
よもや、コレを制作しているのは貴様ではあるまいな!?」
数ヵ月後、万屋の軒先を訪れた桂が袂から取り出したのは、『14歳の母』ならぬ『14歳の破瓜』と題されたアダルトDVDだった。
「いや、ブルーフィルムじゃねぇから、ソレ。アダルトDVDだから」
何時の時代の人間だよ、お前。と、平然と返す銀時に、桂が激昂する。
「貴様ァァ!! それでも侍か!! リーダーを幾つだと思っているのだ!!
このような春画の対象にするべきではないだろう!! むしろ、そういった下賤の輩から守ってやるべきではないのか!!
だいたい、いくら生活が苦しいからといって、春を鬻がせ、挙句それを見世物にして口に糊するなど、下衆の中の下衆がする事だ!!」
貴様、どこまで堕ちれば気が済むのだ!!と、続ける桂に、銀時は相変わらずの調子で答える。
「だから、春画じゃなくて、アダルトDVDな。 …あ、そだ。お前も金には困ってたよな。
今度第二段出すから。男優やってくんねぇ? ストーリーもので、十代の幼な妻が、旦那のいない間に宅配に来た男に犯られちまうって設定なんだけど――その間男役で」
そういうの好きだろ、ヅラ――と、語りかける銀時に、桂は被っていた編み笠を叩きつけた。
「ヅラじゃないッッ!!! ―――チョコボール桂だァッッ!!! 」
「…………ヤル気満々じゃねーか、オイ」
<END>