「あん、いやぁ、ああ、イクぅうう・・・!」  
夜が更けた静かな部屋に、全裸の女の喘ぎ声が響いている。  
現実から離れ、我を忘れて快感に溺れる女。  
羞恥心などなく、男の動きの激しさに応えるように、腹の底からみだらな声を絞り出していた。  
 
そして、それを見つめる少女と銀髪の男が一人ずつ。  
「これが神楽の一押しアルヨ!この女優、良い声出すアルネ。  
童顔のわりにおっぱい大きいし、そのギャップがエロくてポイント高いアルヨ〜。」  
少女は、コタツから身を乗り出し、キラキラとした瞳で銀髪の男に話しかけた。  
彼女こそ、そんなことを口にしているとは思えない、あどけない表情とのギャップがえらいことになっている。  
「オマエ、こんなんどーせ新八の部屋の本棚の裏にでも隠してあったやつだろ。  
銀サンはこんなスタンダードはとっくに卒業してんだよ、今はやっぱOLモノか秘書モノだな。  
熟してる女の性がたまんねーんだよ。  
あ〜誰か限りなく肌色に近いうっすいパンスト破らせてくんねーかな〜。」  
銀髪の男は机にあごを乗せてダルそうに答える。  
すっかり、コタツから体を出した少女は、立ち上がって男を見下ろし、駄々をこねる子どものように叫んだ。  
「せっかく銀ちゃんを興奮させようと思って、アネゴに協力してもらって探し出したDVDなのに〜!  
銀ちゃんの癖に生意気ヨ!パンストは芸人がかぶるためにあるんであって、  
オマエが破るためにあるんじゃないアルヨ〜!ばか!」  
男はまったく動じない。顔を上げてまっすぐに少女を見つめ、言った。  
「どうでもいいことで興奮すんなって。いいからこっちゃ来い、神楽。」  
少女は、ほおを膨らませたまま、案外素直に手招きされるまま男に近寄り、座っている男の腿の上にまたがるように座った。  
まっすぐに男の死んだ魚のような目をのぞいてから、瞼を閉じる。  
「ん。」  
男は差し出された唇を軽く舐めて返し、まだ幼さの残る腿をなでながら、口元をほころばせた。  
「今日は靴下しか履いたことねー足で我慢すっか・・・」  
言葉の終わらないうちに男は少女の口を吸い、片手は腿を撫で回したまま、もう片方の手を服の下に滑らせた。  
その手はあっという間に小さなふくらみにたどりつき、少女はのどの奥が熱くなるのを感じた。  
部屋の隅に置かれたモニターからは相変わらず淫らな映像が流れていたが、  
その言葉を合図に、お互いの表情やその言葉以外のすべては意味を持たなくなっていた。  
 
「んっ・・・ぁっ・・・ぅ」  
思わずこぼれる空気に、かすかな自分の声が混じっている。  
女みたいな声。自分のものではないみたいだ。  
神楽は、閉じていた目を開け、自分の上にかぶさって、真剣な顔で動いている銀時の顔を見た。  
少しだけ現実に戻った意識でその顔を見ていると、なんだか笑えてきてしまった。  
それに気付いた銀時の表情が少し崩れ、いつもの馬鹿みたいな顔に戻る。  
「てめ、コラ、人ががんばって動いてんのに笑うってどういうことだ。オイ。」  
銀時は一度動くのを止めてタイミングをずらし、ふざけるように強く突いた。  
「あんっ!」  
神楽の口から、びっくりするような甘い声が漏れる。  
思わず赤面し、それをごまかすように小さく言い返す。  
「銀ちゃんがバカみたいに真面目な顔してるからヨ。」  
「こっちは神楽ちゃんがちょっとでも気持ち良いようにがんばって動いてんでしょーが。  
オマエも集中して感じろよ、ほれほれ、もっと声出せ。」  
銀時は自身の照れを隠すように、神楽を激しく攻めたてた。  
神楽の腰をつかんでいた両手で、つながっている部分の少し上にある突起をいじり、小さな胸を鷲掴みにする。  
「ああっ、ぎ・・・ちゃ・・・あぅんっ、あ・・・!」  
急激な刺激に、言葉に出来ない快感が、熱くつながっている部分から全身に広がり、再び意識が遠のく。  
この体が誰のものなのか、自分と男の体の境目がどこなのか、すべてがわからなく、どうでもよくなる。  
太くて固い男の腕で、男の体で、めちゃくちゃに壊してほしい。  
小刻みに体がぶつかり合う衝撃だけが確かなもので、自分と男が息をしているこの瞬間だけが世界のすべてのように思えるのだ。  
世界のすべてを唯一共有している相手が、ただ、いとおしい。  
「ぎんちゃ・・・、すきぃ・・・あっ、ん、・・・きもち・・・い・・・!」  
返事の代わりに、銀時は神楽の口をふさぎ、激しくその舌を吸った。  
神楽の中の銀時が一回り大きくなった気がした。  
「いくぞ・・・」  
つぶやくような息が、神楽の耳にも届いた。  
神楽を打つ衝撃が、さらに激しくなる。  
神楽の声は、もう叫ぶような大きさに変わって、いつのまにか、銀時の動きに合わせて自らも腰をぶつけていた。  
「も、だめぇ・・・!ああぁあん、いぃい・・・!ぎんちゃ・・・ん・・・!!」  
「う・・・かぐ、ら・・・!」  
世界の終わりは、いつも真っ白になる。  
 
再び、日常が始まる。  
薄暗い外からは夜明けのささやかな光が差し込んできていた。  
テレビはついたまま、青い画面がぼんやり浮かんでいる。  
世界が現実味を帯びてくると、自分が裸で転がっていることが恥ずかしくなる。  
隣に裸の男が転がっているから、なおさら不自然だ。  
下着を探してもぞもぞ動き始めた神楽の背中に、軽く鼾をかいていた男がかぶさって来た。  
「もうちょっとこのまま。」  
いつもの抑揚のない声が、小さく甘くつぶやいた。  
肩を抱くように引き寄せ、神楽を腹の上に乗せる。  
そして、頭をなでるような軽やかさで、胸をなでまわす。  
くすぐったくて息苦しかったので、神楽は笑いながら体を180度回転させ、  
だらしなく口を半分開いて目を閉じている男のほおをぎゅうっとつかんだ。  
「神楽に甘えてるのか?もじゃもじゃー。」  
「オマエ背中も胸もどっちもまっ平らだから、ひっくりかえってもわかんねーな。」  
「むかつくアルなあ、オッサン!」  
神楽は銀時の鎖骨の辺りに肘を置き、上半身の体重をかけて攻撃した。  
「いでででっ!いってぇ、おま、愛する男の鎖骨が折れてもしらねーぞ。」  
「ハァア、愛する男って誰アルか、こんなスカスカの骨、折れるがヨロシ!」  
不意にすばやく銀時の手が動き、神楽の腕をつかんだ。  
開いた目が、まっすぐに神楽をとらえ、神楽は一瞬息を呑んだ。  
「昨夜みたいに好きって言ってみ?ほれ、銀さん大好きって言えよ。」  
神楽の腕をつかんだまま、銀時は体を起こし、するりと神楽の腰を引き寄せながらあぐらをかいて、顔を寄せて向かい合った。  
神楽が動けないように腰を支えたまま、片手で胸の突起を愛撫した。  
「やぁ、もう・・・!しらないヨー、そんなこと。」  
「ちゃんと聞いてたぞ。めずらしく本音がでたな、かぐらちゃんよー。」  
よっぽど股間をかかとで踏み潰してやろうかと思ったが、ぐっとこらえてもう一度小さな手でおっさんの顔を包み、鼻の頭を甘く噛んだ。  
そして、耳元に口を近づけてささやいた。  
「大好きヨ、銀ちゃん・・・。」  
ちょっと後悔しながら神楽は銀時の顔を見た。  
すると、呆けたような顔をして、銀時の方がほんの少し目を泳がせた。  
「・・・。」  
うす暗くてよく見えないが、動揺しているのがわかる。  
神楽は、今まで見たことない銀時の様子を見て、今まで感じたことのない気持ちでおなかの中がいっぱいになり、銀色のもじゃもじゃを撫で回した。  
「銀ちゃんかわいいネ。」  
「うっせーよ、ばか。」  
銀時は、顔を見られたくなくて、神楽を引き寄せて華奢な肩越しに天井を見た。  
こんな小さな体に甘えてるのか、と改めて思うと、もう信じられなくて目眩がするくらいだった。  
「かわいいのは、オマエだろーが。」  
 
あと何時間かしたら、自分も銀時も服を着て、新八と三人いつもどおり過ごすのかな、  
と思って神楽はもうしばらく夢を見るように目を閉じた。  
 
 

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