真ん丸で大きな月がよく冴えた夜更け。  
最近では新八は万事屋に泊まることが多くなり妙は自宅で一人就寝の準備をしていた。  
広い道場で一人で寝るのは少し寂しかったが弟もそろそろ姉離れの時期だろう。  
ため息をひとつついて布団の上にそっ、と座り枕に隠したあるものを取り出したそのとき  
がたん  
それまで妙を見守っていたひとつの大きな影がゆれた。物音の主を妙はすぐに察する。  
「近藤さん?そこでなにしてらっしゃるの?」  
この男の存在をすっかり忘れていた。朝晩問わず妙の身の回りに現れるストーカー。  
こんな男が武装警察真選組の局長とは世も末である。  
−見られたかしら?  
「お妙さんの寝所に忍び寄る賊がいつ現れないとも限りません。だからここでこうして番を…」  
「忍び寄ってんのはお前だこのストーカーゴリラあああ!!」  
どかあああああん!  
「ぐはっ」  
隣室で腕を組み誇らしげに語り始めた近藤は言葉の途中で襖ごと蹴り飛ばされは両手を挙げて倒れこんだ。  
瞬間、その手首にしゅっと荒縄が巻かれる。  
「え?痛っ!!」  
縄の端が鴨居に通される。そこから近藤の腕へと伸びる縄はかなりたわんでいたが  
妙があっけにとられた近藤を殴りその縄がぴんと張るように仰向けに倒した。背中が少し浮く体勢になる。  
「…ああああの、お妙さん?」  
問いかける声に答えず妙はゆらりと不穏な影をまとい近藤に近づきその横にしゃがみ近藤を覗き込んむ。  
不安定な姿勢の上にのしかかって今にもふれんばかりに体を寄り添わせた。  
「寝てる間におかしなことされてはかないませんからね」  
凄みを効かせさげすむように妙は言った。冷たい声に近藤の背筋がざわつく。  
しかしそれは決して寒気などではない。心に体に目覚めかけた性癖を示す仄かな熱。  
なじられ暴力を振るわれるたび次第に強くなり近藤を襲う劣悪な疼きだった。  
それに今しがた妙の手にしていたモノがすでに近藤の心を昂ぶらせていた。  
−さっきのアレは…いや、見間違いだろう。しかし、だとしたら妙のこの態度はなんだ?  
「俺はそんなつもりは!」  
混乱しつつ懸命に弁解しようとするがすでに変化を始めた体に気付いたかのように妙の目があやしく煌めいた。  
「どうかしら?」  
唇が、視線が、ひどく近く、うろたえながらも鼓動が高まるのを近藤は、はっきりと感じていた。  
「あっ!駄目ですっ!お妙さん!!」  
妙はおもむろに近藤の浴衣の前をはだけ下着がいびつに膨らんだ部分をなでた。  
「ほらもうこんなに腫らして。何を期待してるのかしら?いやらしい」  
「ち、ちがいます!!俺は!」  
「何が違うもんですか。この変態ストーカーゴリラ」  
妙の右手が怒張した近藤のモノを痛いほどに強く握り、形の良い薄桜色の唇が艶っぽくささやいた。  
「ね?私にいやらしいことされたいのでしょう?」  
 
「な!!お妙さん…!?何を…?」  
この状況はどうしたことだろう。喜んでいいのだろうか?妙の気持ちがわからなかった。  
それでも愛しい人にふれられた部分は熱く膨張しきって更なる刺激を求めていた。  
この綺麗な手にもっとふれられたい。  
「直にさわって欲しい?」  
それを見越すかのように妙が問う。  
布地の上からあたえられる刺激はもどかしく間近に迫った妙の顔はうっすらと上気していて酷く扇情的だった。  
「はい。さわってください」  
情けなくも声がわずかに震える。  
「お願いしますは?」  
口付けるほどに近づいた唇がしっとりと濡れている。吐息すら甘く近藤を惑わせ誘っているかのようだった。  
「さわってくださいおねがいしますっ。お妙さんっ!」  
興奮のあまり身をよじるとかけられた縄がぎしりとなった。  
妙の白い華奢な手が近藤の下着をはがしていく。目を閉じて妙のするに従った。  
しかし、次に近藤に訪れた刺激は予感していたものとはまったく違っていた。  
「こんな汚らしいモノになんて手ではさわってあげません。これで十分よ」  
赤黒い肉棒に押し付けられたそれは白く美しく華奢な妙の 足 だった。  
「あぁっ!そんな!」  
裏筋を爪先でなぞられぞくりとしたものが背筋を走る。  
先端でじらし、また根元まで一気になぞり下ろとそのままやわやわと袋を踏みしだいた。  
「お妙さ…ん!やめてください…!っっ!!ぐっぅ!」  
一旦引いた妙の足が思い切りよく肉棒を蹴った。そのままぐりぐりと踏みつける妙の足に勢い良く白濁を吐き近藤は果てた。  
「…少し我慢が足りないんじゃないかしら」  
「そりゃあ…お妙さんに…愛しい人にこんなことされたらっ…」  
近藤はうっとりと妙を見つめ答えた。  
「愛しい人にこんなことされて射精するなんて立派な変態です」  
妙は冷たくぴしゃりとかえしそしてすぐに、ふふっ、と笑う。  
「その愛しい人の足をこんなに汚してしまってどうするつもりです?」  
妙の足は近藤の体液を浴びぬめぬめと妖しく光っていた。  
「きれいにしてください。きちんとできたらごほうび、あげますからね」  
すぅと、白い脚が近藤の鼻先に伸びた。  
少し戸惑ったがその美しい爪先を含むと舌を這わせ自らが吐き出した薄汚い白濁を舐め取った。  
できるだけ呼吸を止めるように心がけたがそれでも青苦い味が口内を満たす。  
足首やふくらはぎにまでいたる飛沫もすべて拭い終えても妙のすべすべとした脚の皮膚の感触に夢中になった近藤は足指まで舌を絡ませ  
舐めしゃぶりたっぷりと味わいつくした。  
「もういいわ」  
不意に口を離れた足先がふわりと舞いヒゲの生えたあごをなぞり上を向かせる。  
そして視線を絡ませながら近藤の胸の辺りをまたぎひざをついた妙は寝巻きの袖から  
先ほどまで枕に隠してあった道具を取り出した。  
 
「さっき、見たでしょう?これ」  
「………」  
妙の手の中にあったものは黒プラスティック製の棒だった。  
男性器を模したそれはしかもそれなりの太さがあり妙には酷く不似合いに思われた。  
合わせた視線を離さないまま妙はその先端をぺろりと舐めた。  
寝巻きをはだけ小ぶりだが形のいい胸と細くしかしやわらかそうな太ももをさらけ出す。  
「見ていてくださいね」  
薄く笑いながら言い。指で開いた陰裂に黒光りする棒をあてがいゆっくりと挿入し  
半分ほどが濡れた柔肉に埋まったところでゆっくりと引き抜く。  
バイブに絡みついたの肉がめくれあがるのすら見える近さに妙の腰が迫っている。  
再び挿入するとすぼまるように奥へ吸い込まれる桜色の肉ひだはまるでそれ自体が淫靡な生き物のようだ。  
妙は自らバイブのスイッチを押し上げ先端を回転させる。回転音に混じってブブブという断続的な音がきこえた。  
「んんっ…はぁ。ああん」  
次第にバイブを出し入れする妙の手の動きが早まり滴った愛液が近藤の胸を濡らしていく。  
すでにバイブは根元まで妙に埋まり挿送のたび膣内をを満たし分泌された蜜を押し出しているのだ。  
目の前のあまりの出来事に言葉を失った近藤は両目を見開いてただ妙を見つめ続けていた。  
今すぐにでもこんなに近くでひとり乱れる妙を抱き寄せ唇に胸にたっぷりと蜜を含んだ肉壷にふれたかったが  
縛られ吊るされたたままの両腕がそれを阻んだ。  
切なくなる呼吸を喘がせながら下半身をこわばらせ欲望を噛み殺す。  
しかし再び熱を持ち硬さを取り戻した肉茎はびくびくとその存在を主張していた。  
「お…妙さん……」  
荒い吐息とともに愛しい名を呼ぶ事しかできない。  
満たされない劣情にもだえる心を抑えきれなくなり近藤は体をよじったが縄がさらにきつく手首に食い込むだけだった。  
わずかにわき腹に触れる妙のしなやかな太ももの感触は高ぶりをわずかに煽ったがそれだけでは終焉を迎えるには足らない。  
苦しいほどに体は熱く燃え上がり反り返るほど屹立した陰茎が痛い。虚ろになった目にうっすら涙が浮かんだ。  
そんな近藤をよそに妙はバイブに添えた手だけでなく腰まで動かし快楽をむさぼっていた。喘ぐ声次第に激しくなっていく。  
「はぁっ!!…んあっ!あっあああ!!もぅイキそぉ…!ぃやーっあ!あああああああっ!」  
ひくひくとうごめく肉壷からとろとろとと透明な蜜が大量に溢れ。体を震わせた妙は絶頂を迎えた。  
 
「失望したでしょ?こんなことしてるなんて。でもね月のものが近づくとね体の奥が熱ぅくなってどうしようもないの。  
それで、新ちゃんにも隠れてこっそりこれで…ね」  
乱れた呼吸が整うと珍しく恥じらい頬を染めながらつぶやくように妙は告白した。  
「お妙さんは何をしていてもきれいです!失望なんて!そんな!」  
近藤はまっすぐに妙を見つめ心からそう言う。そう、妙の乱れる様は想像をはるかに超え美しかった。  
比べて先刻から欲情に苛まれた自分のこの姿のなんと醜いことだろう。  
ついさっき苦辱に喜び絶頂を味わったばかりの肉茎は再び汚液を吐き出したがって浅ましく脈打っている。  
「やさしいのね近藤さん」  
自問する近藤の顔を妙は見つめた。その手になぜか薄手のゴム手袋をつけながら。  
「お妙さん…?何を…?」  
そのまま近藤の下半身へ体ごと視線をずらす妙の表情には良く見ると嗜虐の色がうっすらと浮かんでいた。  
「ごほうび。あげるっていったわね」  
妙の視線と華奢な指先は最早はちきれんばかりの近藤の陰茎を通り過ぎその奥の剛毛に覆われた菊座をとらえた。  
「あっ、お妙さん…!!やめっ!!あぁ…」  
椿油をたらし潤滑油にしてぬるりと細い指が挿入って来る。  
未知の感覚に面食らいつつもあまりに倒錯的な状況に陰茎がびくりと身を震わせた。  
「ほんっとにケツ毛が濃いのね。きたならしい」  
残った指で毛でざらつく周辺ををなでながらぐるりと尻穴を探り入り口をほぐしていく。  
「あなたの部下がこの姿を見たらどう思うかしら。懸想する女性に犯されてる局長さんを見たら…」  
楽しそうに言葉でなじりながらも体への責めを止めることはなく挿入される指は次第に増やされすでに3本に達していた。  
女性の細い指とはいえ根元まで入れられれば結構な太さである。  
それがゆっくりと引き抜かれまた深く挿入される。  
「…くっ、あぁ…っ…」  
「ふふっ。こんな立派な体つきをしてるくせに女の子がするみたいに声をあげるのね」  
こらえきれず喘ぐたび妙はからかうようにその表情をのぞいた。  
「そんな…言わんでください…。ぁあっ!お妙さんっそこはっ!!」  
前立腺を探り当てた妙の指がぐりぐりとそこを刺激する。  
「ここがいいのね?うふふっ、こんなにこっちをはずませて…でも、まだイってはダメよ。私がいいというまでは」  
先ほどから近藤の腹の上ではずんでいた近藤自身にもう一方の手を這わせ根元を強く握りつつ  
ぎらりと凶暴な視線を向けて妙は告げる。  
「ああっそんな…お妙さん…、ぁ」  
後ろを攻め続けていた妙の指が抜かれ快感と圧迫感から開放されて深く息を吐く。  
しかしすぐにそこに別のものがあてがわれるのを感じ近藤は驚愕に目を見開いた。  
−これって、もしかして…  
 
「わかるかしら?さっき私の中に挿入ってたバイブです」  
妙の体液が絡みついたままのそれを収縮し始めていた菊門に押し当てられる。  
「欲しいでしょう?ほら」  
「…っ!!」  
先端をねじ込み直腸をかき回すように動かす。指でほぐされ慣らされたそこは簡単にそれを受け入れた。  
ぬるりとした感触は妙の愛液の所為だと思うとたまらない気持ちになった。  
先刻探り当てた前立腺を刺激するように浅く出し入れしながら妙がささやく。  
「ねぇもっとほしいでしょう?」  
見上げる妙の視線がまた凶暴に光っている。  
被虐の悦びに火がついた近藤は妙手ずから与えられる快楽に酔い痴れ迷うことなく示された屈辱的な仕打ちを懇願した。  
「…っはい!!欲しいですっ!お妙さん!!俺の汚いケツ穴をバイブで目いっぱい犯してくださっ!…あっ!!」  
言い切るが早いかバイブが根元まで挿入れられ腸内を深く蹂躙し電気仕掛けで振動回転する動きに我を忘れそうだった。  
「っはぁああっ!うぐっ!!」  
喘ぐ近藤の口をやわらかく湿った皮膚が覆いぬるりと濃い体液が口の中に流れ込んできた。  
妙が近藤の顔をまたぎ自らの秘部で近藤の口をふさいだのだ。  
半ば呼吸をふさがれた苦しさと後ろを犯される恥辱の快楽がせめぎあう。  
勢いに任せ必死に舌を動かし妙の膣を内部まで啜り味わい粘液で覆われた肉芽をちぅと吸う。妙の嬌声が更に近藤を昂ぶらせた。  
「ああぁっ!!やぁ…っ!そこはぁあっ…ダメぇええ!!」  
予想以上の近藤の舌技に妙は驚きつつもすぐさま翻弄されていった。  
両足の力が抜けた妙の陰部が重力のままに押し付けられ次々と溢れる蜜がこぼれ口の周りを濡らす。  
妙が体を支えようと近藤の頭にしがみつと少し体制がずれ妙の陰核に舌が届いた。  
舌先で転がすようになぞると体がびくりと揺れもっと、とねだるように妙の腰がうごめき  
うねる直腸への淫具による刺激に絶頂寸前で耐え続けながら近藤は呼吸もままならないまま夢中で蜜を舐め啜った。  
「近藤さん…もうダメ!わたしっ!はぁっ!!やぁあん、吸うのっダメですっ!っああイっちゃうっ!あああぁっ…!!」  
さっきより強く膣口を吸い絶頂とともに噴き出すかのごとく溢れた愛液を飲みながら  
最早限界を超えていた近藤は堪えきれず2度目の精を放った。  
同時に尻に刺さっていたバイブが押し出され抜け落ちごとりと音を立て畳の上で跳ね踊っている。  
妙は快楽の余韻のまま近藤にしなだれかかるとそっとその耳元でささやく。  
「許しもなく勝手にイってしまって悪いゴリラさんね」  
ぐらりと視界が揺れ遠のく意識の中いつの間にか自由になった両手で近藤は妙の体をしっかりと抱きしめた。  
 
翌日、近藤は昨晩の妙の姿が脳裏に焼きつきなかなか実の入らない仕事何とか片付けると、とっぷりと暮れた夜の闇を行く。  
行き先はもちろん昨晩と同じ。  
「あら、またきたのねゴリラさん。そうだ、昨日のお仕置きをしなくてはいけないわね。今夜はどうやっていじめてほしいの?」  
「どうにでも。お妙さん…あなたの望む様に…」  
近藤はうっとりとした表情で艶めかしく妖しく微笑む妙を見上げた。  
 
(終)  

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