「夜兎は近親交配が鉄則だからナ。夜兎以外と交わっても子は産まれないヨ。
血が濃くなる度に寿命は短くなっていくがナ」
「それが強さの秘訣ってワケか」
ククッと喉の奥で哂う。
純血を保つ為、力を保つ為に行われるなんてアンモラルな世界。
未だ結合部から血を流す膣内を更に追い詰め、奥へと侵入する。
コツン。と少女の子宮口に彼の分身の鈴口が口付けをした瞬間、少女は嬌声に似た悲鳴を上げる。
その度に少女に喰い千切られそうになる彼の分身の痛みは彼の中で歓喜に変わった。
「あ、ああ…」
弓形に体を反らした少女の白磁の体が青白い月明かりの中、浮かび上がる。
その中で彼はか細い腰を抱き寄せ激しく腰を打ち付けていく。
薄い肉に筋張った肉が叩き付けられる。
愛液すら出せない程未熟な少女の膣はただ、ただ痛かった。
それでも彼は息を荒げながら、腰を振る。
「イケよ」
元は処女だった娘を彼の欲求の為だけに無理矢理犯し、血を撒き散らせながら絶頂へ達する事を強いる。
強気な瞳が自分に屈服していく様が見たかった。
そしてその"力"が欲しかった。
絶滅危惧種・夜兎
小娘であろうと、力がある。人間には為し得ない想像を絶する力が。
彼はそれが欲しかった。
だが少女は『かぐや姫』ならぬ『じゃじゃ馬姫』なのだから、こういった行為に至ってしまうのは仕方がない。
力がある物同士の力に寄る共食いにも似た殺し合い。少女はそれに負けただけの話だ。
「ひ、あ゛…」
まだ慣らされていない胎内は悲鳴を上げながら、彼を締め付けた。
「くっ…」
ビクビクと痙攣に似た肉の動きで彼は少女の中に生を吐き出した瞬間、少女はくたりと気を失った。
達した分身を取り出し、整息していきながら月明かりに照らし出された少女を見つめる。
糞生意気な言葉言動や行動さえしなければ、年相応もしくはそれ以下にしか見えない娘。
身支度を整えた彼は気を失っている少女の背と足に恭しく両手を掛け抱き上げ、耳元に囁いた。
「お前の力も体も全て、俺のものになれ」と