「おーい新八〜。ちょっとこれ見てみろよ」  
そう言いながら、銀色の髪をした男はチラシを取り出した。  
「何すか銀さん」  
窓を拭きながら面倒臭そうに新八が振り返る。  
 
「デパート秋葉腹に寺門通がやってくる!見に来ないと後悔する四の字固め!」  
 
 
「何ィイイ!!!!」  
チラシを見た瞬間その場に転げ落ちる新八。  
「ちょっ、ちょっとォオオ!!コレなんすかァアア!!  
お通ちゃんがデパート秋葉腹に来るなんて聞いてねーよ!!!」  
 
「お前が知ってる訳ねーよ。まだ世間には公表されてねーの」  
「そんな事を何でアンタが知ってんの!!」  
先ほどまでとは打って変わって恐ろしい剣幕で銀時に問い掛ける新八。  
「いやね、またアイツから依頼受けちゃってさぁ。チラシはその時アイツから貰ったの」  
「は!?アイツ!?アイツってお通ちゃん!!?」  
「何かさぁ今度秋葉腹デパートでライブをやるらしくて、その時に護衛してほしいんだと」  
そう言いながらお茶をすする銀時。  
「まァ〜確かに最近秋葉腹デパート付近で物騒な事件が起きてるからなァ」  
「で、でも何で僕らなんスカね…。もっとちゃんとしたSPとか雇えばいいのに…」  
「まっ、細かいは気にすんなよ。  
あ〜久々の依頼だからなァ、金入ったら何食おうか…パフェか!パフェにしとくか!」  
「それよりもちゃんと僕達の給料払ってくださいよ。」  
「アタシは炭水化物なら何でもいいアルよ!」  
 
―秋葉腹ライブ当日―  
 
「隊長がお通ちゃんの護衛を任されてライブを欠席するとはな〜。さすが隊長。」  
「それほど隊長は信頼されてるってことだよ。  
俺達も隊長を見習わなくちゃな!」  
ライブまで後14時間ある中、隊長を除く親衛隊は全員スタンバイしていた。  
 
 
「まさか神楽ちゃんが腹痛を起こして寝込むとはな〜。」  
「だから消費期限の切れた肉は止めとけって言ったのによォ。  
無茶しても無理しちゃいけないよ新八君。」  
「そうですね銀さん。」  
そんなことをぼやきながら関係者以外立入禁止区域に入っていく二人。  
 
 
「ここがお通ちゃんの控え室かぁ。親衛隊隊長らしくちゃんと挨拶しなきゃ!」  
「そんなもん適当にヴボァアアアア!!!!!!!」  
「ちょっ、どうしたんスか銀さん!!」  
「腹がァアアアアア!!」  
「アンタも無理してたんかい!!!!」  
「ちょっ、新八ィ!ココは一旦お前に任せたァッ!」  
言うやいなやカワヤに向かって走りさってしまった。  
「こんなんで本当に護衛なんて出来るのかな…」  
ため息をしつつ、控え室の前に立つ。  
「ふぅ…」  
小さく呼吸を整え、ドアをノックした。  
 
「はい」  
 
一声あると同時にドアが開いた。  
「あら、あなたは親衛隊の…」  
 
扉の向こうからでてきたのは寺門通のマネージャーだった。  
「こんにちは!今日お通ちゃんを護衛させてもらう万事屋の志村新八です!」  
「そういえば護衛を頼んでいたわね。」  
「今日は我が命にかけてもお通ちゃんを守ります!」  
「あら、頼もしいこと。」  
少し笑いながら話を続けた。  
「お通は今リハーサル中でいません。  
私も今から打ち合わせがあるので中でお待ちになってください」  
「えっ?あ、失礼します」  
控え室の中に招かれる。  
「もうしばらくしたらお通が戻ってくると思いますので、護衛宜しくお願いしますよ」  
「任せて下さい!」  
 
バタン  
扉が閉まり、一人控え室に残される新八。  
 
 
「ちょっ、銀さん何やってんのかなぁ」  
憧れのお通の控え室に招かれ、どうにも落ち着かない。  
 
「にしても護衛とはいえよく他人を控え室に入れるなぁ」  
本来なら護衛が部屋の中に入ることは無いのだが、秋葉腹周辺では凶悪な事件が多発している為特別に部屋の中まで護衛するようになっていた。  
 
「いやまぁ嬉しいことなんだけどね」  
 
 
ガチャ  
 
「!!」  
突然扉が開き、リハーサルを終えたお通が戻ってきた。  
 
「あのっ、今回護衛を任されました万事屋の志村新八です!  
今日は全力でお通ちゃんを護衛させてもらいます!」  
 
物凄い速さで立ち上がり挨拶する新八。  
「こちらこそよろしくね新一君」  
ふふっ、と微笑むお通。  
「いや新八なんですけど」  
軽いツッコミを入れつつも、憧れのお通に会えて心底感動していた。  
 
「あの、護衛は新八君だけ?」  
「あっ、もう一人いますよ」  
「そっかー。」  
靴を脱ぎ、新八の隣に座るお通。  
リハーサルを終えたお通の顔には、うっすらと汗が流れていた。  
 
 
 
「この間、ありがとうね」  
「へ?」  
お通の顔に見とれていた新八が不意に声を発した。  
「あの…GOEMONさんの…」  
「あぁ、あのことね。いいよ、気にしないで」  
「ありがとう新八君。  
でも、あの後GOEMONさんできちゃった婚しちゃったよね。驚いたな〜」  
 
はははと笑いながら、二人は色々と話し合った  
 
 
 
「ちょっ、マジで腹痛いんですけどォオ!!」  
その頃銀時はデパート内で迷っていた。  
「こうなったら店員にカワヤの場所を聞くか!?」  
「いや、でもいい年した大人がカワヤの場所を尋ねるのもちょっと…ヴボァアアアア!!腹がァッ!」  
 
 
 
―2時間後―  
 
 
「あの人絶対ヅラだよね!」  
「あはは。今度私が確かめてみるね!」  
 
新八とお通は、すっかり意気投合していた。  
 
「っていうか銀さん遅いなぁ」  
時計を見ながらつぶやく新八。  
「坂田さんは何処に行ってるの?」  
「え?あ、えーっと…見回り…かな」  
「へぇ〜。そっか〜」  
 
消費期限が切れた肉を食べて腹痛を起こしカワヤに行っている、などとても言えるはずがない。  
 
「ところでさぁ、何で僕達に護衛を頼んだの?」  
「ん?何でかな〜」  
微笑むお通。  
 
 
「また君に会いたかったのかも…」  
 
 
 
 
嘘ォオオオオオオオオオオ!!!!!!!!  
これはドッキリ!?ドッキリなのか!?  
あ、あのお通ちゃんが僕なんかに…  
「え…あ、あの…お通ちゃん…?」  
「前会った時から君のこと気になってたんだ…」  
目に涙を浮かべ、俯きながら話し出すお通。  
「でも…また傷つくかもしれないって思って…だから…」  
 
 
お通が話終わる前に新八が強く抱きしめた。  
 
「し…新八君…?」  
「だ、大丈夫。僕は絶対お通ちゃんを傷付けたりしないから!」  
その言葉を受け、静かに新八の背中に手を回す。  
「ありがとう…新八君…」  
 
 
 
ちょっとちょっとォオオ!!  
俺がいない間に何やってんのォオオ!!!  
 
そこには丁度用を済ませ、部屋に入ろうと扉を1/10開きにした銀時の姿があった。  
「新八の奴がまさかこんなことをしてるとは…。  
っていうか俺に気付いてねーし…」  
この状況で中に入る訳にもいかず、とりあえず覗きを続けることにした。  
 
 
 
「新八君…目、閉じて…」  
 
抱き付いたまま耳元で囁く。  
お通に言われるがまま目を閉じた新八。  
 
 
 
 
「!!!」  
 
何とお通がキスをしてきた。  
「んっ、んんー!」  
 
突然の事に慌てる新八。  
そんな新八を知ってか知らずか、さらに舌を絡めようとしてくるお通。  
 
嘘ォオオ!!初キスがお通ちゃん!?あぁっ、お通ちゃんがこんなに大胆だったなんて…  
そんなことを思いつつ、お通の行為に応えて舌を絡めてみた。  
 
「んっ、んっ…」  
 
お互いを知ろうとする二人の長いキスは続いた。  
 
 
 
 
 
「おいおいコレ ちょっ、ヤバくね?」  
 
扉の隙間から部屋の中を覗きつつ、この後の展開が気になって来た銀時。  
 
 
 
「んっ…」  
 
長いキスを終え、二人の間に銀色の糸が垂れる。  
 
新八はキスを終えた後、焦点が定まらない目をしてボーっとしていた。  
 
「し…新八君?」  
 
 
「え?あ、ごめん…」  
 
声をかけられやっと我にかえる。  
 
「ど、どうだった?」  
「え?な、何が?」  
 
「その…私あんなことしたの初めてだから…」  
 
 
 
マジでェエエ!!?お通ちゃんのファーストキスを僕が!!??  
やった!!ざまみろGOEMON!!  
 
「と、とっても上手かったよ。僕が言える立場じゃないけど」  
 
クスクスと笑うお通。  
 
「良かったぁ…… !!」  
 
ふとお通が新八の下半身を見ると、見事にテントが張っていた。  
そこに釘付けになったお通の目線を感じ、慌てる新八。  
 
「だあっ!!こっ、これは…」  
「え、えっと…」  
しばらく無言の時が流れる。  
 
 
 
「新八君の…触ってもいい…?」  
 
お通の大胆な発言に驚く新八。  
 
「さ、触るって…」  
 
「えっと…」  
 
またもや訪れる沈黙。  
 
 
「じ、じゃあお願いします…」  
 
深々と頭を下げる新八。  
お通にそんなことを言われ、断れる訳がない  
 
「う、うん。痛かったら言ってね…」  
 
そう言うと新八の袴に手をかけるお通。  
途中テントに引っ掛かりながらも、なんとか袴を脱がせた。  
 
「じゃあ…下着も脱がすね…」  
 
ゴクリ。  
思わず新八の喉が鳴る。  
 
 
「うわぁっ…大きい…」  
 
下着から解放された新八の物は天高くを仰ぎ、これ以上無い程腫れ上がっていた。  
 
 
「すごいね…」  
 
「そ、そうかな…」  
 
思わず照れる新八。  
お通に息子を褒められ、その瞬間また一段と腫れ上がった。  
 
「じゃあ…触るね…」  
 
床に座っている新八の股間に近づき、正面から新八の肉棒に触れた。  
 
「うあっ!」  
 
お通が触れた瞬間新八が声を上げた。  
 
「あっ、痛かった…?」  
 
「い、いや…大丈夫だから続けて…」  
「うん…」  
 
お通は新八の息子を優しく撫で始めた。  
 
「うっ、んっ」  
 
撫でられる度に新八の物が反応する。  
まるでくすぐられているような快感。  
決して刺激は強くないが気持ちを高ぶらせるには充分すぎる快感だった。  
「あっ…何か出て来たよ…」  
 
新八の先端からは我慢汁が溢れ出していた。  
 
「あ、それは大丈夫ッ…だから…ハァッ…ハァ…  
それより…お通ちゃん…あの、よければ握ってくれないかな…?」  
「え?…新八君のを…?」  
撫でられ続け気持ちの高ぶった新八は、より強い快感を求めた。  
 
「分かった…」  
 
嫌な顔一つせず新八の言った通りに肉の棒を握る。  
お通の白くて細い指が新八の物を包み込んだ。  
 
「そのまま上下に動かしてみて…」  
「う、うん…」  
 
言われるがままお通は新八の物を上下にしごきだした。  
 
「あっ、うぅっ、ハァ…いいよ…すごく気持ちいいよ…」  
 
お通のぎこちない手つきで肉棒をしごかれ、先端からは大量の我慢汁が溢れていた。  
自分でお通ちゃんを思いながらしごくのとは段違いの快感が新八を襲う。  
 
「あっ、ヌルヌルする…」  
新八の我慢汁が棒まで垂れてお通の白い指に絡まり、より滑らかにしごかれていく。  
我慢汁が絡んだことにより、ぬちょっぬちょっ、と卑猥な音をたてる。  
「はぁッ!あッ!いいよ…ッ…お通ちゃん…」  
 
自然と腰を動かす新八。  
新八自身の動きとヌルヌルになったお通の指の動きで新八は限界に近付いていた。  
「あっ、お通ちゃん!出る!出るッ…から…離れてッ…!くあッッ!!」  
 
え?と聞き返した瞬間、お通がしごいていた肉棒から空に向かい勢い良く精液が飛び出した。  
飛び出た精液は一瞬宙を舞うと、床に落ちていった。  
 
「ハァッ…ハァッ…すごく良かったよ…」  
射精した直後なので息も上がり、肩で呼吸をしながら喋る新八。  
 
「新八君がそう言ってくれると嬉しいな…」  
好きな人を満足させて初めて男の射精を目の当たりにし、お通も気持ちの高ぶりを感じていた。  
 
 
「あ…」  
お通が不意に声を上げる。  
 
不思議に思い、お通の目線をたどると自身の肉棒に向かっていた。  
射精したばかりなのに全く大きさの変わらない肉棒は、静かに脈をうっていた。  
「新八君の…まだ大きいね…」  
「う、うん…」  
 
新八は、昔銀時が隠し持っていた助平な雑誌を覗き見したことがあり、その時みた雑誌に載っていた行為を思い出した。  
 
「あの…さ、お通ちゃん」  
肉棒を立たせたまま新八が言う。  
 
 
「僕のを…口でしてくれない?…」  
 
「しっ、新八君のそれを!?」  
 
 
新八の突然過ぎる提案に驚くお通。  
新八もさすがに無理かな、と思っていた。  
 
 
「私でよければ…」  
 
 
ウォアアアア!!神よありがとう!!  
 
「お通ちゃんだからお願いしてるんだよ…」  
「新八君…」  
 
二人は軽くキスをすると、お通は新八を寝かせ、股間が目の前にくるように四つん這いになった。  
「初めてだから上手く出来ないと思うけど…」  
 
目の前にある新八の肉棒は射精前と変わらない大きさだ。  
むしろ一層大きくなったように感じた。  
 
「んっ…」  
 
お通はゆっくりと肉棒を飲み込んでいった。  
先ほど射精した精液が肉棒に付着して、独特の臭いが口の中に広がった。  
「んあっ…お通ちゃん……」  
口内でさらに肉棒が肥大化する。  
「そのまま歯を当てないように動いてみて…」  
「んんっ…」  
口に肉棒をくわえている為うまく喋れないが返事をするお通。  
新八に言われた通り歯を当てないように気をつけながら動いてみる。  
 
「んっ、ふっ、んんっ…」  
 
予想外の快感が肉棒を通して新八の身体全体に伝わった。  
お通には口でする才能があるのか、とても初めての動きではなかった。  
前後に動きながら亀頭全体を舐めつつカリの部分には舌を絡め、裏筋にもピンポイントで責めて来た。  
 
「うっ…はあっ…コレッ…気持ち良すぎ…ッ」  
新八はお通の舌使いに完全に喘がされていた。  
お通の頭が動くと同時に、ぐちょぐちょと淫らな音をたて、聴覚からも快感を引き出していく。  
 
「ひもひいい?」  
 
愛おしそうに肉棒をくわえながら、上目使いで問い掛けるお通。  
恐らく「気持ちいい?」と聞いているのだろう。  
 
「物凄くっ…ハアッ、ウッ…」  
まともに返事をすることさえ出来なくなって来た新八。  
と、同時に腰を動かし始めた。  
お通もその動きに合わせるように激しく舐め回す。  
ぐちょっ ぐちょっ という音が室内に響き渡る…  
その時お通が新八の肉棒を吸い上げた。  
吸い上げられた衝撃により一気に射精感が高まる。  
「あっ、ちょっ、お通ちゃん!またッ出そう!」  
腰を打ち付けながら新八が叫ぶ。  
 
「んっ…らひていいよ…」  
 
 
その言葉と表情に撃たれた新八は、猛スピードで腰を振る。  
お通の唾液と己の我慢汁が激しく入り乱れ、お通の口を汚していく。  
 
「でッ、出るッッッッ!!!」  
短く叫ぶと、一際強く腰を打ち付けた。  
ドクンッドクンッ、とお通の口内に注がれる白濁液。  
口内が新八の精液で満たされていくほど、お通も興奮していった。  
 
 
「ハァッ…ハァッ…お通ちゃんごめん…口の中に出しちゃって…」  
射精したことにより理性を取り戻した新八が、お通の口から肉棒を引き抜いた。  
肉棒が抜かれると、お通の口から射精された精液がダラーっと垂れ流れる。  
 
その後、お通が口内に残った精液を飲み始めた。  
「ちょっ、お通ちゃん!?何も飲まなくても…」  
コクン、コクンと小さな音をたて、涙目になりながら精液を飲み干したお通。  
 
「これが新八君の……」  
 
初めて精液を飲んだ為か、軽くむせかえる。  
口の端に残る精液を指ですくい、自らの口に持って行く。  
その行為に興奮した新八は、抱き付きながらお通を床に倒した。  
 
「ちょっ、新八君…?」  
新八に跨がられ、驚くお通。  
「僕ばっかり気持ちよくなったら悪いから…。  
今度はお通ちゃんの番だよ…」  
 
「新八…君…」  
お通は自分の身体が、何よりも快感を求めていることに気付いた。  
 
新八君に触られたい…。  
 
 
 
「優しく…してね……」  
 
小さく頷いた新八は、お通の着物に手をかけた。  
 
 
 
 
 
 
ドンドンドンッ!  
「!!!!!」  
その時、突然扉が叩かれた。  
 
「おォ〜い新八ィ〜」  
 
「こっ、この声は!」  
お通に跨がりながら新八が振り返る。  
「やッ、ヤバイ!銀さんが戻って来た!!」  
「え?え?」  
突然のことに動揺する二人。  
「はぁ〜い!!誰ですかァー!!」  
叫びながら肉棒を仕舞う新八。  
お通も慌てて座り直す。  
「俺だよ新八ィ〜。俺俺〜」  
間延びした返事が聞こえてくる。  
「あ、どうぞ〜!」  
平静を装った声で銀時を招き入れるお通。  
 
ガチャッ  
 
「よぉ〜久しぶ…くさっ!!  
何か…青春臭いんですけど」  
 
臭いと言われ、ドキッとする。  
新八の精液の匂いが部屋中に充満していたのだ。  
「な、何言ってんスか!全然匂わないですよ!  
ねっ、お通ちゃん!!」  
「う、うん。全然何も匂わないですよ!!」  
 
「そうかァ〜?まァどうでもいいけど」  
 
何故かニヤニヤしながら座る銀時に疑問を感じた。  
 
「あっ、お茶!お茶入れますね!」  
「あァ〜すんません」  
 
 
冷汗だらけの新八は、お茶を入れに立ち上がったお通と目があった。  
その瞬間彼女はニコッと微笑んだ。  
 
 
―ライブまで後3分―  
 
 
お通達は本番に備え、ステージ裏の階段前まで来ていた。  
会場からは既に声援が聞こえる。  
 
「僕達が護衛するのもここまでですね」  
結局、護衛が必要になるような事は起こらなかった。  
護衛二人は衣裳を整えながら本番を待つお通を見ていた。  
 
「本番まで後15秒でーす!」  
 
階段を昇りだしたお通が新八の方を振り返り微笑んだ。  
 
 
「続きはまた今度ねっ!」  
「ぶっ!!」  
その言葉に鼻血を出す新八。  
そしてお通は一気に階段を駆け上がって行った。  
 
会場からはお通ちゃんコールが沸き上がる。  
 
 
「新八、お前なんで鼻血出してんの」  
 
いきなり血を吹き出した新八を見つめる銀時。  
「なっ、なんでもないっスよ!!」  
必死に鼻を抑えながら返事をする。  
 
「まァ、何だ。  
俺ァ別にどーのこーの言わねーけど、惚れた女だけは絶対護りぬけよ」  
 
「え…?」  
 
そう言い残し、出口に向かう銀時。  
しばらく歩き、何かを思い出したのか出口手前で止まった。  
 
「そうだ、あんなことする時はちゃんと扉のカギ閉めとけよ。  
あと避妊はしとけ」  
 
最近の若者は〜 とぼやきながら去って行った銀時。  
 
!!!??  
 
 
 
会場にお通の歌が響く中、眼鏡男はその場に倒れた。  
 
おわり  
 

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