エッチのすぐあとはいつも、うまく息ができない。
脈打つ胸を押さえてぱくぱくと口をあけてお魚みたいに息をつごうとするけれど、
私よりもずっと年上の、だいすきなひとがそれをぜんぶぜんぶ奪ってく。
本当に甘えんぼうネ、私のこといつも子供だ子供だって馬鹿にするけど
この瞬間だけはそれが逆転したような気になれて、ちょっとうれしい。
そのうちゆるゆると圧迫感がなくなっていって、にゅるん、という感じでからだが離れた。
離れたのに、まだ何か挟まってるみたい。なんだかちょっと気持ち悪い。
そう思ったのも当然。ソコを見てみたら、いろいろなものがどろりとあふれていた。
太股を締めてもそれはとまらなくて・・・うん、どれだけ無茶したアルかこのエロ天パ。
恨みがましい目で見つめても、口の端を歪めてわらうだけ。
どこに零そうが別にどーでもいーとか言いながら、なんでタオル持ってるネ?
ぶつぶつ言いながら拭き清めてくれる姿を見てると、ちょっと胸の辺りがこそばゆい。
そのこそばゆさに笑いながら、ようやくうまく息ができてる自分に気がついた。