神楽の身体は元に戻る気配がなく、銀時は仕方なく神楽を留守番させたまま
新八と万事屋の仕事を再開した。依頼先から帰る夕方、新八と銀時は
ふたり静かに歩いていた。いつも傍らにいるはずの賑やかな少女のことを気にして、新八は銀時を見上げた。
「神楽ちゃん大丈夫なんですか?僕お粥作りますよ」
神楽の姿を見ていない新八は心配そうに言う。
「…あ…ああ。お前まで身体壊したら困るだろ。仕事にならねーし。
あいつ夜兎だしな。薬が効かなくてよー」
銀時は慌てて言葉を並べ立てながら発情が止まらない神楽のことを考えがっくりと肩を
落とした。
精力剤を飲み、何度神楽を満足させようとしても、耳と尾は消える気配が無かった。
神楽も新八に会いたがっているし、寂しく定春と家で待たせなければいけないことに不甲斐なさを感じる。
「心配だな神楽ちゃん…」
「すまんな新八。銀さん頑張るからよー」
「何を頑張るんです?」
くいっと眼鏡をあげながら新八が訝しげな表情をする。
銀時は答えずに、ぼりぼりと頭をかきながら眠たそうな目をした。
ぴくんと震えた尻尾が暗闇に白く浮かび上がっている。
押入れの中で、神楽は肌を紅潮させ、耳をピンと立たせながら銀時を待っていた。
何度交わっても足りない身体がぞくぞくと震える。
「ん…銀…ちゃ…」
くちゅくちゅといやらしい水音を押入れに響かせながら、片方の手で冷たい玩具を握る。
銀時が出かけ、定春と遊んでいたのに、気がつけば坂本が送ってきていたバイブをひとり取り出し、
濡れた部分に宛がおうとしている。
大人の玩具は銀時の部屋にしまってあった。神楽はその場所を知っていた。
ふたりで使ったことも何度かある。
「あ…もう入っちゃうアル…」
指先で膨らんだ肉芽を転がし、濡れた膣口にバイブを押し当て、腰を落とすと、水音を立てて
バイブが沈み込んでいく。
「はぁぁっ銀ちゃあああっっ!」
ずぷずぷと大きな音を立てて腰を揺らし、更に愛液を飛び散らせて神楽はひとり喘ぐ。
冷たい器具が甘い快楽をもたらして神楽の熱をあげていく。
「あっああああっ私っもうっおかしくなっちゃったヨっっ」
銀時との行為を思い浮かべ、甘ったるい声を出しながらバイブのスイッチを入れると、内部で
うごめくそれが更に快楽を運んでくる。
「やぁっああああっ銀ちゃんっ早くっあっんん…っああああああっ!」
布団に飛び散る愛液がいやらしい雌の匂いを放つ。
「あっ銀ちゃん…欲しいヨ」
張り詰めた白い乳房をいじりながら神楽は達してそう呟いた。
痙攣する膣内からぬるんとバイブが出てくる。
「あ…」
布団の上で動く玩具を見て、神楽は耳を垂らした。羞恥に頬を染めながらも膨れたクリトリスを
いじり、ぴくぴくと尻尾を震わせて何度も軽く達する。
「やっぱり銀ちゃんのじゃなきゃ嫌ネ…」
とろんとした瞳のまま白い肌を撫でながら、神楽はバイブのスイッチを切った。
快楽にぴくぴくと震える尾と耳が静まったころ、ガラガラと玄関の扉が開かれる音がする。
ピンと耳を伸ばして、神楽は起き上がった。
銀時が穴をあけた苺パンツだけの姿で押入れの戸を開ける。
「神楽ぁ。帰ったぞー」
銀時の声がする。神楽は火照った頬のままふらふらと押入れを出た。
まだつんと立ち上がったままの乳首は空気に触れて更に硬さを増す。
「銀ちゃん…」
「お前…乳出てるぞ…」
下着ひとつの神楽を見て、銀時は立ち尽くす。
汗ばんだ頬は桃色に染まっていて、白い乳房はひとまわり大きく張っている。
「おっぱいおっきいままヨ銀ちゃん…」
ぽすんと銀時の胸に飛び込み、そのまま肌を摺り寄せ、耳を垂れる。
苺パンツから出ている丸い尻尾は時折ひくひくと誘うように動いている。
「銀ちゃん…私…」
銀時の身体をぎゅっと抱きしめ、そのまま座り込む。
「…我慢できないネ!」
ぷるんと乳房を震わせて、神楽が銀時を押し倒す。
玄関前の冷たい廊下に組み伏せられた銀時は、ぼんやりと神楽の肌を見ていた。
目の前で揺れている少女の乳房はいつもより大きく、柔らかく、先端は桃色を濃くして硬くなっている。
「神楽…」
少女の汗ばんだ頬に手をあてるとやわらかな小さい唇が近づいてくる。
銀時の服を脱がしながら、神楽は夢中で舌を絡ませていく。
唾液をすすり、舌を絡め、いやらしい音をたてる。
「銀ちゃ…ん…んん…」
はだけた男の胸元に乳房を押し当て、更に口付けを深くし、股間に白い手を伸ばす。
「銀ちゃん何もしちゃ駄目アルヨ。わかったアルか?」
神楽はそう言って微笑むと、銀時の首筋に唇を寄せ、そのまま胸に降りていった。
「銀さん疲れてるんだよね神楽ちゃん。ここ玄関だよね神楽ちゃん」
ピンと立ち上がった耳を撫でながら銀時は神楽の小さな唇を見る。
肌に柔らかなそれが触れる度に、心地よい感覚が響いた。
「もう大きくなってるネ!動いちゃ駄目ヨ!」
ズボンの上から硬くなったものを撫で上げ、胸に頬を寄せる。
「銀ちゃんも胸気持ちいいアルか?」
硬い胸に舌を這わせて、男の乳首を唾液で濡らす。
「くすぐったいんだが神楽ちゃん」
「まじでか」
ちろちろと舌先を出して神楽は銀時を見上げる。大人びた色気を放つ青い瞳に銀時はうろたえる。
唇が吸い付き、舌が動くたびに、銀時のものは大きく張り詰めて硬さを増していき、神楽の手は
ゆっくりと愛撫を続ける。
「ごっさ硬いネ…」
火照った頬を押し付けて、甘えるように言う少女の白い耳を男は撫で続ける。
尻尾を震わせながらベルトを外し、銀時のものに顔を近づけて行く。
「銀ちゃんのおちんちんも熱いネ…」
トランクスからそそり立ったペニスを取り出し、そっと頬ずりをすると、そのまま愛おしそうに
唇を寄せる。裏筋を下から上にゆっくりと舐め上げ、何度も往復し、根元をきゅっと締め上げて
銀時を見上げる。
「出しちゃ駄目ヨ銀ちゃん」
くすくすと笑って神楽は陰茎を飲み込んで行く。喉の奥に押し当てるように出し入れを繰り返し、
舌をくるくると動かして亀頭を舐めると、銀時は低く呻いた。
「神楽…銀さん限界」
「おいしいアル…」
じゅぽじゅぽと音を立て、うっとりと頬を染めながら激しく貪る神楽は、ぴくぴくと尾を震わせながら
自ら下着を下ろしていく。愛液が下着と秘部の間に透明な糸を引き、そのまま太腿に流れていく。
「銀ちゃ…私…もう…ぐちゅぐちゅアルから…」
濡れたペニスをそっと撫でながら神楽は囁いた。
銀時は神楽の艶かしい姿に生唾を飲む。
「神楽…お前エロすぎて銀さんどうしたらいいかわかんねえよ…」
「銀ちゃん…出していいのヨ…」
濡れて柔らかく開いた膣口が、銀時のものを咥え、すぐに飲み込んでいく。
熱く、柔らかく、搾り取られるようにきついその中の感触に、自然と声が漏れる。
「すげ…駄目だって…もう」
白い乳房に手を伸ばし、乳首に触れると、きゅっと内部が収縮し、ぶつかりあう下半身が飛び散る愛液で濡れていく。
「あっ銀ちゃっっ駄目アルっ…」
銀時の手を押さえ、腰を更に振り続ける兎は、尻尾をびくびくと震わせて、愛液を吐き出す。
「中に欲しいヨ…銀ちゃ…出して欲しいネ」
「お前…そろそろ…やべー日だろうが…」
「嫌っイヤアルっっ銀ちゃんのあったかいの欲しいのヨ…」
神楽が覆いかぶさるようにして唇を寄せる。ぐちゅぐちゅと大きな水音をたてて、銀時の耳を塞ぎながら
舌を絡ませると卑猥な音が体中に響いていく。
「や…べぇって…神楽…」
エリザベスが言っていた言葉を思い出しながら、銀時は振り切れそうな理性を保とうとしていた。
夜兎は妊娠するまで発情期が終わらない。
だが、さすがにまだまずい。
「出してヨ…ねえ…」
柔らかな舌と唇が銀時を誘う。あたたかく濡れてこれ以上ないほどの快楽をもたらす少女のそこに、
銀時自身も、すぐにでも精を放ちたい欲求で更に硬くはちきれそうに張り詰めていく。
「う…」
ぐいぐいと締め付けて射精を促す神楽の動きに、銀時は懸命に耐える。
「銀ちゃ…私…こことろとろアル…さっき一人でしてたアルよ…」
頬を真っ赤に染めて神楽は笑った。
「銀ちゃんがいつもするみたいにいじってたのヨ…こうやって…」
腰をゆっくりと動かしながら、神楽の指がピンク色の秘肉に下りていく。
包皮から頭を出した陰核に白い指が届く。
「クリちゃんネ…いじってネ…何回もイっちゃったヨ…」
くるくると指を動かして甘い声を出す。
銀時は神楽の痴態に釘付けになる。
頭がカッと熱くなり、ペニスが固く強張るのを感じる。
「やべえな。神楽ちゃんにエロいこと教えすぎたな銀さん」
にたっと笑みを浮かべて、銀時は神楽の手首を掴んだ。
「ほらもっと弄ってみろ。中、すげえ締まる」
「んっ…銀ちゃんっ出してヨっあっ…あっ!イっちゃ…う…ヨ…」
「ああ…すげえ…最高」
きゅんきゅんと締め付ける内部の感覚を充分に楽しんで、銀時は顔を歪ませて欲望を放った。
「あっ…あったかいの…ビクビクしながら…出てるネ…」
とろけた青い瞳が銀時を覗き込んで唇を寄せ、柔らかな舌を絡める。
「神楽…」
白濁を流し込みながら、神楽の腰を支え、銀時は腰を打ちつけ始める。
「あっ銀ちゃっ…また…おっきくなったアル…」
嬉しそうに神楽が喘ぐ。神楽の太腿には、混ざり合った白い体液が流れ落ちていき、つま先はピンと
のびて、尻尾はびくびくと震えている。
「神楽ちゃんが変態兎だからよぉ、銀さんもう止まんねえよ?いいの?」
「あっやあっ銀っちゃんっっ」
銀時は起き上がって神楽の身体を組み伏せると、両足を大きく開かせたまま持ち上げた。
「もっと奥に出してやっから」
「んんっすごいっそこ気持ち良いヨっ…あっああああっ!」
ひくひくと痙攣する膣内を擦り上げ突き上げて、膨れたままのクリトリスを指先で擦ると、内部が
更にきつく収縮を繰り返す。
「すげえな…ひとりでずっといじくってたのか」
「ウン…バイブもネ…入れちゃったヨ…」
恥ずかしそうにしながらも、更に男を挑発するように少女が言う。
「お前発情しすぎ」
足を更に高く上げて、折り曲げ、結合部が見えるように挿入を繰り返す。
白濁が混ざった愛液が吐き出される度に、卑猥な水音が廊下に響く。
「銀ちゃんもっと出してヨっ銀ちゃんの白いの…おまんこに出してヨっ…」
「そんなに精子欲しいのか」
神楽はこくこくと何度も頷いて喘ぐ。
「いっぱい欲しいヨっ…あっあああっ!」
ぴくぴくと耳が奮え、神楽がまた絶頂に達する。
「何度もイくなあ神楽ちゃんはよぉ…」
ぬらぬらと光ったペニスを突きたてながら銀時が唇の端を上げて更に奥へと腰を打ち付ける。
「あっあああああっ一緒にイってヨっ銀ちゃっ!」
銀時は神楽の乳房に吸い付き、乳首に歯を立てた。
びりびりとした快楽が全身に広がっていき、白い耳と尾がぶるぶると震え、兎は高い声で鳴く。
「んっああっまたイっちゃうヨっ…おっぱいもっと舐めてっ銀ちゃ…」
「神楽出すぞ…」
「あっはぁっんっ!銀っ…ちゃっ…!!イ…くっ銀ちゃんのおちんちんでイっちゃ…う…あっあああああっ」
乳房をもみ上げ、きつく乳首を吸い上げながら歳奥を突き、どくどくと精液を流しこんで行く。
高く持ち上げられた足をピンと伸ばして、神楽もまた絶頂を迎える。どくどくと放たれる精液と
止まらない愛液が床に零れていく。
「あ…銀…ちゃ…中があったかいヨ…」
銀時にしがみつき、荒い呼吸のまま、神楽が囁く。
「やべえな…いっぱい出たぞこれ」
銀時は汗ばんだ身体で神楽をきつく抱きしめると、ぐったりと力なく覆いかぶさる。
「重いヨ銀ちゃん」
「駄目だ俺今日ここで寝るわ」
「情けない天パアルなあ」
神楽は尻尾を振りながら銀時をかつぎ上げ、風呂場へと連れて行く。
「私裸アルからお風呂入るネ。銀ちゃん一緒に入るネ」
白い耳を垂れて神楽がにっこりと笑う。
「銀さんもう何も出ねえよ」
「大丈夫ネ。栄養ドリンク持ってくるネ」
「ちょ!待て大丈夫じゃねえから」
尻尾と耳を揺らし、全裸のまま、神楽は冷蔵庫へと掛けていく。
「…大丈夫か俺。大丈夫なのか俺」
銀時はすっかり小さくなったおのれのものにそっと語りかけながら風呂場の前で仰向けに寝転び、薄く笑った。