二人で万事屋をはじめてから3年が経った。  
 
19歳となった新八はお妙よりも身長が伸びてそれなりに筋肉がついてたくましくなっていた。  
 
17歳前後の神楽は背が伸びてして、「ボンッキュッボンッ」までは行かないが大人の体つきになりかけていた。  
言動もやっと女の子らしくなって毒舌はあまり口には出さなくなってきた。  
 
もうそろそろ20代後半の銀時は相変わらずジャンプを読んで糖分ばかり摂取している。最近はお妙とさっちゃんの争いに巻き込まれて大変そうだ。  
 
定春は相変わらず神楽になついている。  
 
ある日の深夜のこと  
 
「銀ちゃん・・・今日も帰ってこないアル」  
ソファに座って、最近女優になったお通ちゃん主演の「アイドル刑事」を見ている神楽が言った。  
「そうだね・・・昔からそうだよね」  
同じくソファに座ってテレビを見ている新八が言う。  
 
 
「新八、最近家に帰らないでここに泊まってるアル。姉御が心配するヨ」  
突然、テレビに熱中していた神楽ちゃんが僕に話しかけてきた。  
「僕の家は最近、本当に戦場になっちゃって・・・いつもさっちゃんと姉上がケンカしてるんだ」  
 
「また銀ちゃんの取り合いアルか?」  
 
「うん」  
 
「ふーん、銀ちゃんって結構もてるネ」  
 
「とにかく今日もまたここに泊まるよ」  
僕がこう言った時神楽ちゃんの顔が少し嬉しそうになった気がした。  
 
 
(新八がまた泊まるのカ。嬉しいネ。)  
神楽はいつの間にか新八に特別な感情を抱いていた。  
これは「恋」であると言うことは神楽も分かっていた。  
でも、思いを打ち明ける勇気が無かった。  
(今日も多分銀ちゃん帰ってこないネ。定春は違う部屋で寝てるヨ。チャンスは今ネ。でも・・・恥ずかしくて言えないアル)  
「神楽ちゃん?」  
突然の声に神楽は我に返った。  
「大丈夫?顔真っ赤だよ」  
新八が心配そうに声を掛ける。  
「な・・・何でもないアル!!」  
神楽は動揺しながら言った。  
「き・・・今日はもう寝るヨ!!」  
そういうと神楽は自分の寝室に駆けていった。  
 
万事屋に来た頃は押入れに入って寝ていたが、身長が伸びて狭くなったので普通に布団を敷いて寝る。  
布団をせっせと敷くと寝巻きに着替ずに髪の団子を解くのを忘れて布団に入った。  
 
(今日も言えなかったアル・・・・)  
昔は新八を格下扱いしていたが、今はとても愛おしかった。  
さっさと胸の内を伝えればいいのだが、長い間家族同然ですごした分、なんだか普通に告白するより度胸がいるのだった。  
それに新八はまだ神楽を子ども扱いしている節がある。想いを伝えても冗談と判断されるかもしれない。  
 
(・・・この前、志村家に泊まったときさっちゃんが銀ちゃんに夜這いをしようとしてたネ。  
そのときは姉御に見つかって大変になったけど。・・・・いい考えネ)  
 
(善は急げネ・・・普通に告白してもうまくいくとは思えない。「その気」にさせるのがいいヨ・・・やるなら今・・・)  
 
 
決心した神楽は布団から出た。  
 
 
 
新八は・・・ソファで毛布に包まって寝ていた。  
神楽はゆっくり照明のスイッチを押して電気をつける。  
 
起こさないように新八に近づき、毛布を取った。  
そして神楽は新八に馬乗りになった。  
 
 
意を決した神楽はそのまま、新八の肩を手で掴み、口を重ねようとした時、  
「か・・・神楽ちゃん?」  
新八が目を覚ました。ちょうど、神楽の唇と新八の唇との距離が後1cmというところだ。  
「な・・・何してるの?」  
少し驚いて彼はそう言った。  
 
(こういう時は何を言われても無視するのが一番ヨ)  
そう思った神楽は自分の唇を新八の唇に押し付けた。  
「んっ!?」  
まずは新八の唇を舐める。最初は新八も抵抗していたが、夜兎族特有の怪力で抑える。次第に新八は抵抗しなくなった。  
そして唇を舌でこじ開けて新八の歯列をなぞる。  
「ん・・・ふ・・・・」  
思わず神楽は自分で声を出した。  
今度は新八の頭を手で抑えて、舌に吸い付く。  
 
 
長い時間キスが続く。なんだかとても甘くて気持ちよかった。  
 
 
「ふ・・・」  
神楽が唇を離して顔と顔が離れても唾液の糸が二人の舌を繋いでいた。  
 
新八は呆気にとられた顔をしていた。  
少しの沈黙・・・そして新八が口を開いた。  
「神楽ちゃん・・・?・・・」  
 
 
無視を決め込んだ神楽からのもう一回のキス。  
今度はすぐに新八の舌に吸い付いた。  
 
 
キスしつつ神楽の手は新八の股間へと伸びていった。  
かなり大きく、硬くなっている。  
 
唇を離して、新八のそれを摩る。  
「ここ、大きくなってるネ」  
そういうと神楽は新八の服をを無理矢理脱がして下着も脱がして全裸にして、大きくなった新八のそれを握る。  
先端を指でつつくと新八が小さな呻き声を出した。  
「新八、お前童貞ネ」  
そういうと一回、二回と亀頭を舌の先端で舐める  
「う・・・」  
新八はまた、軽くうめき声を出した。  
 
神楽はそれを銜える。手で上下にこすりつつ口の中の舌で亀頭ををなめる。  
「ああ・・・」  
 
新八は神楽の口の中で果ててしまった。  
神楽はゆっくり新八の性器を口から抜き、新八に見せ付けるように口から新八が発射したものを垂らした。  
「・・・どうして・・・」  
新八は神楽に聞いた。  
神楽は新八にわかるように大げさなしぐさで新八の精液を飲む。  
「ここまでしたんだからわかるヨ」  
神楽はだらんと萎えた男性器を弄びつつ新八の目をうっとりするような目で見ていた。  
「まさか・・・神楽ちゃん」  
「新八のことが好きネ」  
「!・・・・」  
「新八になら私の処女をあげてもいいヨ」  
「え?」  
「ここ・・・・復活してるネ」  
神楽が弄んでいたせいか、新八の性器はまた大きく、硬くなっていた。  
「新八、見て」  
神楽は服を脱ぎだし、全裸になって、新八に奥が見えるように神楽の秘裂を広げる。  
「こんなに、溢れてるヨ」  
神楽の恥部からは愛液が垂れていた。  
「私、新八のをフデオロシするヨ。新八も私の処女を破るヨロシ」  
神楽がそういうと新八は何か言おうとしたが、無視した。  
新八の股の上にまたがりなおし、神楽の恥部に新八のそれをあてがった。  
神楽はヌプヌプっと新八のそれを進入させる。  
 
「痛い・・・」  
体の内側から引き裂かれるような痛みに小さく声を上げた。  
予想以上にそれが痛くて、気づけば神楽は涙を流していた。  
「神楽ちゃんもういい!!もう神楽ちゃんの気持ちは十分にわかったから」  
新八が必死に止めようとする。  
「私の気持ち十分にわかってるなら・・・続けさせてヨ」  
尚も神楽はゆっくりと新八のそれを進入させていた。  
 
そして神楽と新八は完全に繋がった。  
 
二人が繋がってる部分は処女膜が破れたときの血と神楽の愛液が混ざり合っている。  
「新八・・・私をもう子供扱いするをやめるアル」  
神楽は新八の手を握り、さっちゃんほどではないが、お妙よりかは大きくなった自分の胸に導いた。  
「もう大人アル」  
新八の手を握りなおし、無理矢理胸を揉ませる。  
「神楽ちゃん・・・」  
神楽は体を新八の方に倒して胸を近づける。  
新八は両手で神楽の胸を揉む。  
「ん・・・新八・・・乳首吸って・・・」  
新八は言うとおりに神楽の乳首に吸い付いた。  
「・・・ふぁ・・・・ひ・・・し・・新八ィ・・」  
新八は舌を激しく動かして乳首を転がす。  
 
新八が神楽の乳首から顔を離した。  
すぐに神楽は新八に軽いキスをする。  
「新八、動くヨ」  
新八を見つめながら腰を上下に動かしだす神楽。同時に快楽が二人を支配しだした。  
「んんっ・・・」  
少しずつ、少しずつ・・・腰の動きを早くする。  
 
 
腰の動きが上下から回転に変わり、強い快楽が二人を支配していた。  
「し・・・新八ィ!」  
「神楽ちゃん・・!・・」  
二人は互いの名前を呼び合って喘いでいた。  
新八は神楽の腰に手を掴み腰を突き上げて、反対に神楽は腰を沈める。  
新八の男性器が、神楽の子宮口を突いていた。  
「新八・・・イっちゃう・・・」  
「神楽ちゃん・・・僕もイきそう・・・」  
「新八ィ!出して!中に出して!!」  
「え!?それはダ・・」  
「いいから!!新八になら、私なにされてもいいヨ!!」  
もうどうにでもなれと思った新八は腰を高くついた。  
「イク!!イっちゃうヨ!!イクぅッ!」  
体を突き上げるような快感が二人を襲った。  
同時に神楽の膣は強くしまる。  
「うあっ!!」  
新八は声を上げて神楽の中に射精した。  
「出てる・・・・あ・・・あついアル・・・」  
神楽は目を細めて気持ちよさそうに精液を子宮で受け止めていた。  
 
射精が終わると神楽は新八に倒れこみ、胸に顔を沈めた。  
「新八ィ・・・大好きヨ」  
神楽は呟く  
新八は無言で神楽の頭を優しく撫でる。その行動が神楽を落ち着かせる。  
 
「今日、わたし生理だったヨ」  
神楽が突然こんなことを言うもんだからお茶を飲んでいた新八はむせた。  
「ゲホッゲホッ・・・・どうしてそんなこと早く言わないの!」  
「気づいてなかったアル」  
新八はソファに座っていた神楽の隣に座りため息を付く。  
「どーしよ・・・中に出さなかったらよかった」  
「私、別に産んでも構わないネ」  
神楽は自分の顔を新八の肩に乗せる。  
「新八、これから私達ずっと一緒アル」  
神楽は呟いた。  
 
 
その後、新八はこれからできる子供を養う為に必死で仕事探しをしていたが、結局妊娠はしなかったと言う。  
 
 

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