「リュカ、念のために確認しておきたいのだが」
「どうしたんだよ改まって」
「君は同性愛者だとか、不能だとかそういった問題があるわけでは無いのだな?」
「いきなり何を言い出すんだよ君は……」
「以前も言ったように君がそういった事をしたいのならば私は受け入れるつもりだが、同じ家に住むようになってから暫く経つというのにその素振りさえ見せないのであれば心配の一つもしたくなるだろう。それに……」
「それに?」
「アリスともそういった行為はまだしていないようだし」
「だからなんで二人でそういう話をしてんだよ!」
「君は私とアリスの共有財産なのだから当然だろう?」
「あーそいやそーでしたねー」
「どちらを先に選んだとしても私達は気にしないぞ。……それともいっその事二人一緒の方がいいだろうか」
「当事者を無視して話を進めないでくれないか……」