「4年前はまだまだ生意気なガキだと思ってたが、しばらく見ない内に、それなりに女っぽい  
カラダつきになってるじゃねぇか――なぁ?桜野ぉ…」  
「っ、くぅ…み、見ないで、よ…」  
 
 節制とは無縁の脂ぎった肥満体を揺すり、その体格に比べると不釣りあいな程小さい、  
豆粒のような目から文字通り、舐めるような粘ついた視線で、タズサの裸体を眺め回し、口元を  
イヤらしく歪めながら、無防備に晒された、この美しい獲物を見下ろしてくる。  
   
4年前――  
 トリノ五輪の女子フィギュア種目の代表選考で、マスコミを利用してまで、執拗にタズサを代表から  
外そうとした男――矢島"元"日本スケート連盟副会長…だが、結果的に醜聞を暴露され地位を  
追われたのは矢島のほうだった。  
 
「桜野ぉ、お前さえ…お前さえいなければ、将来は会長職まで約束された俺がこんなにまで  
落ちぶれることはなかったんだ!」  
「な、何のことよ…」  
「ふざけるな!お前があの新田とか言うチンピラ記者を使って、俺を貶める記事を書かせたのは  
わかってるんだぞ!おかげで俺は職を追われ、カネを落としてきた企業から切られ、挙句に女房まで  
若い男と逃げ出す始末――」  
「知らない、知らないわよ、そんなの――」  
「しらばっくれるな!お前がそのチンピラの新田と、乳繰り合ってるのはわかってるんだ!」  
「い、ぎぃっ――い、痛ぁっ…痛いっ」  
 
もちろん、矢島の失脚にタズサは別に関わっておらず、新田の記事にしても事実である以上  
矢島の自業自得に過ぎないのだが、この場所でそんな正論が通るはずもなく、矢島は異様な怒気を放ちながら  
力任せにタズサの乳房を鷲掴みにする。  
 美しい柔肌に矢島のぶよぶよとした指が痛々しく食い込んでいく、タズサはその直接的な暴力に  
胸を触られる羞恥や嫌悪を感じるまもなく、端正な顔を苦痛に歪ませていた。  
 
「――何回くらいヤらせたんだ…?」  
「えっ…!?」  
「新田とか言うチンピラ相手に、何回くらい股を開いて、オイデオイデしたんだって聞いてるんだろ!」  
「なっ!?」  
「このクサレマンコで何回も、そのチンピラのチンポを咥え込んだんだろ?いかにもお前みたいな小娘が  
考えそうなことじゃねえかっ!」  
「そ、そんなこと、してる訳…ないわよっ――っ痛ぁぁっ!!」  
 
 乳房をわし掴みにしていた手が、不意に離れたかと思った直後、その無骨な指がタズサの秘唇に押し入り  
まだ潤いすらない、敏感な膣内を無慈悲にかき回していく。  
 
「あ、ぎぃいっ…痛い、あぐぅ痛い、痛いっ、痛ぁあぁ――っっ!!」  
「ウルセエっ!どーせチンポ咥え込んだら、ビチャビチャにマン汁たらすんだろーが、この淫乱ブタ!」  
 
 一滴の潤いもなく、指どころか生理用品すら挿入したことのない、完全な処女地の膣内を、無遠慮に  
かき回されるショックと苦痛は、胸を鷲掴みになれることとは比べ物にならないほどだった。  
 だが、そんな状況でもタズサは、目の前の男に自分が処女であることを明かし、許しを請う事だけは  
どうしても出来なかった。  
 
「ちっ、なかなか濡れてこねえ…上だけじゃなく、下の口まで生意気な…」  
「あ、ぐっ…ひ、ぎぃっ…!!」  
「…まあ、いい…とりあえず1回ハメるか」  
「あっ…!?」  
 
 かちゃかちゃとベルトを外す音がしたと思うと、矢島がズボンを脱ぎ捨て、その緩みきった肥満体で  
唯一、逞しいと呼べる隆々とそそり勃った肉棒を取り出し、タズサに突きつけてくる。  
 
「――っ!!?」  
「どうだ?新田とか言うチンピラの貧相なチンポとは比べ物にならないほどデカイだろう…コイツは  
俺の自慢でなぁ、どんな風俗嬢もヒィヒィ言わせてきたイチモツだ。もっとも、最近は女房に逃げられ  
風俗にもロクに行ってない分、お前には積年の恨みも込めて、たっぷり相手してもらうぜぇ…」  
「あ、あ、ぃ…ぁあぁ…――」  
 
 タズサが初めて目にした男性器は太さも大きさも赤子の腕ほどあり、処女のタズサにとっては  
その巨大な肉の凶器がヒクヒクと蠢くだけで、恐怖を覚えるのに充分だった。  
 
「おい、お前ら。この女の両脚を持ち上げて、開かせるんだ」  
「あぁっ!やだぁっ、放して、放してよぉっ!いや、いやあぁあぁぁ―――っ!!」  
 
 矢島が横でニヤニヤと様子を眺めていた男たちに命令すると、タズサの両脚を数人がかりで持ち上げ  
タズサが抵抗するまもなく、その両脚をほぼ真横に来るくらい開かせてしまう。  
フィギュアで鍛えた柔軟な身体は両脚を真横にくる位開いても何の抵抗もなく、皮肉にもまだ誰にも  
見せたことのない処女の秘唇を、タズサが知る限り最も下衆な男の目の前に惜しげもなく曝け出させていた。  
 
「フン、もっと使い込んでて真っ黒なビラビラマンコかと思ったんだが、意外にキレイじゃねえか」  
「――っ、み、見ないで…見ないでよ――ぃぎいぃぃっ!!」  
 
 ぴっちりと閉じられていた秘唇に、両手の指をねじ込み、文字通りこじ開けるように秘肉を押し広げていく  
指一本でもきつい膣内に、いきなり左右から4本の指がねじ込まれ、力任せに押し広げられて、タズサは  
もう苦痛とか羞恥とか嫌悪とか通り越して、何が何だかわからなくなるほど頭が混乱し、ただ獣のような  
悲鳴をあげることしか出来なくなってた  
 
「おい、ちょっとくらい濡らせよ。挿れたときチンポが引っ掛かっていたいだろうが…ちっ、まあツバでもいいか――」  
 
 矢島が口の中をもごもごさせたかと思うと、押し広げたタズサの秘唇目掛けて、ツバを吐きかける。  
 
(ツ…ツバ?いや、汚いっ!)  
 
ぴちゃりと膣内奥の敏感な粘膜に、不快な体液の感触を覚え、タズサはそのおぞましさに、全身を  
総毛立たせていた。  
 だが、そのことをいつまでも気にしている余裕は無かった。  
 
 いつの間にかタズサの目の前に矢島の脂ぎった醜い顔があり、タズサがその意味を理解するよりも先に  
秘唇を圧倒的な質量と熱を帯びた圧迫感が襲い、その直後に矢島の凶悪な肉の塊が、まるで削岩機のように  
タズサの文字通りの処女地を無理矢理押し広げて、削り落とすように侵入してくる。  
 
「あ、ぁあぁ…入って…入ってくる――私の――膣内に――…」  
「くっ、キツイな…おい、使いすぎてユルユルになってるよりマシだが、ちょっとは力抜け。奥まで  
入らないだろうが!」  
「――っ、ぎっ!あ゛ぁあぁぁっ!!さ、裂けるっ――い゛ぎ、ぃい゛痛ぁあぁあ゛ぁぁぁっ!!」  
 
 タズサの腰を掴み、子宮を突き破らんばかりの勢いで矢島が腰を突き上げた瞬間、それまでタズサの  
純潔を守っていた堤防は、矢島の凶悪な肉の凶器の前に、あっさりと引き裂かれ聖地への侵入を許してしまう。  
 
「おい、分かるか?桜野…いま、俺のチンポがお前の子宮を突付いてるのが…――待ってろ、お前の  
その子宮めがけて、たっぷりと精液をブチ撒けてやるからなぁ〜」  
「いっ!?やぁあぁぁぁっ!そ、それだけは…や、やめてよ!じょ、冗談でしょ!?やだ…やだ、  
やだあぁあぁぁぁ――っ!!――っん、んぶっ!?」  
 
 「膣内で射精される」その結果、目の前の醜い下衆男の子種を――それは、想像しただけでも、  
タズサの思考を絶望で真っ黒に染め上げるのに充分だった。  
 必死に抵抗しようにも、両手は吊り上げられ、両脚は複数の男たちに抱え上げれている状態では  
悲鳴を上げることくらいしか出来なかったが、そのタズサの唇を突然矢島のガマ蛙のような唇が塞いでしまう。  
 一瞬、何をされたのか理解できなかったタズサだったが、ナメクジのような舌が口内を這いまわり  
舌に絡まってきて、ヤニとアルコール臭の漂う、毒液のような唾液を口の中一杯に流し込まれた時  
タズサは、その喪ったモノを理解し、処女を引き裂かれても流さなかった涙をついに溢れさせてしまう。  
 
(う、あぁぁ…うそ…こんな――私のキス――ファースト…キスなのに…こんな――酷い――)  
「くくく、涙流すほど俺のチンポが気持ちいのか?えぇ?だが、お前のマンコはギチギチ締め付けるばかりで  
全然気持ちよくねえぞ。ダッチワイフやオナホールのほうが余程気のきいた動きをしてくれるぜ。  
まあ、精液吐き捨てるゴミ箱程度には使えるかもなぁ〜」  
 
 聞くに堪えないような矢島の罵声だったが、両手を塞がれているタズサには耳を塞ぐことも出来ず  
そして、矢島の腰の動きが直線的なものになり、膣内いっぱいにひろがる肉棒が徐々に熱を帯び  
亀頭のエラが広がっていく感触を覚えるにつれ、いよいよ『そのとき』が迫ってきているのを自覚し  
最早、矢島の罵声にいちいち反応する余裕も無くしてしまっていた。  
 
「うぉぉ、出るぞ…もうすぐお前のクサレマンコの中にたっぷり射精してやるからな。女房に逃げられ  
この数年、風俗にもロクに行ってないからな…たぁっぷりと、濃いのをブチ撒けてやる。一回や二回で  
済むと思うなよ…」  
「――ん、あ…あぁあぁ…や、いやぁああっぁぁ…中は…なかはぁあぁぁぁ―――っ!?」  
 
 矢島の激しい腰の動きが急に止まり、肉棒が震えた瞬間――沸騰したヘドロのような、熱い汚濁液が  
タズサの膣内――子宮奥深くまで――広がっていく。  
 
それはタズサの身体の奥まで穢された証でもあった…  
 
「うぉおぉっ、出すぞ。お前の腐れマンコの中に、また精液をたっぷりとなぁ――っ」  
「あ!?ゃあぁぁ、また…中に…」  
 
 矢島の奇声とタズサの小さな悲鳴が重なると同時に、矢島の肉棒がタズサの膣内で爆ぜ、その子宮  
奥深く目掛けて、白濁色の欲望の塊を吐き散らかしていく。  
 
 矢島の精力はその緩みきった体躯に反して、絶倫と評しても差し障りない程で、タズサの処女を  
踏みにじるように引き裂き、溢れかえるほどの精液をぶちまけた後もその怒張は衰えを見せず  
既に数回の射精を終えながらも、その精液はまるで固形のりを思わせる濃さがあり、タズサは敏感な  
子宮粘膜に叩きつけられるような、おぞましい膣内射精の感触を覚えるたびに、自分の鍛え抜かれた  
アスリートの身体がどんどんと腐り落ちていくような錯覚を覚えてしまう。  
「ん、ぶっ、んん〜〜〜、んん゛〜〜〜」  
 
 悲鳴を漏らし、拒絶の言葉を口にするタズサの唇を再び矢島の分厚い唇が塞ぎ、伸ばした舌で  
タズサの歯や歯茎を嘗め回し、ヤニと加齢臭の漂う唾液を流し込み、ひとしきり口内を凌辱し終えると、  
今度はタズサの顔に唾を吐きかけ、嫌悪感に歪むタズサの表情を楽しみながら、指先でその端正な顔に  
汚液を塗り広げていく。  
フィギュアスケート界ではリア、ガブリーに次ぐ自他共に認めるトップアスリートで、  
氷の上では無敵を誇っていたタズサだったが、こと性愛に関しては普通の少女を何ら変わるとこはなく  
とある理由から異性との恋愛に関して少なくない抵抗は持っているものの、少なくともここまで大切に  
守り抜いてきたファーストキスや処女を、ある意味タズサ自身が最も忌み嫌う類の男に滅茶苦茶に  
蹂躙されて平気でいられるような、超然とした神経は持ち合わせていなかった。  
 
「それにしても、お前のオマンコはギチギチ締め付けるばかりで、ちっとも気持ちよくならないな…」  
「何を…勝手…に――、ぅうあぅっ」  
「百億ドルの美少女だか何だか知らんが、マンコの具合はそこらの一発一万くらいの安売ビッチとか  
一個千円の使い捨てオナホール以下だな」  
 
 矢島が腰を振る度にぐちゅぐちゅとイヤらしい水音を立てていくが、そのほとんどは矢島自身が  
吐き散らかした精液で、タズサから分泌されたものは処女を突き破られた時の破瓜の血と、  
ごく僅かな愛液だけで、それほどまでに矢島の身体をタズサ自身が拒絶してるような状態だった。  
 
「まあ、どうせお前の価値なんてバンクーバーでの失態で暴落しちまったんだ、オマンコで  
チンポくわえ込んで精液吐き捨てさせる、ティッシュかゴミ箱程度の価値は持たせてやるから感謝しろよ」  
「う、ううぅ…」  
「そうそう、お前がバンクーバーでコロコロと無様に転ぶ姿を見て、俺は勃起したんだぜぇ〜  
ジャンプの度にすっ転んで、呆然と無様なステップを踏むお前を見てたら、それだけで射精しそうに  
なるほど興奮してきてな…ふふふ、思い出しただけで興奮してきたぜ」  
「あ、やあぁ…やだ、もう嫌ぁあぁっ!」  
「矢島さん…そろそろ、俺たちも…」  
「おう、待たせてすまんな。この一発がすんだら、このクソ女の便器穴で精液の処分するといいぜ」  
「さすが矢島さん。話が分かる!」  
「というわけで、タズサちゃん。とりあえずこの後は俺らの精液処理の相手をヨロシクね♪」  
「…そうそう、桜野タズサの記念すべき陵辱シーンだからな、しっかりと記録映像を撮っておけよ」  
「わかってますって」  
「映…像?何、コレ…カメラ…?撮ってるの?なに…を…や…やめ…やあぁああぁぁっ!撮らないで!  
そんなとこ、撮らないでよっ!」  
「おいおい、さっきからカメラ回ってたのに気付いてなかったのかよw下半身丸出しの腰フリダンスも  
オマンコ丸出しの大股開きも、矢島さんに処女を犯されたとこもしっかり撮ってあるぜぇ〜  
何なら後で無修正の映像を見せてやろうか?」  
「あ、ああぁ…」  
「とりあえず次は『桜野タズサ、朝まで生中出し』ってことで、タズサさんのトップアスリートとしての  
持久力を見せてもらいましょうか」  
「矢島さんほどじゃないにしても、俺らも結構溜まってるから、ひとり3回は軽くできるよ」  
「じょ、冗談…でしょ…」  
「何言ってるんですか。矢島さんの言うとおり、貴女の価値なんて、もう使い捨てのオナホール以下  
しかないのですよ」  
「頑張ればザーメン吐き捨てるゴミ箱か、精液垂れ流しの小便器くらいにはなれるかもな〜」  
「『100億ドルの美少女』も、いまは『精液処理の便器女』かよw」  
「ヒャハハ、オトコ経験いきなりふたケタで名実ともに糞ビッチ確定だなw」  
「人数だけならあっというまに3ケタの大台に乗りそうだしなぁ」  
 
 タズサの常識を超えた彼らのもの言いに、タズサはいつもの毒舌を吐くことも出来ず、  
ただ間抜けなくらいに口をパクパクと動かすくらいしか出来なかった。  
 都合五回目の射精を終え、ようやく矢島がタズサの身体から離れたが、最早タズサにぐったりと  
だらしなく開いた脚を閉じ合わせる気力も体力もなく、無残にもぽっかりと開かされた花びらからは  
矢島が子宮奥に吐き散らかした精液が、こぽこぽと泡を立てて垂れ落ちてきていた。  
 
 ・  
・  
・  
 
 矢島に犯されたあと、さらに周りにいた男たちにも代わるがわるに犯され、身体の中もドロドロの  
精液まみれになるまで凌辱されたタズサは、その後"フリー演技で既定の点数を満たして見せれば  
解放してやる"という言葉にかすかな望みをつないで、氷上を滑っていた。  
 
(こんな格好で演技させるなんて…)  
 
 タズサが羞恥と屈辱に耐えながら、男たちに着せ替え人形のように無理やり着せられた衣装は、  
淡いブルーのレオタードにスカート状のフリル飾りのついた一見オーソドックスなフィギュアスケートの  
衣装にも見えたが、実際に身につけてみるとそのサイズはタズサの身体より一回り小さく、身体の各部…  
特に股間の敏感な柔肉をきりきりと締めあげていた。そしてその薄手のレオタードを、歪に膨らませ  
タズサの身体を不当な刺激で蝕んでいるのが、乳首に張り付けられた小型のローターと秘唇に捻じ込まれた、  
極太のディルドーだった。  
 
"ヴヴヴヴwww""ヴィン、ヴィン…"  
「う、あぁっ!?」  
 
 タズサがステップを組み替えたり、ジャンプを踏み切ろうとするたびに、ローターが震えディルドーが蠢く。  
そんな状態でまともに演技などできるはずもなく、無様に転倒を繰り返すタズサ。それはさながらバンクーバーの  
悪夢を再現してるかのようで、いまタズサの演技を見下ろす嘲笑と下卑た視線はその時以上だった。  
 
そして――タズサがほとんどポイントを取ることも出来ないまま、規定の時間は過ぎてしまっていた。  
 
「こんな…事…」  
「――ったく、何べん転んでんだか…」  
「要素点も構成点もゼロなんじゃねーの」  
「バイブがキモチ良すぎて、腰が抜けたんだろww」  
「淫乱メス豚の桜野じゃあ、仕方がないかぁ」  
 
 男たちがまともに演技させる気がないことくらいタズサにもわかっていたが、それでも氷の上なら何とかなる  
少なくとも男達の下品な笑い顔を引きつらせるくらいのことは出来ると思っていたが…結果はより悲惨なものだった。  
 
 タズサのプライドはもうボロボロだった。  
 体を好き勝手に凌辱されただけで終わらず、タズサのフィギュア競技に対する真摯な思いまでも土足で  
踏みにじられたような気分で、その結果何もできなかった自分にタズサはもう、反撃する気力も無かった。  
 
「それでは、敗者の桜野さんには罰ゲームをして貰いましょうか」  
 
――もう、好きにすればいい――  
 
 男たちの楽しそうな声を聞きながら、半ば自暴自棄の気持ちでそんなことを思っていたタズサだったが  
その考えがどれだけ甘かったのかを、そのすぐ後で思い知らされてしまう。  
 
「やだぁっ!放して!ヘンなトコ触らないでよぉっ、助けてよぉ秀吾君――お姉ちゃん――」  
「やめろぉっ!ヨーコに触るなぁっ!!何なんだよ、お前ら」  
 
 男たちに引き立てられるように、悲鳴と怒号を上げるひと組のカップルが連れてこられる。  
その顔をタズサが見間違えるはずもなかった…自分の妹――桜野ヨーコとその恋人の秀吾少年の顔を…  
 
「…ヨーコ…ちゃん…?――何で…どうして――」  
「度重なるお前の不始末に、妹にも責任とってもらおうと思ってな」  
「そんな――妹は…ヨーコちゃんは関係ないでしょ!」  
「『関係ない』?いやいや、十分に関係ありますよ。だいたい無様な負け犬で『公衆精液便所』の貴女が  
どんな責任とれるっていうのですか?」  
「いい加減に――」  
 
「――タズ…サ…?」  
「――…っ!?」  
 
 思わず声を張り上げたタズサの存在にヨーコが気付く。敬愛する姉のその姿は、ヨーコが思わず目を逸らして  
しまいそうになるほど無残なものだった。  
 明らかにサイズの違うレオタード…その薄い生地の胸の部分を不自然に盛り上げている、小さなローター  
股布を捩じらせながら蠢く、極太のディルドー…  
 そんな自分の姿を、少しでも妹の目から隠そうとするが、周りにいた男たちはそれを許さず、ますます見せつけるように  
身体を抑え込んでしまう。  
 
「ホラ、よっ!感動の姉妹ご対面の場面なんだから、隠すなよ〜」  
「ヨーコちゃ〜ん、お姉ちゃんスゴイんだよ。今日だけで十数人のオトコのチンポを咥え込んで、全員に  
ナカ出しされちゃったんだよ〜」  
「いやあぁぁああぁぁ、タズサぁっ!!」  
「ま、待って…ヨーコは…妹はまだ13歳なのよ!好きあってる恋人だっているのよ…お願い…お願いだから  
それだけは――」  
「へぇ…妹ちゃん、13歳だったんだ。どーりでまだまだコドモっぽい身体だと思ったよ…」  
「でも、まあ…ちゃんと生理は来てるんでしょ?だったら、大丈夫。ちゃんとチンポ咥え込める身体になってるからw」  
「案外カレシともう、ズコバコヤリまくってるかもなw」  
「ソコのトコどうなの?ヨーコちゃ〜んww」  
「いやあぁあぁぁっ」  
「お前ら、いい加減にしろよっ!!」  
 
 男たちの卑猥な軽口に水を差すように秀吾の怒声が響き渡る。少年らしい、純粋な正義感に満ちたその声は  
周りの男たちを不機嫌にするには十分だった。  
 
「おい…なんで男の方まで連れてきたんだよ…」  
「面白そうだから私が『連れて来い』って言ってたんだよ」  
「矢島さんが?どういうことですか…」  
「なに、直ぐにわかるさ…それにしても、桜野の妹は桜野以上に貧相な身体だな。まあ、まだ13歳じゃあ仕方ないか」  
「イヤ、イヤアァァッ!やだ、触らないでよ!この変態!チカン!」  
「ははは、何時までそんな口が利けるか愉しみだなぁ〜」  
 
 男たちに連れてこられたヨーコを矢島は背後から抱きよせると、その発育途上の華奢な身体を脂ぎった手で  
全身を撫でまわし、タズサをさんざん凌辱したにもかかわらず、硬く膨らんだズボンの股間を、ヨーコの尻や  
背中に擦りつけるように腰を振ると、その異様な感触にヨーコはたまらず悲鳴をあげ、嫌悪と拒絶を訴えかける。  
 
「やめてっ、それ以上ヨーコちゃんに酷いことしないで!」  
「やめろぉ!ヨーコから手を離せ!」  
 
 ヨーコの悲鳴に反応するように、タズサと秀吾も悲痛な声を上げる。だが、そんな訴えも矢島が受け入れるはずもなく  
二人に見せつけるように、ますます露骨にヨーコの未熟な身体をまさぐっていく。  
 
「おい坊主。このガキとはもうヤったのか?」  
「なっ!?何の事だよっ」  
「とぼけんなよ。このガキのマンコにお前の貧相な包茎チンポを挿れたのか?って聞いてるんだよ」  
「そ、そんなことするワケないだろ!ヨーコはまだ13歳なんだぞ!」  
「13歳だろうがなんだろうが、マンコがついていればチンポを挿れない理由はないだろ…ま、お前がさんざん  
センズリこいて想像してた、可愛い彼女のオマンコはこの俺が頂かせて貰うから、そこでじっくり見てるんだな」  
「いやぁっ!いやああぁあぁ!!ソコは…ソコはダメェエェェッ!!」  
 
 矢島の手がヨーコの短いスカートの中に潜り込むと、まだだれの手にも触れさせたことのない可憐な花弁を  
ショーツごしに無造作に擦りあげ、その敏感な柔肉を捩れたショーツの隙間から直接触られると、ヨーコはもう  
半狂乱になって泣き叫んでしまう。  
 
「ああぁ、ヨーコちゃん!やめて!お願いだから、もうやめて!!」  
「ヨーコ!ヨーコ!!畜生!!ヨーコから手を離せ、離せぇぇえぇぇ!!!」  
 
 あまりに無残な光景に二人もまた、ヨーコに負けないくらいの大声で叫び、抗おうとするが、両手を後ろ手に  
手錠をかけられ、複数の男たちに押さえ込まれていてはどうすることも出来なかった。  
 
「おい、坊主。そんなにこのガキの処女が惜しいのか?」  
「そ、そんなのじゃねえよ!」  
「カッコつけるなよwお前みたいな坊主が女とヤリまくることを考えてないワケがないだろ…ま、でも考えて  
やってもいいんだぜ。俺の好みは、どっちかというと至藤響子みたいな肉付きのイイ女だしなぁ…お前が桜野タズサを  
無理やり犯すことが出来たら考えてやってもイイぜ」  
「そんな事、できるわけないだろ!」  
「だったら、そこで彼女の処女が犯されるところを、指くわえて見てるんだな…おい、桜野の妹。お前の彼氏は  
お前が犯されるのは平気だけど、自分が桜野を犯すのはイヤなんだってさ…」  
「ち、違う!ヨーコ、違うんだ!」  
 
 少年らしい潔癖さから、矢島の要求を拒絶した秀吾だったが、もちろんヨーコを見捨てるつもりはなく、  
ヨーコもまたそのことは十分に理解していた。そしてそんな二人に覚悟を決めたようにタズサがつぶやく…  
 
「いいわ、秀ちゃん…好きにして…」  
 
 桜野姉妹の淫惨な宴が今始まろうとしていた――  
 
(つづく)  

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