「んぅ…………んちゅ……んはぁ」
久々に来たリアの豪邸で私たちはキスをしながら抱き合っていた。
このキングサイズの極上ベッドも以前と同じく私たちを優しく包んでくれる。
「フフ、リアの此処、相変わらずツルツルで素敵…………」
右手でリアの口に奉仕させ、逆手では赤子のような秘所をなぞる。
これぞ極楽、最高のバカンスね。
「ねぇ、タズサ……ひ……ァ……こっちでは……ンぅ……いつ……するの?」
小さなお豆に擦れるたびにリアの佳音が小さく響く。
「なぁに。お尻じゃ不満?」
一年以上こうした関係が続いているけど、神の作った一本の縦すじが開かれることは未だない。
「そうじゃ……ない、けど」
それは本当。
私に嘘なんてつかないし私が一年もかけてお尻だけでイっちゃうようにしてあげた。
「ただ……もっとタズサと気持ちよくなりたいの…………ガブリエラみたいに」
……嬉しいこと言ってくれるじゃない。
「そういえばガブリーは?」
さっきまでこの場にいたんだけど……
訝しく思っているとリアが「した」と指さした。
ベッドのふちまで行ってみると(ホント大きいわ)下でガブリーが転がっていた。
「どうしたのッ、しっかりしてガブリー!」
返事がない。微かなうめき声が聞こえるだけ。
そして俯せのままヒクヒクと体が痙攣していた。
「ど、どうしよ。とりあえず病院に…………」
その時、ポン、ポンと控えめな肩の震え。
リアが呼んでいた。
「どうしたの? ああこっちも大変なのよ、ガブリーが──」
「タズサ…………すぃっち」
そう言われてやっと気がついた。言われるままに急いで切る。
「……ふぅ」
自分で仕掛けておいてすっかり忘れていたわ。まったくリアの躰は小さいのに妖魔的だわ。
痙攣の収まったガブリーを仰向けにころがすと、口に嵌った穴あきボールを抜いてあげる。
顎の下はよだれのせいでいやらしくテラテラと濡れている。
「タ……ズサぁ二時間我慢したわ。そろそろ…………」
もうそんなに経ったのね。リアったら……麻薬みたいな躰なんだから。
私はベッドの外に足を投げ出した。先の約束どおりご褒美を上げるために。
ガブリーは嬉々として私の右足の指を舐りはじめた。
左足でガブリーのお尻からシッポ型のコードを引き抜く。
さっきまで彼女の肛内で震えていたものがポトリと落ちる。
名残惜しそうに顔をゆがめた彼女はそれでも足指を舐り続ける。
「ねぇタズサ……そろそろコレを外してもらえない? 私……もう…………」
リアと違いまだ後ろだけでは絶頂に至れないガブリーにとって、
2時間のアナル責めと前を弄れない、というのは焦らし以外の何物でもないでしょうね。
「早く……前みたいに、私のおまんこ……双頭バイブで貫いてよぉ…………タズサぁ……」
長い間絶頂寸前で待たされて羞恥心が無くなっているのかしら。
そろそろシてあげようと思ったけど……
「……やっぱりやーめた」
足を戻しながら呟いた。途端にガブリーの表情が青ざめて悲痛なものに変わる。
「そんな…………頑張ったのに、なんで……」
「聖女がおまんこなんて卑猥なおねだりしちゃあ駄目でしょう? もっと清楚でなきゃね」
「だって、タズサがこんな風に私を……」
あら、責任転嫁。
「でも最初にして欲しいっていったのは貴女よね?
私に処女膜を貫いてください、っておねだりしたのは何処の聖女様?」
パクパクと口を開けていたが反論できないのか彼女の声帯が震動することはなかった。
抜いたバイブをもう一度彼女の菊門へと。また快楽地獄に逆戻り。
「口答えしたからあと1時間そのままね」
泣きそうなガブリーをよそに私はベッドで暇を持て余している不満顔のリアの所へと舞戻っていった。