翌日私たちは都市部へと足を運んだ。  
距離があるため休暇中のジョンさんを引っ張り出すのが少々心苦しかったけど、快く了承  
してくれた。  
「良かった」  
 ただ彼はそうとだけ言った。  
私たちの姿を見るなり胸を撫で下ろしたようだった。  
 デートはあの決裂の日以来だったけど、幸いリアは別段意識していないみたい。  
ともあれ久しぶりのデート。  
今までのそれとは意味合いが違うため気恥ずかしく、そのため誠に不本意ながらも変装す  
ることと相成った。  
かくして世界一美しい田舎娘になった私たち。  
この内面の溢れんばかりのオーラが変装程度で抑えられるなんて万に一つくらいにしか思  
ってなかったけど……うぅん、案外見つからないものね。  
 私たちは本や服なんかを見に行って色々な物を買った。  
特におもちゃはリアが気に入って大量に買い漁り、値段が凄いことになってた。  
……ま、物が物だし。特にああ言う系統のものは……ねぇ?  
店のおじさんもサービスしてくれたし、まあいっか。  
 そのまま外で食事をとってお城に戻ったのが九時。  
ジョンさんが帰ったので当然この巨大な住居には二人きり。  
私たちはとる物もとらず部屋へと向かった。  
だってあんな潤んだ目で見られちゃね。  
……まったく……たった一日でエッチになっちゃってまぁ。  
 
 ベッドの上で二人。  
リアは座る私の膝上に背を向けもたれ掛かるように腰を下ろしている。  
彼女が見ているのは今日買ったばかりの本。  
しかしそれはただの本ではなく  
「タズサ、これなに?」  
 こちらを見上げながら訪ねてくる。  
「これはね。えっちの勉強をするための本なのよ」  
 モチロン嘘。  
ほんとは……その……まあ、い、いかがわしい本なんだけど、ただ一つ普通でないのは女  
の人しか出ていないって言うこと。  
男なんてものがたとえ間接的であっても私たちの間にはいることに我慢がならないし許さ  
れない。  
買う前に確認したのでそのあたりは抜かりないわ。  
 リアがパラパラと本をめくっている…………のだけれど。  
うゎ、結構きついなぁこれ。って、ぇえ!? こ、こんなことまで……  
自分で選んどいてなんだけど、こんなにハードだとは……  
し、仕方ないじゃない。だって男が出てるかどうか気にしすぎてそんなことまで頭が回ら  
なかったし…………何より一刻も早く立ち去りたかったのよっ!!  
ロシア語何かいてあるか分かんないし。  
「タズサ、この人、ひとのおしっこ飲んでる」  
「え? あぁ…………そう、ね。でもまだリアにはちょーーーっと早いかな」  
 流石に私もそこまではね。  
「…………そう」  
 な、なんか残念そうにも見えるんだけど、き、気のせいよね、うん。  
「あ、そうそう。今日買ったばかりの服着てみよう……ね?」  
 そう、今日手に入れたリアのための黒いドレス。  
なんかヒラヒラしたのが無駄に多くついてある。  
彼女が着替えているとき私はその一挙一投足を凝視していることをリアから指摘された。  
それはビスクドールが行っているように感じたから、つい眼がいってしまっただけ。  
女としてそれがちょっとだけ、ほんのちょっぴり悔しかったけど。  
 彼女がドール?  
いやちがう。例え外見そうであっても彼女は……  
 
「タズサ?」  
 はっ、と。  
気づくと目の前には仔猫のように小さく愛らしい少女がいた。  
これから始まる舞踏会のために王子様を待っている。  
まるでシンデレラのようであったので私はちょっぴり吹き出してしまった。  
それが彼女を心配させてしまったらしく  
「似合ってない?」  
 と、不安そうに聞いてきた。  
あわてて自分の思っていたことを伝えると、少しだけ不機嫌になった。  
思い出しちゃったか。あの時のことを。  
言いたくなかったんだけど、あんな顔をされた以上、まぁ仕方ないでしょ。  
だからずるいかな、と思いながらもキスをした。  
私の舌に蹂躙されるとともに、リアの顔の柔肌は赤く上気し、その吐息は甘い物へと変わ  
っていった。  
突然の行為とその快感に、ぼぅっとしている隙に舌を取り出し、手早く着替える。  
……流石に同じドレスでは分が悪いので、ネグリジェに。  
白い生地に胸のところにはピンクのリボンがついていて、肩紐は黒。  
こっちもフリフリしてるけどまぁリアのとは比べるまでもなく少ないし、何とかかぶらず  
には済むかな。  
「タ……ズ、サぁ」  
 声に目を向けるとそこにはすっかり発情しきった雌仔猫がいた。  
「もう、しようがないんだから」  
 更にどうしようもない私がそう言った。  
 
 舌の根も乾かぬうちにキスを繰り返す。  
お互いの舌がナメクジのようにネットリと口内を這いまわる。  
「ぅん……ちゅっ、んはぁ……んむ…………あ、んぅ」  
 私の舌がリアの歯をなぞり、リアのはこちらのほほ肉を這いずり回る。  
欲深にもリアは自分の秘所を私のふとももに擦り付けてくる。  
「ふふ、エッチねリア。昨日が初めてだったのに……もう自分からおねだり?」  
「だって……タズ、サ…、ぁ……ん…………気持ちいいから……」  
「ドレスの裾がよごれちゃうわよ。それに下着も」  
「大丈夫……」  
 そう言うとリアはドレスの裾を持ち上げると口に咥えた。  
そして其処にはあるべき物がない。  
「……履いてないから」  
(あ、この子ったらじかに自分の陰核を擦り付けてきてるよぉ)  
そんなに弄って欲しいなら  
「ゃん!!」  
(望みどおりにしてあげるわね)  
「ぁ……んぅっ…………ひァッ!!」  
 皮を剥いて少し強めに捻りあげる。  
それだけでリアの嬌声がいっそう高まった。  
元々高めの声がソプラノの歌声へと変わっていくのを私は彼女の乳首を舌で転がしながら  
聞いている。  
「ほぉらリア。上と下……両方硬くなっちゃったよ」  
 リアは息も絶え絶えになっている。  
「う、ん……わ、かる、よ……ぅん、あッ!!」  
 ベッドに押し倒すと上にいる私が更なる責めを展開させる。  
昨日でこの子の弱いところは大方掴んだからどこが感じるのかもお見通し。  
その経験に従ってリアの躰を弄くると可愛い声が上がったり下がったり、まるで歌を歌う  
ようにリアはよがっている。  
(う〜ん。でもなぁ、この子ったら恥ずかしがらないのよね。もっと羞恥に染まって耐え  
られないような…………そんな顔を見たいんだけど……)  
何とかならないかしら。  
考えているあいだにも手と口は動きリアを絶頂へと導く。  
次第にその声は掠れていき……そして…………  
「そうだわッ!!」  
 すべてを止めた。  
 
 深い所へイこうとしていたリアはガクガク躰を揺すりながらも結局絶頂には達せなかっ  
たようだ  
「ああッッ!!! ぁぁああアアアアっっっ!!!」  
 彼女には到底似つかわしくない激情の声をあげながらも恨みがましそうに睨んでくるそ  
の眼を見ればイけなかったのは歴然としている。  
「……っ…………し、て」  
 どうして。  
そう訪ねてくるリアの眼は怒っているようにも泣いているようにも見えた。  
その剥き出しの感情がどこか可愛くて、だからついつい意地悪をしたくなっちゃう。  
シンデレラの姉のように。  
「イキたい?」  
 哀れな灰被り姫は首を縦に振るしかない。  
「それじゃあ私の言うことを聞いてね」  
 強引に決めると彼女の耳元に指令を持って行く。  
それを聞き終えたリアはしばらく迷っていたが結局禁断の果実には勝てなかった。  
 
 ベッドに仰向けになり幽霊のような手のかたち。  
どうやらこれで犬のつもりらしいけど。  
「リア。全然出来ていないわ。細かいところまでなりきるのは演技の基本でしょ」  
 やはり恥ずかしさはあるらしくちゃんとやろうとはしない。  
(もうちょっとなんだけどなあ。もう少し何とかすればリアの羞恥に染まる顔が……)  
けれどこのままじゃ埒が明かない。  
「仕方ないわ。じゃああと一つだけ」  
 不安そうなリアに向かって話す。  
「舌を出しておねだりするの。こうすればより犬っぽく見えるでしょ」  
 流石にすぐに実行するとは思えない。  
案の定リアは首を横に振った。  
そうくるのは想定の範囲内、ってね。  
「……そっか」  
 白々しく心悲しい顔と声を作る。  
「それじゃ今日はこれまでね。といっても明日には日本に帰るから……残念だけどこれで  
お仕舞い」  
 ピク、と彼女の肩が震える。  
よし、手応えアリ。もう少しよ私。  
我が事ながらよくできてると思う。  
引退したら女優業に転身しよっかな、キャンディみたく。  
 とどめを刺そうかと口を開こうとしたけど先に開いたのは彼女の方だった。  
懸命に舌を出そうとしているけどプライドがそれを邪魔してるみたい。  
ま、そう簡単に崩れる矜恃ってのもそれはそれでどうかと思うけれど。  
しかし一分二分とたっても彼女の可憐な舌先は一向にその姿を見せない。  
こうなりゃ気の長い私も我慢ならなくなってくるってものよッ。  
だから私は……  
 
「もうッ、焦れったいんだから!!」  
 接吻をしてあげる。  
それは舌を取り出すためだけのもの。  
抵抗していたけど私に勝てるわけ無いじゃない。  
最後には大人しくなり、為すがままとなった。  
 彼女の舌をひきずり出して眼を見ると、向こうはこちらを見ようとはしなかった。  
視線を右へと逸らし、舌を出したまま恥ずかしそうに俯いている。  
(コレよッ、私が見たかったのは)  
いけないいけない。あんまり可愛すぎて涎が……  
シンデレラの姉は消え去って今度は赤ずきんちゃんのオオカミが私の中に具現化する。  
早く食べちゃいたくてウズウズしているわ。  
 けど、だぁめ。我慢は最高の調味料ってね。  
「そのまま口を開いててね」  
私は口内から分泌された液体をリアの口の上に持って行くとそのまま……  
──落とした。  
5,60センチの間、外気に触れた唾液はリアの口に吸い込まれる。  
「飲んじゃ駄目よ。おあずけ……ね?」  
 言い放つと私は次々と同じような行為をする。  
あまりにその姿が可愛いので唾液の分泌には事欠かない。  
何回も繰り返し、もういいかなと思った私は最後に要求する。  
 
「口の中のもの……私に見せて?」  
 おずおずとリアは舌を引っ込めるとその上にタップリと口内で熟された唾液を私に見せ  
てくれた。  
私はこのときのリアの顔を生涯忘れない。  
そしてそのために用意しておいたデジタルカメラでその痴態を撮影した。  
ドレスが半分脱がされているから余計えっちに見える。  
勿論その硬く勃起した二つの苺もフィルムに収める。  
あ、無いんだっけフィルムは。  
うん、高かっただけあって綺麗にとれてるわ。  
「……やめてぇ」  
 そう言いたげな彼女の瞳は潤んでいる。  
しかし口に溜まった物のお蔭で言葉となって空気を震わせることはない。  
(……律儀ね)  
そしてそれが彼女の良いところ。  
「もういいわよ、飲んでも」  
 彼女は液体を飲み干していく。  
上を向いているせいか一度には飲み込めないようで少しずつ味わうように嚥下していった。  
「……ッはっ!!」  
 一分もかかって漸く飲み終えるとむくれるとばかり思っていたが出てきたのは予想とは  
違った言葉だった。  
 
「タズサぁ……わたし頑張ったよ。ごほぉび、ちょうだい?」  
 
 その言葉を聞いた途端、電気みたいな言い様の無いものが背中にゾクゾクと奔った。  
私はリアを抱きしめるとリアにご褒美を上げるべくこのあと四時間にも及ぶ行為の序章を  
開始した。  
 
 
……ち・な・み・に  
行為の後そのまま裸で抱き合いながら眠っちゃった私たちを女性(23)が起こしに来る  
まであと少し。  
……………………戻ってきたすべての使用人たちに伝わるのは一時間とかからなかった。  
 

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