タズサ
「あ〜ァ、初日だっていうのにガラガラ。さすがの私でもちょっとショックうけちゃうな。」
「君、一人なのね。朝早くからありがとう。525さんっていうの。映画面白い?…、そう?迫真の芝居でしょ?」
「TVの時より時間あったから、いろいろ試してみたの…。」
「うん。わかるって…?うれしー!」
「不思議だな。君となら素直な気持ちで話せちゃう。」
「……。そうだ。じゃあ、お客さん第一号の君に特別にプレゼント。」
「あ、いいのよ。そのまま映画見てて。」
「ええっと、コレ!あの…、おくち…。大丈夫よね。嫌いじゃないわよね?」
「気持ち悪かったら遠慮しないで言ってね。」
「…、よし、大丈夫か!じゃあ、タズサ様の初挑戦。がんばっちゃうぞ!」
(誰も見てないから平気よね。)
「ジッパー下ろすね。」
ジーッ。
「…。失礼します…。」
「……………………。」
チュッ!
はむはむっ。…クチュ!
夢見心地中。
「気もひ、いいれすか…?(れろップ!、れろっぷ…。じゅぷルルルルル…。)」